塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ベップとバイエルンの相性を探る

2013-03-13 13:43:18 | 日記
 来季からバイエルンの監督に就任するグラルディオラ。

 気の早い方々は欧州の舞台で彼が育てたクラブと指揮を執るクラブの戦いを心待ちにしているでしょうね。

 クリンスマン政権時代、バイエルンはバルセロナの前にチャンピオンズ・リーグでこてんぱんに打ちのめされた事があり
ました。

 しかしベップの就任を拒んでいるバイエルン・ファンの存在は皆無のように見えます。

 それはベップが育てたバルセロナが素晴らしい活躍を見せたこともそうですし、かつてレアルがスローガンとして掲げ話
題を集めた

 「ジダン達と下部組織の融合」

 を、その本家ではなくバルセロナが実践して見せたことも大きいはずです。

 レアルは確かにフランス代表ヴァランのように、10代後半で素質を持つ選手がいますが、基本は選手を育てず買う事で
クラブの体をなしています。

 バイエルンもバルセロナと同様に、主軸は外部から獲得した選手とトニー・クロースのような育成組織から昇格した選手
によって成立しています。

 その類似点がベップ就任の優位性を証明していると言えます。

 以前

 「バルサフロントは、グアルディオラがバイエルンに選手の引き抜きを行うことを恐れている」

 という記事を目にしました。

 故障さえなければ随時出場狩野なロッベン、どこかイブラヒモビッチを連想させるという2選手を、ベッ
プがどうとらえているのか、僕個人は注目しています。

 トーマス・ミュラー、トニー・クロース、そしてラームにシュバイニーという主力が軸になるのは来季も変わらないはず
です。

 ベップがどのようにドイツの老舗を変貌させるか、今欧州の新聞、出版社は記事集めに走っているのかもしれません。

 (本日からコメントの箇所が消えています。調べてみましたがよくわかりません。
  今後もご意見頂けたら幸いと考えております。ご容赦ください。)
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優先すべきは代表スポンサー、それとも個人スポンサー?

2013-03-13 01:50:56 | 日記
 サッカー選手が難しいのは、個人スポンサーと代表スポンサーの間に挟まれた時ですね。

 昨日購入したサッカー・ダイジェストのメキシコ・ワールドカップ特集号で、パトリックは個人契約を結ぶフランス代表
のミッシェル・プラティニの名前を冠したスパイクを3足、広告掲載しています。

 しかし、ワールドカップ本大会でプラティニは

 「アディダス」
 
 を履いて戦いましたが、これは当時フランス代表がこのドイツの老舗と契約していた為です。

 ちなみにパトリックはこの広告で、同じくフランス代表のアラン・ジレス、デンマーク代表のミカエル・ラウドルップ、
そしてベルギー代表のベルコールテンを紹介しています。

 ラウドルップはパトリックで勝負に挑むも、ジレスはやはりプラティニ同様アディダスで戦いました。

 こうしてみますと、フランス生まれのパトリックがアディダスというドイツブランドのせいで蚊帳の外に置かれたことは、
少々皮肉めいた印象があります。

 最近でもこの問題は尾を引く傾向があり、ナイキと契約するドイツ代表クローゼが、代表の試合でアディダスを強要される
事に異議を唱えたことがありました。

 今度はアディダスが割を食う形となったわけですが、代表スポンサーか個人スポンサーかの問題は今後も論議を呼ぶでしょ
う。

 僕個人はジャージはともかく、靴は選手個人に任せるべきだと思います。

 それは選手が足に合わない靴を履いても仕方が無いという側面と、代表スポンサーにつけないようなブランドの露出を遮っ
てしまう為です。

 それに選手がそれぞれ違うスパイクを見るのも、ファンとしては楽しい物です。

 しかし板挟みになった選手からすれば、はた迷惑この上無いのでしょうが。
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小笠原とカッパの契約について

2013-03-13 01:38:53 | 日記
 2009シーズンにJ1MVPに輝いた小笠原満男。

 彼は当時ナイキと契約を結んでいましたが、現在はカッパの広告塔として活躍しています。

 これは僕の憶測ですが、小笠原が契約先を変更したのはカッパの持つブランド・ロゴが無関係では無いと思っています。

 現在カッパはジャージにそのままブランドロゴをプリントしていますが、かつてはヒューマン・ロゴと呼ばれる、人間が
お互い背を向けあう形の方が一般的でした。

 90年代彼らはユヴェントス、バルセロナのテクニカル・スポンサーでしたが、当時はこのロゴで自身の存在価値を示し
ていました。

 2000年代に入りますと、カッパはコンサドーレやジェフ、ヴェルディなど、Jのクラブとも積極的な関わりを見せま
す。

 当時は胸元に「Kappa」のロゴを縫い付け、肩の部分にヒューマン・ロゴをデザインする形が一般的でした。

 小笠原はこのヒューマン・ロゴが現す

 「人間同士の結び付き」

 に惹かれた気がするんですね。

 彼が音頭を取って始まった「東北人魂」の試みは、震災から2年が経った今でも継続され、関わりを持つ選手も増えてい
ます。

 先日すぽるとがこの東北人魂の行動を特集しましたが、ガンバの今野、アントラーズの柴崎とその顔ぶれは本当に多彩で
す。

 2011年のチャリティ・マッチの際、小笠原は

 「テレビを見る事の出来ない方に配慮をお願いします。」

 と頭を下げましたが、僕は当時あの朴訥とした彼がここまで意思表示をしたことに、大きな感銘を受けました。

 人間同士の関わり、温かみを考える小笠原にとってカッパの持つブランド・ロゴは、きっと魅力的に映ったのではないで
しょうか。

 
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