塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

隣人は不敵に笑う(2)

2011-09-19 23:11:20 | 日記
 サッカーに詳しくない人間からすれば、ミュンヘンに

 「1860ミュンヘン」

 というクラブが存在することすら知らないでしょうし、マンチェスターと聞いて真っ先
に思いつくのは、当然

 「赤い悪魔」

 でしょうね。

 ですから1860ミュンヘンとマンチェスター・シティのファンは、長年宿敵の影に隠れ
て寂しい思いをしてきたでしょうし、スペインでいうとエスパニョールもそうですね。

 エスパニョールは

 「カタルーニャ」

 という独立心旺盛の地域に存在しながら、首都マドリードに近い形で歩んできましたから
バルセロナのファンからすれば、エスパニョールファンの

 「心情と考え」

 が我慢できないんですね。

 ですから

 「ダービーで勝てば気分は最高!!」

 というファンの気持ちは当然ですね。

 セルティックとレンジャーズ、インテルとミラン、南米ならばボカとリーベルのように、
ダービーの際クラブの力量が

 「ほぼ互角」

 というのは少数で、どちらか一方の方が格下であることの方が多いわけです。

 だからこそダービーは警察沙汰、暴力沙汰のニュースが多く、心を痛める形になります。

 近い将来日本でもダービーが更に注目が集まるでしょうし、信州ダービーは既にその代表
になりつつありますが、欧州のように怪我人や死人が出ないことを祈りたいですね。
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隣人は不敵に笑う

2011-09-19 23:00:20 | 日記
 アーセナルがユナイテッドに2-8で敗れた事を、スパーズのファンは嘲り笑い、
インテルが不調に陥れば、ミランファンは愉快で堪らない。

 上記の例はほんの一例ですが、サッカーの歴史が古く、加えて

 「都市国家」
 「宗教戦争」
 「植民地支配と帝国主義」

 など、様々な歴史的要素が加わる欧州では、隣人は時に隣人であり、時に彼らは自分たち
を蹴落とそうとしている

 「厄介者」

 でしかありません。

 例えば八百長で揺れるトルコだと、欧州かそれとも小アジアに位置するかは、僕たち
日本人には全く理解できない重要な問題ですし、かつての

 「旧ユーゴ連邦」

 にも同じ事がいえますね。

 (ちなみにトルコはガラタサライとフェネルバフチェが欧州側、ベシクタシュが小アジア
  側に位置します。

  イルハン・マンスズが2004年ヴィッセル神戸と契約したのは、同じオリエントの国
  からの誘いだったからかもしれません。)

 誰だって隣人くらいとはうまく付き合って生活したいですね。

 でも日本のマンションですら住人同士が争うことがありますし、異なる思想や生活環境の
下で育った人間からすれば、むしろ

 「諍い」

 があって当然なのかもしれません。

 1990年代のインテルはクラブ創立以来の大不振の時期で、ミランだけでなくトリノから
の嘲笑にも耐えなくてはいけませんでした。

 しかしこの両クラブが起こした

 「スキャンダル」

 を逆に罵り、2010年にはイタリアのクラブとして初の3冠を達成し、今までの溜飲を下
げることができましたが、今季と昨年は一転、我慢の時期を迎えています。

 「栄枯盛衰」

 というのは、サッカーの世界で如実に当てはまりますし、我慢の時期が長ければ長いほど、
隣人への嘲りが大きくなるものです。
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1994年のあの頃(2)

2011-09-19 01:39:40 | 日記
 この当時のサッカー・グラフィックは、当時でも珍しく南米サッカーの情報が盛り沢山
で有名でした。

 特に

 「コパ・リベルタドーレス」
 「ブラジル全国選手権」

 の情報は特筆もので、読者の中には特派員として南米中を歩き回った

 「ホルヘ・ミムラ」

 記者の存在を覚えていらっしゃる方も多いと思います。

 相次ぐ地盤沈下のため近年のイタリアサッカーの情報は、以前と比べると不足気味ですが
この頃の看板記事は、なんと言っても

 「セリエA」

 で、それはワールドサッカー・ダイジェストも同様でした。
 
 サッカー・グラフィックは表紙の選手をセリエAの選手で固めていたわけではありません
が、今熱心にサッカーを見つめているファンの多くは

 「Jリーグ開幕」
 「セリエAの情報の洪水」

 と共に育ったという人間が多いと思います。

 ちなみに1994年5月号の中には

 「好きなチームをチョイス!マスコットつきポケベル」
 「熱血サポーター宣言 そのまんま東」

 など、当時の時代背景がそのまま反映された見出しが、懐かしさを運んできます。

 スーパーファミコンのサッカーゲームに、ビデオテープでのサッカー録画

 今では完全な

 「アナログ」

 の世界は、時代の最先端を担っていたのです。

 
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1994年のあの頃

2011-09-19 01:31:46 | 日記
 僕は休憩中弁当を食べながら、家から持参したサッカー雑誌を読んでいます。

 昨日からは1994年当時、手持ちで一番古い

 「ワールドサッカー・グラフィック」

 を読んでいるのですが、中古で購入しているため、切り抜きの後やプレゼントの応募
ハガキがないなど、前の持ち主の個性が現れていて、それだけで面白いですね。

 掲載されている選手の名前も、欧州ならば

 「ロタール・マテウス」
 「トマス・ブロリン」
 「デヤン・サビチェビッチ」

 南米ならば

 「ディエゴ・マラドーナ」 
 「カルロス・バルデラマ」

 など、懐かしい名前が沢山見られ、正直ノスタルジーさえ感じてしまいます。

 僕が持っている一番古い号は、1994年の5月号ですが、巻末にあるJリーグの特集
記事では

 マリノスのメディナ・ベージョ
 エスパルスのロナウダン
 ベルマーレのアウミール

 といったアルゼンチン代表と新旧のブラジル代表が特集されていることに、

 「隔世」

 の感を感じました。

 また当時のクラブ名は

 「ベルマーレ平塚」
 「横浜マリノス」

 であり、前者は総合スポーツクラブとして、後者は現在優勝争いに絡むなど、その歩みは
対照的ですが、確実に時が流れていることを痛感します。
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