塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今振り返る佐々木監督の言動

2011-09-26 23:20:33 | 日記
 なでしこの佐々木監督も、代表の風通しには大変気を使っていると思います。

 まず男子と女子では体の作りは当然ですが、思考にだって大きな隔たりがあります。

 ですからその点を考慮して、選手達への指示や部屋割りを決めているものと僕は思うの
です。

 佐々木監督は先の五輪予選終了後、選手達全てに対しての労いの言葉を、テレビカメラ
に向けて発しました。

 当然監督は選手に対して、真正面から祝福の言葉をかけているはずです。

 でもそれでは選手達の所属クラブや、関係者とファンには伝わりませんよね。

 ですから

 「間接的」

 ではありますが、祝福と労いの言葉をテレビカメラの前で口にすることで、周囲への
気配りに繋がっている形になります。

 週刊誌では

 「選手の派閥問題」
 「宿舎での過ごし方」

 など、ゴシップが幾つか取り上げられていますが、勝てばこうした話題が飛び出すことも
監督は折込済みだと思います。

 むしろ初戦のタイ戦の後、出場したバックアップの選手達に対して

 「物足りない」

 と注文を付け、課題を見つけるように喚起を促した点も、見逃すことはできません。

 風通しを良くすることは、何も選手に迎合するわけではありません。

 ですから選手も改善点を的確な言葉で指摘されたなら、素直にその言葉を受け止め自分を
顧みることができるはずです。
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デル・ボスケという得がたい存在

2011-09-26 23:09:55 | 日記
 皆さんは「名将」というと、どんな人物を思い浮かべますか?

 故リヌス・ミケルスのように、戦術に長けた監督を思い浮かべる方もいるでしょうし、
アルセーヌ・ヴェンゲルのように、育成の手腕が評価されている人物を挙げる方も多い
でしょう。

 僕はそこに

 「組織の風通しに長けた人物」

 を加えても良いと思います。

 その代表例がスペイン代表監督のビセンテ・デル・ボスケであり、我らがなでしこの指揮
官佐々木氏であると言えます。

 私事で恐縮ですが、どうしてもウマが合わない人間がいまして、その人間はよく僕に

 「皮肉」
 「嫌味」

 を言います。

 そんな時僕は怒るべきなのか、それを受け入れるべきなのかいつも悩むのですが、人間誰
もが皮肉屋の近くでは働きたくはないものです。

 今デル・ボスケが

 「バルセロナの選手とレアルの選手の意見の相違」

 を心から心配しているのは、それが来年の欧州選手権に向けての準備に支障がでるだけ
でなく、何よりせっかくまとまった

 「雰囲気」

 が壊れてしまうことと、選手がお互いに敬意や親近感を持つ事が出来ず、建設的な意見
交換が出来なくなることを危惧しているのだと思います。

 ですからデル・ボスケのように、気遣いの出来る監督は本大会までおよそ1年近く時間
があるにも関わらず、事態の収束に奔走しているわけです。

 こうした人間関係は火災で言うなら

 「ぼや」

 の段階で消し止めなければ、時間がたつほど修復が難しくなります。

 もし2010年のワールドカップ、フランス代表の監督がデル・ボスケのように

 「機知」

 のある人物だったなら、アネルカの造反やグルキュフの孤立が避けられた気がするの
です。
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今改めて大分トリニータを思う

2011-09-26 01:31:44 | 日記
 清武も東もそのルーツは

 「大分トリニータ」

 にあるんですね。

 レッズに移籍した梅崎、現在FC東京在籍の森重など、トリニータが資金に恵まれている
クラブならば、今頃丹念に育ててきたこれら4選手が

 「中核」

 として屋台骨を背負っていた可能性も無くは無いと思います。

 ただサッカーの世界では、移籍が無いシーズンなどまず存在しませんし、どんなにクラブが
引き止めても、選手は

 「環境の変化」
 「より自分が伸びる環境」

 を求めて生きていますから、トリニータのファンの方も彼らの活躍をきっと喜んでいる
と思います。

 トリニータのような地方クラブにとって、選手の売買は貴重な収入減ですから、移籍
のタイミングは本当に大切になります。

 関係者の
 
 「もし梅崎を1年早く売却していたら、あそこまで資金不足にはならなかったと思う。」

 という談話を以前どこかで読んだ記億があります。

 例えばイタリアではパルマが、90年代の栄光を捨て、地に足のついたクラブ運営を行う
ようになりました。

 今後トリニータの再生は、グランパス、レッズですら赤字を発表したJリーグの、大きな
指針になる気がしてなりません。
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清武のA代表定着と、東慶悟の株上昇

2011-09-26 01:20:06 | 日記
 清武、どうやらA代表に専念するようですね。

 関塚監督からすれば欧州リーグの選手が呼べない上、貴重な攻撃な駒がひとつ減る
わけですから、正直苦々しく思っているかもしれません。

 ただ五輪代表はその上の

 「A代表」

 への登竜問であるわけですから、清武A代表定着を喜んでいるとも考えられます。

 五輪代表の選手達、特に

 「当落線上」

 にあると考えている選手達には、枠がひとつ空いたわけですから、今回の決定を前向き
の捉えて是非頑張って欲しいと思います。

 何故なら五輪代表には

 「年齢制限」

 がある事に加え、「オーバーエイジ」というワールドカップでは考えられない規則が
ある為、ロンドンに辿りつけるキップは、オーバーエイジを

 「何人」

 起用するかで大きく異なります。

 ですから今から体の手入れを欠かさず、ラフプレーでの警告や退場など、関塚監督の心象
を悪くするような行動を慎みつつ、練習に励んで欲しいものです。

 今まで五輪代表の中心人物といえば、永井であり原口でしたが、僕はアルディージャの

 「東慶悟」

 が今後中核を担う気がします。

 彼を見ていると少し前の、クラシカルな背番号10を思い浮かべます。

 アルディージャのファンも、彼の五輪出場とA代表の選出を期待していると思いますし、
実現したら気分爽快でしょうね。
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