塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

キャップという名の経験値

2014-10-13 23:06:27 | 日記
 今、日本代表の特色を皆さんはどうお考えですか?

 僕は「遠藤と今野の代表落選を疑問視する声が無い」事だと思います。

 アギレ監督は基本、守備の土台を考慮してから攻撃の構築に移ると目されてきました。

 広島の水本、鳥栖の坂井というように、エラーを犯した選手がいる事も確かですが、屋台骨を支えてきた今野に復帰を促す声が無いことは、少なくともブラジルの出来事を過去にしたいと言う気持ちが強い。

 そんなふうにも思えます。

 同様に遠藤の場合もその待望論が聞かれません。

 それは柴崎のダイナミズム、言い換えれば若々しさが遠藤の持つ老獪さ、落着きを凌駕している為でしょうね。

 デシャンがフランス代表の指揮官に指名された際

 「今の代表選手たちは絶対的にキャップが足りない」

 とこぼしました。

 それだけ衆人環視の中で行われる国際舞台では、瑞々しさだけでは勝つ事が出来ず、老獪さ、落着きという様々な心理面が求められます。

 もし内田が本当に代表招集を断るのであれば、アジアカップ、ワールドカップ予選、ワールドカップを戦った最終ラインの面子は、GK川島とDF長友の2名だけになります。

 前線は岡崎、本田、そして香川を軸に、肉付けをしていく、それがアギレ監督の指針でしょう。

 実際武藤が素晴らしい活躍をしていることは、指揮官も嬉しさで一杯でしょうが、対アジア、対欧州を踏まえていく上で、代表招集だけでなく代表キャップにも注意せねばなりません。

 
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日本製、その凄さはどこにある?

2014-10-13 01:10:17 | 日記
 日本人が日本製を買う事に何ら不思議はありません。

 でも今は「日本製」というのが、ある種の口説き文句になっています。

 サッカー・スパイクも同様でミズノのモレリア、カッパのカガウディオが国産スパイクの代表例になります。

 ディアドラの公式ホームページでは「レジスタ3 K MD PU」と呼ばれるスパイクが、やはり日本生産ということで大々的に広告展開されています。

 それだけ今はどんな産業でも、日本で工場を設備投資の対象にするよりも、アジア諸国で生産をした方が良いのでしょうね。

 ではどうして日本の製品は凄いのでしょうか?

 それは

 1・一目でその凄さがわかる
 2・したがって写真やホームページからでも、その品質が伝えられる

 という意味があるためと感じます。

 例えば長野市にある東急百貨店でも、イタリア生産で知られる「オロビアンコ」「ダニエル&ボブ」の鞄が入手できます。

 この2つのブランドが日本でも大変な人気であることは僕も知っていますが、ファッションに関心の無い方からすれば、ナイロン素材の鞄に4万、5万円も費やせないよと思うでしょう。

 つまり、このナイロンがほかのナイロンとどこが違うのか、アジア生産の他の鞄では駄目なのかという、見分けが付かないでしょうし、僕もちょっと手が出せません。

 鞄類は3階で販売していますが、同時に財布、ベルト、ネクタイも販売しちえます。

 ショーウインドウの中には、革製品で有名なキプリスのボックス・カーフの財布が並んでいますが、これは誰が見てもその品質の高さがわかります。

 恐らく日本製スパイクも、一目見た瞬間から

 「これは凄い!」

 という商品がもつ魅力が伝播するからこそ、職人の方が誇りを持って今日も製造に取り組む事が出来る、僕はそう感じています。

 
 
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無事これ名馬なりを考える

2014-10-13 01:00:33 | 日記
 僕がサッカー観戦の際に用いるデイ・パックは米国のアウトドア・プロダクトの物です。

 今はジャン・スポーツ、イーストパックなど多くのデイ・パックを見かけますが、僕はこれを大学時代から15年近く愛用しており、今に至っています。

 アウトドア社は今、価格維持のためにアジア生産にシフトしています。

 僕が購入した時代はまだ米国生産で、タグも付いていますが、価格は3900円だったと記憶していますが、これは2代目で初代も同じ黒のキャンバス素材を購入しました。

 大学時代から15年近く愛用している商品が他にもありまして

 1・コンバースのオールスター・レザー
 2.アサヒ時代に発売されたブルックスの復刻スニーカーであるスーパー・ヴィラノバとヴァンテージ430

 こうしてみると物にも、人間ではありませんが

 「無事これ名馬なり」

 という言葉が浮かびます。

 病気、怪我、自分で選手として活動する自信が無い。

 選手がサッカーと言う職業を諦める理由は様々ですが、モウリーニョのように、自分で簡単に見切りをつけられる方が稀でしょうね。

 ジダンがワールドカップ決勝の頭突きで引退するという例も特殊ですが、大抵の人間は年齢を重ねた、体力が続かない、怪我が治る見込みがないという形でスパイクを脱ぎます。

 チェルシーからシティに移籍したランパードのように、

 「彼が怪我をする姿を見たことが無い」

 と評価された選手でも、年俸と年齢が反比例しますと、放出の対象になります。

 それでも、監督にとっていつも戦力として計算できる選手が控えているほど、頼もしい事も無いのではないでしょうか。
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日本における内需喚起、それはスタジアム

2014-10-13 00:52:08 | 日記
 Jリーグはプレミアを参考例に、東南アジア進出を推し進めています。

 一方で、Jリーグが国内喚起を促す方策もありますよね。

 先程放送された「やべっちFC」にコロンビア代表ハメス・ロドリゲスが登場した際、ホームであるベルナベウの姿も映しだされました。

 ベルナベウの特徴としては

 1・ネーミング・ライツではない、かつた辣腕をふるったオーナーの名前がスタジアムの名前である
 2・ドレッシング・ルームの見学ができ、チャンピオンズ・リーグ優勝の10個のトロフィーがファンを出迎え
 3・ベンチシートに腰掛けられる

 があります。

 特に「3」に関して言えば、シートには4つの円が記されています。

 これを見るまで知りませんでしたが、アウディがレアルのスポンサーなんでしょうね。

 アウディは日本代表も支援していますが、レアルのファンがシートを見るたびに

 「アウディの車を今度試乗してみようか」
 「ドイツの車はやはり信頼性が高いのだな」

 と思ってくれるなら、アウディは車を提供する以上の利益をレアルから受け取っています。

 これが今、日本企業で盛んに喧伝される

 「ステイク・ホルダー」

 と呼ぶのでしょうか。

 中村俊輔が在籍していたことで知られるセルティック。

 ここにも中村とラーション、ファンが最も愛する外国籍選手のレリーフが、門扉に飾られれていると言いますが、ベルナベウの外壁にもあのスティファノの姿が記されています。

 日本も今後、スタジアムが内需喚起の重要素になってゆくでしょう。

 その際、

 「陸上競技は陸上競技で施設を作るべき」

 という当たり前の発想が根付いていれば良いのですが。
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