塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

個人で異なる良いの意味

2013-03-21 01:16:19 | 日記
 一口に「良い」といっても、個人でその内容は異なります。

 親御さん、特に母親は子供たちに

 「良い学校、良い企業に入ってね。」

 と懇願しますが、まず母親が自分の思う良さを子供たちに伝えなくてはいけませんし、子供たちは子供たちで自分なりに良い
事の意義を考えないといけません。

 母親が6大学のいずれかには入学して欲しいと思っても、子供が獣医や技師になりたいと思うのであれば、軌道修正が必要に
なりますから。

 サッカーでも「良い」の感覚は監督、ファンによって異なります。

 ですから

 「キック・アンド・ラッシュは古臭い」

 と一刀両断はできません。

 アスレチック・ビルバオはアスレチックの名前からわかるように、英国人が作ったクラブでスペインでは珍しく、肉弾戦が
好まれます。

 ですからファンはマルセロ・ビエルサが就任した2012シーズン、このアルゼンチン監督が

 「ひどく面倒くさい事をしている」

 と感じ、ビルバオそのものの根底を覆すのではないかと、疑心暗鬼に陥ってしまいました。

 ビエルサの描く「良い」は両翼を活かしたフレキシブルなサッカーですが、その概念はそれまでのビルバオの中に含まれて
はいなかったのです。

 日本も代表、クラブ問わず間違いなくアイディンティティが誕生します。

 その際今回のビルバオのような問題が起きると思いますが、それは「良い」という言葉の相違であり、ヒステリックに糾弾
するよりも、まずは観察することが大切だと感じます。
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クラブか、移籍しても選手を優先か

2013-03-21 01:07:33 | 日記
 ベッカムのマーキングが施されたPSGのジャージが遂に発売されました。

 PSGファンだけでなく、ベッカムを応援している方ならば早めの購入が良さそうです。

 日本では好きなクラブを追いかけるのではなく、贔屓の選手を見つけてその選手が移籍するたびに応援するクラブを変える
ファンがいますが、欧州の人間からすると、この認識は非常に奇妙に見えるそうです。

 彼らが常に注目するのは代表でも選手個人でも無く、自分の贔屓クラブです。

 確かにワールドカップ予選、欧州選手権では国境を平気で超えて母国の応援に向かうファンは大勢いますし、その中にはあ
のフーリガンが混じっている可能性もあります。

 しかし、基本となるのはクラブである、各クラブの

 「集合体としての代表」

 に、熱心な応援が出来ない方もいます。

 例えばアルゼンチンでは代表が2度も世界王者に輝いているにも関わらず、クラブにしか関心が無いというファンもいます。

 例えばロベルト・バッジョは日本でもイタリアでも抜群の知名度を誇りました。

 しかしフィオレンティーナの人間がユーヴェやインテル在籍時の彼に特別な声援を贈ったとは聞いていませんし、彼がブレ
シアで引退した時はその歩みに敬意を払ったかもしれません。

 しかし日本人ファンのように、彼がボローニャに移籍すればそのレプリカを買い、ブレシアに移籍すればまた新しくジャージ
を買い直し、新しいクラブの情報を集める。

 そのような習慣が無い上に、きっとその心情をわかろうとすらしないのでしょう。

 ここまでくると優劣の問題では無く、むしろ嗜好の問題なのでしょうが、選手そのものに声援を贈り続ける風景は、ある種
特殊と言えそうです。
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サッカーグッズの売買、偽物を見分ける事

2013-03-21 00:55:43 | 日記
 最近不思議に思うことは、中古サッカージャージ市場についてです。

 僕のようにかつては熱心にジャージを集めていたものの、お金の問題や保管場所に悩む形で売却するということはあ
るでしょう。

 しかし最近は2013年のJの最新モデル、やオーセンティックに代表される選手用も店頭、ホームページで掲載、
販売されています。

 「サッカーはビジネス」

 とはよく言われます。

 それは選手売買がそうですし、若手の獲得に切り替えることでクラブの年俸総額を下げる仕組みもあります。

 PSGがベッカムを獲得したことも、彼が在籍していることでPSGをひとつのアイコンとして認知して欲しいとい
う欲もあるのでしょう。

 その範疇からすれば

 「中古ジャージを安く買って高く売る」

 ことも、商売としての理論は成立しますし、実を言いますと僕も商売にできないかと考えたことはあるのです。

 実際に手は染めませんでしたが、自分の不用品を売却する事と、中古市場でジャージを買って専門店に転売すること
は、どうしても

 「同列」

 に思えなかったのです。

 盗品では無いわけですから、違法ではないでしょう。

 しかし、気がひけたことも事実です。

 憧れのジャージが欲しかったが手許にお金が無くてあきらめるしか無かったファンからすれば、中古市場の熟成は
有難いと思えます。

 その一方で転売目的でジャージを買う方がいるのであれば、やはり寂しい気がします。

 オークションで競りおとされる選手のオートグラフ、使用スパイクなどは随分偽物も混じっているようですから、
本当に注意すべきは悪徳業者の見極めでしょうが。
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