塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

相槌の凄い、感嘆の凄い

2013-03-03 23:24:17 | 日記
 僕たちは日常会話の中で何気なく「凄い」という形容詞を使います。

 落ち着いて考えますと、この言葉を僕たちは相槌と、本当に凄いと感じてため息をつくときと2種類あることが見えて
きます。

 例えば前者ならば

 「香川がユナイテッドに移籍してハットトリックをしたよ!」 
 「聞いた!アジア人選手としても初めてなんだよ!!」
 「凄いなあ!!」

 という形です。

 これは比較の対象が自分の身近にいない、また会話の受け皿としての相槌の意味ですね。

 僕が知人に

 「出来るだけオーガニック・コットンやフェア・トレードの品を買うようにしている」

 と言っても、大半は凄いと言いますが実は凄いと感じておらず、次の話題に移ることがほとんどですし、僕もその時は
あります。

 本当に凄いと感じるならば

 「その話をもう少し聞かせてよ」

 と話の腰を折らずに聞いてくるでしょうし、僕も真似すべきだと感じれば日常の買い物に変化が生じることを恐れません。

 そう、サッカーでは本当に凄いと感じたプレイは子供たちが「真似」と言う形で称賛するのが特徴ですし、だからこそメッ
シやロナウドのフェイントは映像として取り上げられます。

 子供が真似したくなれば、それだけ想像力と閃きが備わる土壌が生まれる形となり、試合が膠着して指揮官が動けない時
でも決着が付けられる

 「絶対的な個」

 が誕生するかもしれません。

 1994年のワールドカップ、ゾーンプレスが破綻した危機を救ったのはバッジョでした。
 1997年ジョホールバル、日本の3得点全てに絡んだのは中田英寿ただひとりでした。

 このような個が生まれる背景には、僕たちが心から発した「凄い」が影響されている気がします。
 
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セレッソの柿谷、その才能の豊かさ

2013-03-03 18:20:09 | 日記
 本人はそんな気持ちを抱いたことは無いでしょう。

 しかし僕個人が勝手な気持ちを彼にぶつけるならば、「天才覚醒」という言葉を突き詰めるでしょうね。

 セレッソの背番号8柿谷曜一郎。

 昨日のアルビレックス新潟との開幕戦でゴールを決めるも、自身はまだまだ改善の余地を残すと感じており、この貪欲さが
きっと今季の柿谷の原動力になるでしょうね。

 使い古された言い方ですが、自由には責任が伴います。

 恐らく徳島ヴォルティスに放出される前の彼は、この自由を

 「自分の意思でなんでもやって良い
  言われた事だけをやっていても仕方が無い」

 とその目標設定に誤りがあったのでしょう。

 僕も本屋で働いている際、上司に

 「今日、実はこういう作業をしたいのですが、時間を頂けますか」
 「こんな企画がありますがどうでしょうか」

 と伝えることなく、自分で行動していましたが改めて考えますと、言われた事(サッカーで言えば戦術)を遂行すらしない
のに、行動(サッカーで言えば閃きに従ったプレイ)を周囲が認めるはず在りません。

 「最近の若い世代は言われたことしかやらない」

 と随分言われていたので、僕自身自分で「これではいけない」と判断したその判断が、実は誤りだったのです。

 ですから柿谷もどこか思い違いがあり、それを周囲がうまく諭せなかった、もしくは彼がうけいれなかったかもどちらかが
目立ったしまったのでしょうね。

 柿谷自身も移籍前は随分と遅刻が多く、練習に身が入らなかったことを認めています。

 ですから自由(閃き)の中には責任(調子の波を無くし、コンディションを整える)事が不可欠と知った今、柿谷はきっと
サッカーが楽しくて仕方ないでしょうね。
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クラブの存在価値は街と共に

2013-03-03 18:08:50 | 日記
 ワールド・サッカーダイジェスト2013年2月7日号において、リバプールのスティーブン・ジェラード、フィオレン
ティーナのステファン・ヨベティッチの記事が掲載されています。

 両者が共に愛しているクラブを去らないことに加え、前者がイングランド代表100キャップを数え、後者が昨年の夏、
ユヴェントスとシティからの移籍を断ったことが語られていますが、確かに選手にはクラブにおける

 「ショー・ウインドウ」

 の役割が期待されます。

 でも、僕はこの概念はいささか早計だと思います。

 クラブのショーウインドウ、言い換えれば存在価値は選手では無く「街」が担う物で、選手が重荷に感じるようではどう
しようもありません。

 ジェラードのような例、つまり現役を常に一つのクラブで終える方が希であり、実際ラファエル・ベニテス就任時にマイ
ケル・オーゥエンはお払い箱になりました。

 彼がニューキャッスルを経て、ユナイテッドでプレミア優勝を味わったことを、リバプールのファンはどのように捉えて
いるのでしょうか。

 「クラブより大きい選手は存在しない」

 アレックス・ファーガソンは常にこう公言し、事実手に負えないと考えられる選手は売却の対象としてきました。

 だからこそチャンピオンズ・リーグでロナウドが再びオールド・トラッフォードに姿を見せることに注目が集まり、同時
に40歳のライアン・ギグスの再契約が歓迎されるのでしょう。

 そのギグスもスコールズもやがてはクラブを去ります。

 しかしアメリカとは異なり、クラブがその街を去ることなまず無いといって良いでしょう。

 ですからクラブがいずれ去る選手よりも、その街と市民を主役として捉えたならば、かつてユヴェントスに移籍して誹謗
中傷を全身に浴びたバッジョのような
 
 「生贄」

 を作らずに済むと思うのです。
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長野パルセイロ、新体制をファンに披露

2013-03-03 15:48:44 | 日記
 昨日長野パルセイロは必勝祈願の為に善光寺を訪れ、父によればその模様が映像で流れたとのこと。

 また今日の信濃毎日新聞によりますと、同日行われた2013シーズン新体制発表会には昨年を100人上回る350人
が詰めかけたそうで、来週開幕の観客動員に注目が集まります。

 クラブが会場に指定した東部文化ホールの収容人数は250人ということで、会場内はさぞかし熱気で寒さなど感じる事
は無かったでしょうね。

 実はこの日、信越放送が

 「スポーツ元気力 信州密着チームを目指し」

 という特番を14時半から放送し、出社時間が遅かった僕は幸運にもパルセイロの特集を見ることが出来ました。

 この企画は信州に根差す球団4つ全てを紹介するもので、運よくパルセイロは冒頭で紹介されたので見ることが出来たので
すが、順序が違えば駄目でしたね。

 御殿場合宿の模様、美濃部監督、宇野沢、大橋のインタビューが流れ、ナレーションでは新戦力8名というフレーズが印象
的でした。

 監督が交代したことで、新戦力と既存戦力は同じ位置からの出発となりました。

 ですから既存戦力も美濃部監督の描くことを瞬時に脳裏に浮かべなくてはいけませんし、それは薩川前監督からの要求とは
異なる点も多いでしょう。

 布陣も4-3-3が基軸となり、主将は大橋から宇野沢に交代します。

 こうした細やかな試みが、パルセイロの優勝に関係することを期待します。

 後は当日の天候で、昨日の広島は小雨模様の寒い天気でしたがエディオン・スタジアムには27000人が集まり
ました。

 僕も来週日曜日は休日です。

 ニット帽とブーツで寒さを防ぎ、美濃部体制の初陣に注目したいと思います。
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2013年J1開幕を迎える

2013-03-03 02:02:30 | 日記
 どんな競技でも世界一を狙えることは素晴らしいですね。

 ご存知無い方も多いでしょうが、例えばアメリカン・フットボールもそのひとつで、盟主アメリカが不参加だったとは
言え、ワールドカップの第1回、2回大会の覇者は日本であり、3連覇をかけた2007年の川崎大会は準優勝でした。

 そして今回行われるワールド・ベースボールクラシック。

 「3連覇」

 という言葉が盛んに喧伝されていますが、サッカーからすれば世界王者を目指せることは、本当に凄い事だと思います。

 現時点でワールドカップの連覇が狙えるのはスペインのみですし、本田圭祐は常に世界王者を目指す発言をしています
が、現実は8強進出できれば素晴らしい結果と言えます。

 ですから野球日本代表が3連覇を果たしたならば、本気を見せ始めた米国代表に一泡吹かせる形になります。

 日本代表がブラジル代表とスペイン代表を出し抜くのは、まだまだ先に事でしょうし。

 僕は正直

 「J1の開幕と野球のブラジル戦が重なったのは、Jリーグにとっては痛手だな」

 と思っていました。

 片方は国内リーグの開幕、もう片方はれっきとし田国際試合ですから、テレビの扱いは後者が大きくなると予想できた
ためです。

 しかし帰宅してテレビをつけると、各局J1を大きく取り上げており嬉しく手仕方ありませんでした。

 勿論野球の映像も楽しむこともできましたが、これはまだ予選ラウンドという意味もあるのでしょうし、J1が20周年
という節目の関連もあったのでしょう。

 ピクシーが

 「グランパス、セーフ」

 と両手で頭の上にマルを作ったのは見ていて大笑いでしたが、今季のJ1もこのようなユーモアがどこかで見られたら
嬉しいものです。
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