塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

同じ格好は嫌だ!という心理

2011-09-23 18:46:02 | 日記
 人間は心のどこかで

 「毎日同じ格好をしていると思われたくない。」

 という心理が働く生き物だと思います。

 串田さんが手にするスーツ、靴はどれも極上の仕立て、素材を用いていて長年着ないと
その良さがわからない代物だったのでしょう。

 そしてブラッシングやクリームを用いた、自身での手入れも怠らなかったのでしょうし、
ハンガーも木製の、スーツに合った物を一緒に購入していたに違いありません。

 欧州、特にフランスやイタリアでは、靴や背広の修繕は日常の中に溶け込んでいますし、
女性ならスカーフや髪型で、男性ならカフリンクスやポケットチーフで、

 「異なる印象」

 を与えていると聞きました。

 僕たちが新作の服、サッカーで言えばレプリカ・ジャージやマフラーをすぐ買ってしまい
がちなのは、

 「あいつ、あんな昔の服をきているぜ。」
 「彼のジャージのマーキング、もう移籍している選手の名前よ。」

 などと囁かれるのが。きっと嫌なのでしょうね。

 それはサッカーに限らず洋の東西問わずそうでしょうし、だからこそ限定品や新作が売れる
ことになります。

 僕自身、手許にある仕事用の

 「リーガル」

 の革靴を、底を2回張り替えて10年近く使っていますが、その堅牢さには唸る思いで
一杯です。

 10年も付き合えば愛着が湧くのは当然ですし、ジャージも気にいったデザインならば
着続けたら良いと思います。

 ちなみに日本代表のジャージでいうと

 「プーマのドーハ・モデル」
 「アシックスのフランス大会モデル」

 はデッドストックですと、高級ブランドの革靴が余裕で買えてしまうそうですから、
持っている方は大事に着ていただければと思います。
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礼儀作法入門を読んでみて

2011-09-23 18:25:10 | 日記
 作家の故山口瞳氏が、著書

 「礼儀作法入門 新潮文庫」

 の98ページ、「背広の選び方」で、フランス哲学者として知られた故串田孫一氏に
ついて言及しています。

 蛇足ですが、今NHKで放送されている

 「おひさま」

 に出演している串田和美さんは実の息子さんになります。

 串田さんはデパートで既成のスーツを買うと、袖口や襟元が擦り切れるまで着用してその
一着で通したそうです。

 それで奥様が見かねて

 「新しい背広、購入したらいかが?」

 と促し、新しいスーツを購入し、痛んだスーツのズボンは自宅用として着用する。

 山口さんは串田さんのこの生活を

 「何と育ちが良い人だろう。」

 と感嘆しています。

 僕はこの一文を読むと、いつも毎年デザインを変更して販売するサッカージャージを連想
します。

 つまり、どんなにお気に入りのジャージを着続けようと思っても、新製品の誘惑にはなか
なか勝てませんし、今季アディダスが手がけたレアル・マドリーの

 「サード・ジャージ」

 の赤は、巷で相当話題になっているようです。

 商売の基本は

 「売れ行きを切らさない。」
 「売れる物を入荷する。」

 が店側の基本ですし、ブランドとしては当然廃藩品も出てきますし、限定品も発売しなけ
れば商売になりません。

 それはロエベやデル・ボーなどの

 「王室御用達」

 のブランドでも変わりませんし、スポーツ・ブランドなら尚更です。

 しかし限定品や新作を顧客が購入する背景には、僕たち消費者のある心理が隠されている
とも言えます。
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内田恭子さんがセリエAダイジェストで微笑んでいたあの時

2011-09-23 16:08:27 | 日記
 「わたしのクレスポ!じょうーほうー!」

 そう言ってラツィオの空色のジャージを着て微笑む内田恭子さん。

 「目標はあくまで残留!」

 キエーボ・ヴェローナの指揮官デル・ネリの心情を訴える青嶋達也アナウンサー。

 およそ10年前、日付変わって金曜日の深夜枠で、フジテレビが

 「セリエAダイジェスト」

 というサッカー専門番組を放送していまして、衛星テレビが無くインテルファンの僕は
この30分番組を毎週楽しみにしていました。

 ちなみにこの番組、最後の5分程度を

 「プレミアリーグ」

 のダイジェストに充てていまして、ナレーションを小谷泰介氏が手がけていたはずで
す。(番組名はスティーブ・小谷)

 当時はまだ

 「日本人対決」

 という日本語が絶大はプライオリティを持っていて、ペルージャの中田英寿と、ヴェネツ
イアの名波浩の対決が日本で大変な注目を集めていた時期です。

 また中田英寿のローマへの移籍とスクデットの獲得、その後パルマでのコパ・イタリア制覇
とプランデッリ監督との意見の違い、そして中村俊輔のレッジーナ移籍と、2000年代中頃
のセリエAには、非常に大きな

 「旨味」

 があったんです。

 この番組でパンチェッタ・ジローラモというイタリア人を知った。という方も多いと思い
ます。

 この番組がいつしか終了し、その後は

 「チャンピオンズ・リーグダイジェスト」

 という番組に生まれ変わり、ハイネケンとプレイ・ステーション2のCMが随時流れていた
ことを思い出します。

 そのチャンピオンズ・リーグダイジェストも今はBSで放送し、内田恭子さんは既にフジ
テレビを退社しています。

 この番組をDVD化、例えば「8時だよ!全員集合!」のように販売したなら、案外大きな
反響があるかもしれません。
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完全に途絶えたサッカービデオ、DVDの販売広告

2011-09-23 15:59:31 | 日記
 1990年代前半から2000年代中頃まで、サッカー誌には必ず

 「新作ビデオ、DVD」

 の広告が掲載されています。

 当時ビデオのセールスが好調だった背景には

 「レンタルビデオ店でのサッカーコーナーが、それほど充実していなかった。」
 「衛星テレビの普及率が今ほど高くなかったこと。」

 が考えられます。

 僕も大学時代はレンタルビデオを活用しましたが、当たり前ですがスポーツよりも、映画
の方が充実しているのは、今も昔も変わりません。

 当時の衛星放送は、今のスカイ・パーフェクトTVの他に

 「ディレクTV」

 が存在しまして、どちらもサッカーを

 「優良コンテンツ」

 としてプッシュしていました。90年代後半のことですが、後者は日本市場から撤退し
ていますから、現在はWOWOWとスカイ・パーフェクトTVでサッカーを視聴している
方が多いと思います。

 つまり高いお金を払って

 「限られた内容の品」、つまりビデオ、DVDを買うよりも、もっと幅広くサッカーが
楽しめる方にファンが傾いてしまったのだと言えます。

 今はレンタル限定でサッカーDVDもリリースされているようですが、やはり機材の発達
で商品を買いなおす必要性がある

 「販売作品」

 は今後も敬遠され、レンタルかテレビでサッカーを観るというファンが増えると予想され
ます。
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インテル、ラニエリと2年契約を発表

2011-09-23 01:22:23 | 日記
 インテルの監督にクラウディオ・ラニエリが就任します。

 ラニエリが今頭の中に思い描いていること、それは

 「スナイデルを前提にした布陣の確立」

 だと僕は思います。

 2009-10シーズンの3冠は、このオランダ代表MFの存在無くして語ることは
できません。

 過去のオランダ人(ヨンク、ベルカンプ、そしてアーロン・ヴィンテル)とインテル
の相性の悪さを指摘する声もありましたが、僕はスナイデルの獲得は

 「インテルの過去10年の移籍市場の中で、最高のヒット作!!」

 だと当時は感じましたし、その感覚は今も変わりません。

 逆に言えば、スナイデルはあくまで攻撃的MFであり、

 「マルチロール」

 の選手ではないことを、ラニエリも僕たちも改めて認識する必要があります。

 ですから前任者は彼をセントラル・ミッドフィルダーとして組み込もうとしましたし、
スナイデル自身もそれに挑みました。

 でもやはりスナイデルの特性は、一列後方に下がると活かすことが出来ないのですね。

 既に報じられているように、

 「4-2-3-1」

 の3の中央でスナイデルが中盤の切り盛りをするはずです。

 1トップはパッツィーニで両翼は左にフォルラン、右にサラテが濃厚ですが、僕はサラテ
ではなくアルヴァレスの起用でも面白いと思います。

 恐らく課題となるのが最終ラインの顔触れです。

 ラノッキアと長友の加入で若干平均年齢が下がったものの、そこに居並ぶのは

 サムエルにルッシオ、そしてコルドバと3冠を達成した時に重鎮たちです。

 ラニエリは経験豊か、嫌な言い方をすれば

 「ロートル」

 との軋轢が見られますから、守備陣と対立が無ければインテルを立て直す力は充分ある
と言えます。
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