塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チョン・テセという名の個性

2011-09-04 23:21:21 | 日記
 率直に言いまして、僕は

 「チョン・テセ」

 の事が好きですね。

 正直彼は「男前」ではありません。

 でも国家斉唱で泣いてしまうように、彼の祖国への思いには本当に頭が下がりますし、何
より僕たち日本人に見られがちな

 「集団で行動する事」

 に対し、彼は批判はしないけれども、そのような態度をとっているフシは見当たりません
しね。

 以前にも述べましたが、彼のインタビューは本当に面白いですね。

 彼は体裁を取り繕う形で質問に答えていませんし、自分の言葉を懸命に紡ぎながら、今の
心情を伝えている。

 そこが心底凄いと思う点です。

 やべっちFCの中で、趣味の「DJ」姿を披露した時は

 「日本人選手には決して出来ない芸当だ。」

 と痛感しました。

 部屋に記者を招いて談笑する日本人選手はいるかもしれませんが、あれほどおおらかに自分
の趣味や心情を伝えられる選手は、非常に希だといえますし、チョン・テセはきっと

 「ピッチの上での姿もプロ。
  ならば私生活でもプロの姿を見せるべき。」

 と考えているのではないでしょうか?

 以前はよく

 「チョン・テセが日本人だったら良かったのに。」

 と囁かれたものですが、彼の選択肢には「帰化」という言葉はなかったはずです。

 逆に北朝鮮代表のエースが、僕たち以上にサッカーのことを考え、日本での日々を忘れてい
ないことに、感謝すべきだと思います。
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気質の違いを肌で感じる

2011-09-04 21:58:08 | 日記
 先日の日本対北朝鮮との一戦、北朝鮮の方々は

 「ブラスバンド」
 「大型フラッグ」

 など、6年半ぶりに来日した自国の代表を懸命に支えていました。

 同時に

 「日本にはこんなに沢山の北朝鮮の方が住んでいるのだなあ。」

 と、自分の無知を恥じる次第でした。

 日本と北朝鮮の折り合いが悪い事は周知の事実です。

 一昔前は韓国との兼ね合いも常に懸念されていましたが、今では随分とその間柄は良好
となりました、1993年に

 「ノ・ジュンユン」

 がサンフレッチェ広島と契約した際は

 「売国奴」

 と韓国のファンから罵られ、随分心を痛めたと聞きましたが、今では韓国籍の選手はJリー
グで不可欠な存在になりましたし、移籍した選手を罵る関係者もいないはずです。

 日本からも前園真聖、高原直泰などがKリーグでプレイしましたし、やはり

 「政治がらみ」

 事柄が解消されると、交流がしやすくなりますね。

 僕より上の世代は

 「朝鮮人」

 といいがちですが、僕はこの言い方、もう止めた方が良いと思います。

 日常生活の中ではやはり乱暴な言葉遣いで摩擦を起こしても仕方ありませんしから、考え
直すべきだと考えます。

 確かに韓国、中国の方は僕たちには無い

 「押しの強さ」
 「まずは自己主張、他人との調和は二の次」

 という意識が感じ取れますし、実際に僕も店で痛感する事はあります。

 でもこうした意識の違いを肌で感じる事が、僕たちにが少ない気がしますし、海外に進出
した日本の選手たちはこの点を考慮しているはずです。
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サッカーブランドの今後

2011-09-04 00:24:13 | 日記
 コンプレッション肌着で知られる

 「アンダーアーマー」

 が昨今、NBAとNFLへの進出が話題となっています。

 僕は今後アンダーアーマーがサッカーの世界に進出するのは時間の問題だと思いますし、
中国の

 「リーニン」

 も今後その動向が注目されるはずです。

 サッカーは世界規模で人気がありますから、アディダスやプーマのような「古参」で
無くとも、シェアを得ることが可能な、稀有な競技だと思います。

 アンブロのように

 「フトットボール・オンリー」

 という題目を唱えることができるのも、それだけ競技人口が多いことの証明ですし、他の
競技の商品を開発しなくとも、ナイキの傘下とは言え、充分採算がとれるのでしょうね。

 日本では

 「ランニング・シューズ」

 の代名詞として知られるニューバランスも、90年代前半はサッカー市場を意識していて、
ブライアン・ロブソンをサポートしていた時期があります。

 また最近その名前を聞かなくなった

 「クロノス」
 「フィラ」
 「ランゼラ」

 なども、今後新たな展開があるかもしれませんし、バスケットシューズに見られるような

 「復刻品」

 という手法で、再び市場に復帰する可能性も無くは無いと思うのです。

 これだけ男女問わず、ワールドカップや各国リーグが注目を集めれば、スポーツブランド
がサッカーを無視できるはずがありません。

 今後もブランドの競争は果てしなく続くでしょうし、新規参入のブランドも増えると予測
します。
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育てながら勝つ難しさ

2011-09-04 00:14:07 | 日記
 故障でタシケントには帯同しない中村憲剛の代役に、ザッケローニ監督はアントラーズ
の増田誓志を指名しました。

 ザッケローニ監督には、この3次予選、勝つだけでなく

 「育てながら勝つ」

 というふ、相反するふたつの命題に取り組まねばなりません。

 岡田監督は2009年の最終予選を、ほぼ固定された選手で戦いましたが、それでも
FW岡崎、DF長友をはじめ新戦力を抜擢しました。

 ザッケローニ監督も、北朝鮮戦で起用した清武とハーフナー・マイク以外の

 「旬の選手」

 を巧みに取りいれながら予選に挑むべきでしょうし、例えば細貝のように

 「守備固め」

 が基本で出番が限られているような選手を、ゆとりがある際は先発で起用し、予選に
慣らしておく必要があるはずです。

 ザッケローニ監督も、昨日の北朝鮮戦がワールドカップ予選の

 「初陣」

 でした。

 試合中のしかめ面を見ていると、FIFAランキングが反映しているほど、楽な戦い
が無いことを改めて感じたでしょうし、監督自身出向いた事がないであろう

 「中央アジア」

 への道のりが、勝利を得た事で幾分スムーズになったと感じていると思います。

 よほどのことが無い限り日本は間違いなく最終予選に進出するでしょうが、怪我人の
多さを踏まえると、今後の代表召集で地力を深めたいところです。
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