塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ルッテンが考えるハーフナーの起用方法

2013-03-02 23:27:14 | 日記
 ヴァンフォーレ甲府時代はエースとしてゴールを量産していたハーフナー・マイク。

 彼が自身のルーツとするオランダのフィテッセに移籍していからは、その様子に変化が生じています。

 指揮を執るルッテン監督はこの日本代表FWを、4-2-3-1の3の左や中央で起用することが多く、その為彼の
機嫌が損なわれることもありました。

 確かに自分が本来活かされるべき場所と思う位置から隔離されては、ハーフナー・マイクだけでなく選手の大半が悩
みます。

 不慣れなポジションで雑なプレイを見せれば、それだけでファンから罵声を浴び先発から外れてしまいかねません。

 「どうせ先発から降ろされるならば、自分本来の場所で戦いたい」

 選手ならばそう思うでしょうね。

 ただ今ハーフナーの心境に変化が生じています。

 スポーツナビにベルギー、オランダの情報を掲載している中田徹氏によれば、本来のポジションでは無い場所でも彼
が適応し始めているというのです。

 今日中田氏のハーフナーに対するコラムを読み、考えたことは

 「スウェーデン代表がイブラをFWではなく、MFとして起用していることを参考に、ルッテン監督はハーフナーを
  MFで活用としたのではないか」

 という物です。

 イブラが前線で基準点となることが、これまでのスウェーデンの方針でした。

 しかしこの大エースは自分で得点を奪うだけでなく、味方にパスを出す、自分に相手のマークを惹きつけ、味方への
オープンスペースを確保すると技にも長けています。

 もしハーフナーがイブラヒモビッチと同じ役割が板についたなら、フィテッセだけでなく日本代表でも同様の効果が
期待できるのではないでしょうか?

 日本代表の前線には本田、前田、香川と岡崎という顔ぶれですが、ポジションを流動的にいれかえ、本田が1トップ
に移り香川が中央へ、その後釜にハーフナーが居座る。

 そのような形で攻撃が推移すれば、代表の攻撃は見所が増えると思います。
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サッカーの世界の色男と三面記事

2013-03-02 02:03:58 | 日記
 容姿に優れた選手が時代を彩ると、それだけで記事になる側面があることまでは否定しません。

 イタリアはその代表例として最適です。

 80年代前半 アントニオ・カブリーニ(ユヴェントス)
 80年代後半 ジュゼッペ・ジャンニーニ(ローマ)
 90年代前半 ロベルト・バッジョ(ユヴェントス)
 90年代後半 アレサンドロ・デルピエロ(ユヴェントス)

 というようにアズーリに招集される選手の中でも、一際実力と容姿に恵まれた選手がいたことは確かで、他にもニコラ・ベル
ティ(インテル)、フィリッポ・インザーギ(ミラン)なども、その代表例でしょうか。

 特にバッジョの人気は日本でも凄まじく、それは彼がバロンドールを獲得し、アメリカ・ワールドカップで代表を牽引した時
代が、Jリーグ開幕とうまくシンクロしたためでした。

 彼が着用するディアドラのイエローラインのスパイクに憧れを抱いた方も多いと思います。

 当時ディアドラはコロンビア代表のアスプリージャ、オランダ代表のファン・バステンのような大物を顧客に抱えていましたが、
やはりバッジョの人気は群を抜いていました。

 ワールドカップは成績と代表監督の戦術だけでなく、代表を彩った選手で語られる存在でもありますね。

 イタリアで面白いと思うのは、容姿に優れた選手が必ずしも人気がでるわけではない点です。

 薄毛で知られたジュゼッペ・パンカーロ、ローマとインテルでプレイしたマテオ・フェラーリのように、代表歴を持つ選手で
ありながらどこか地味な存在の選手も、女性を浮名を流してきました。

 またステファノ・ベッタリーニはフランチェスコ・ココ、そしてクリスティアン・ヴィエリのように

 「学習能力と言う言葉を彼らは知らないのか」

 とこちらがため息をつきたくなるくらい、女性関係で世間をにぎわす選手もいます。

 もし日本でも欧州と同等のサッカーの市民権を得るのは、毎日のように選手のスキャンダルが報道され、不確定な情報が掲載
される三面記事の存在を、僕たちが甘受する必要がありますが、選手としては気分はよくないでしょうね。
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戦国バサラとサッカー、見た目の良さと汗をかくこと

2013-03-02 01:51:51 | 日記
 テレビゲームをしない僕ですが「戦国バサラ」というゲームが人気なのは知っています。

 その中に登場する武将たちが随分と美化された姿で描かれおり、長野県を代表する武将として知られる真田幸村もそうで
あることも。

 当たり前の話ですが戦国時代に写真の技術は無く、肖像画と技量も欧州と比較するとさほどではありません。

 ですから制作側は登場人物を思うがままに描けるわけですが、間違いないのはこの登場人物たちをきっかけに信州上田を
訪問し、歴史を知ろうとする人間が増えたことです。

 つまり「ショーウインドウ」の役割を、知ってか知らずか請け負っていた形になりました。

 日本代表も同様で、花形の選手がいると必然的にファンは拡大します。

 92年広島アジア大会を境に代表の知名度が格段に向上したのは、優勝という結果だけでなく、カズという優れた選手が
読売クラブという最高の人気クラブに在籍し、設楽りさこさんという女優が恋人として知られていたためです。

 現在の日本代表で言えば、若い女性ファンの多くが

 「内田篤人」

 を贔屓にしている点がそうですね。

 ただ彼女たちにお願いしたいのは、内田を注目する、評価する事と同時に彼ほどは容姿も技術も目立たないかもしれませ
んが、汗を流している選手にも敬意を払ってほしいと言う点です。

 例えばクロード・マケレレはかつて当代一のディフェンシブ・ミッドフィルダーとして、熟練者から多くの支持を集めて
いました。

 彼が代表でもレアルでも、ジダンから守備のタスクを減らし攻撃に専念させたからこそ、彼がラウルやモチエンテス、そ
してトレゼゲにボールを供給することが出来たのです。

 外見やプレイが派手でなくとも、評価できる点は評価しなくては何の意味もありません。

 全盛時のカカやレドンドのように華麗な動きが出来る選手は、確かに見た目も技量も洗練されています。

 しかし彼らだけが評価され、汗を流している選手が無視されるようでは何だかさびしいですし、何より代表もクラブも
味気ない代物になってしまいます。
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