塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカー批評の巻頭特集を読んで

2013-03-16 22:46:06 | 日記
 最新号のサッカー批評は、サポーター、ファンについて取り上げています。

 サッカークラブも客商売ならば、僕のようなスーパー勤務も同じ客商売ということもあり、この特集は非常に興味深く感じ
ました。

 あくまで僕の見解ですが

 「金を払えば何でも許される」

 という誤った風潮が、スタジアムでも店内でも見受けられる気がします。

 例えば僕の店以外でも万引きの被害が後を絶ちませんし、煙草を吸う方が駐車場や植え込みに平気で吸殻を捨てていく状況
は何ら変わりません。

 店頭で声を掛けられた際も

 「チューインガムをくちゃくちゃ噛みながら従業員の前に立つ」
 「注文伝票、お直しの伝票を持参するのを忘れたにもかかわらず、早くしろと横柄な態度を取る」
 「親御さんとスーツを買いに来たはいいが、携帯電話に夢中で自分の意見がはっきりしない息子さん」

 これはあくまで僕が経験した一例なのですが、これで素晴らしい対応をしろというのが無茶なのではないですか?

 「それでは働く意味がありませんね。」

 と批判される方がいるかもしれませんが、お客はあくまで一般で考えられるマナーを守って初めて良い買い物ができると思い
ますので。

 試着も大いに結構ですが、ならば香水は付けず、入浴してから来店すべきだと僕は思うのです。

 実際体臭や香水の匂いが付いた商品に、もはや価値はなくその責任を取るのは客ではなく、私たち働く人間だからです。

 サッカーも同様でファンが乱暴狼藉を働けば、責任を取る、批判されるのはその本人たちではなく、運営側のクラブになるわ
けですしね。

 僕が池波正太郎先生の作品をよく読むのは、先生が作品の中で

 「これをすれば難儀するであろうな。」

 という台詞を主人公にしばしば吐露させている為です。

 ファンは自分たちの行動でクラブと選手が難儀(迷惑)すると判断すればその行動は事前に無くなるはずですし、サッカーも
実社会も自由の裏には間違いなく責任が存在するはずです。
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2013年チャンピオンズリーグ、8強対決が決定

2013-03-16 01:28:45 | 日記
 チャンピオンズ・リーグ8強の対戦が出そろいました。

 最も目を惹く対戦はバルセロナ対PSGでしょうか。

 前者はバロンドールに下部組織の選手を見事に融合させている反面、後者はまさに湯水のごとく資金を注入し、各国代表
を軒並みかっさらって体を成している、まさに好対照の存在同士と言えます。

 もしPSGが勝利すれば、その勢いで決勝まで駆け上ることができるかもしれません。

 僕が先日ダークホースと捉えたガラタサライは、レアル・マドリーと対戦します。

 スナイデルとドログバは、選手生活の中で最も影響を受けたであろう人物が率いるクラブと対戦しますが、ガラタサライ
のファンは手ぐすね引いて

 「白い巨人」

 の来訪を待つことでしょう。

 マラガはドルトムントと対戦しますが、ペジェグリーニは大した指揮官だと思います。

 クラブの経営難を受け愛弟子あるサンティ・カソルラを売却するも、スペイン代表のイスコとハヴィエル・サビオラとホア
キン・サンチェスを軸に、戦前の風評を見事に覆しました。

 1・サンティ・カソルラの売却額
 2・チャンピオンズ・リーグで得た賞金

 この2点でどれだけ財政が好転するかはわかりませんが、もし勝ち進むことができたなら、今季は主力の売却を避けること
が出来るかもしれません。

 チャンピオンズ・リーグを

 「金のなる木」

 と考え、あてにしすぎたクラブは今まで幾つもありましたが、ペジェグリーニのそのような甘い考えは無いと思います。

 バイエルンとユヴェントスの老舗対決の勝敗予想は難しいですね。

 中盤の底に君臨するシュバイニーとピルロ、両者の軸となる選手のコンデョションが勝敗の分かれ目になるのではないで
しょうか。
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格下が快哉を叫ぶその瞬間

2013-03-16 00:03:22 | 日記
 ワールド・ベースボールクラシックでドミニカ共和国が米国に勝利し、選手とファンが全身で嬉しさを表現している
事をみますと、野球に限らずスポーツに勝つことの価値が改めてわかります。

 「中米」は基本、米国に首を押さえつけられていることが殆どで、その政治体制と圧力に反旗を翻しているのが、キュ
ーバ、ブラジル、そしてヴェネズエラなどです。

 野球の本場に選手を送り出すことは皮肉にも思えますが、選手の輸出で

 「一泡吹かせる」

 事ができるならば、それさえも問題にはならないのでしょう。

 米国は自分たちの方法論が全ての国でまかりとおると考えているようですが、どこからその尊大な考えが生まれたのか
聞いてみたいものです。

 宗主国、かつての植民地支配の名残はサッカーにもあてはまります。

 日本の例で言えば韓国代表がそうですね。

 Jリーグが始まる前は圧倒的な差がつけられていましたが、近年は互角の戦いが実現し双方が譲る気配がないのも、こ
の一戦を熱くさせる要因でしょうか。

 例えばイングランドは帝国主義以降、インド、シンガポール、ジンバブエなど世界中の至るところに植民地を形成しま
したが、もしサッカーで支配された側が

 「アップセット」

 を行おうとしても、正直厳しい側面があります。

 だからこそ勝利した時の喜びが大きいのは確かですが、Sリーグやインド・リーグで戦う選手たちが、まずは中継点と
なり得るベルギーやオランダでプレイする必要があるでしょうね。

 スコットランドやアイルランドのように、歴史的にイングランドと根深い関係を持つ国も、彼らの勝利すればその瞬間
溜飲が下がる思いなのでしょう。

 ただそれらの主力も多くがプレミアに在籍しているわけですが、スポーツの世界では冒頭でもお話したように

 「持ちつ持たれつ」

 が基本なのかもしれません。
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