塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

なでしこ各クラブが行う取り組みについて

2017-05-04 00:22:43 | 日記
 観戦の帰り、パルセイロ・ファンお馴染みの「マツキ」さんで、サンドイッチとカレーパンを買い求めました。

 すると従業員の方が

 「今日、これから試合ですか、もう終わりました?」

 と問いかけたので、ええ、今日は終了です、引き分けでしたと答えると、良いお天気でよかったですね、はい、僕は陽射しを避ける形で腰掛けました、など、会話が弾んだ次第です。

 マツキさんはビジター・ファンからも好評のお店ですが、このような親切な声掛けが大切なのだなあと痛感した次第です。

 ちなみに、そこに居合わせた女性が

 「私、ハーフタイムにあったサインボール、ゲット出来たんです」

 と教えてくださいました。

 昨日の試合は観客席にサイン・ボールの投げ込みがありまして、売店やトイレに向かわなかった方に、チャンスがあったんですね。

 なでしこリーグ選手名鑑をみると、各クラブが本当に観客に来てほしい、来場者を大切にしたいという工夫、取り組みが痛いほど伝わってきます。

 これらは一例ですが

 ジェフ千葉 選手によるチケットとグッズ販売
 レッズ サイン入りグッズのプレゼント、先着300名にサイン入りポストカードの贈呈
 ノジマ・ステラ 選手のサインと写真がプリントされた、オリジナル弁当の販売

 そして王者ベレーザですら、「当日出場」の選手たちがサイン会を開くなど、リーグの底上げを懸命に行っています。

 本当ならば、男女関係なくプロとして生計が得られることが良いのは当然ですが、この

 「地道な工夫と努力」

 が、ファンを奮い立たせていることも事実かと思います。

 ちなみにTシャツ購入で本田さんのサイン入りポストカードに当選したかた、おめでとうございます。
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仲田夢歩が懸命に走る姿を見て

2017-05-04 00:03:54 | 日記
 敵ながらさすがだと感じたのは、INAC神戸の速いパス回しだけでなく、大野や鮫島、高瀬という代表経験者たちの肉体的強さでした。

 一方で横山と同様、今後の代表の中軸になるであろう増矢、そして杉田の動きにも目を奪われました。

 特に増矢は下半身が非常に安定しており、サッカー選手にとって重心の存在がどれだけ大きいものかを考えさせられる動きでした。

 同様に僕が注視したのは、前半途中出場を果たした仲田歩夢です。

 出場してそうそうにイエローカードを受けたため、僕の背後で観戦していた方が

 「おいおい、いきなりカードが出たよ」
 「本当に大丈夫かね」

 と失笑していましたが、僕は彼女が髪を束ね、懸命に走っている姿を見て、他人事なら

 「何かがふっきれたのかな」

 と好ましく感じた次第です。

 彼女は技術や持久力よりも、まずその容姿で脚光を浴びたことはよく知られています。

 本田さんがコーチを務めた日本開催の女子U-20ワールドカップは、日本開催だけでなく

 「彼女たちが今後の代表を成長させる要因である」
 
 と賞賛の声が集まる一方で

 「仲田と田中陽子は奇麗だね」
 「なんだかAKB48にいても不思議ではない気がする」

 と、プレイよりも見た目で語られることが多かったわけです。

 仲田自身もこの点では凄く葛藤があったそうで、同時入団の田中は自分が必要と感じるクラブを追い求め、ノジマ・ステラに活躍の場を求め、現在に至ります。

 藤田、猶本、仲田に田中、そして横山と確かにこの大会に参戦した選手たちは、皆が大きな可能性を秘めていたと思います。

 そして横山が代表に定着し、フランクフルトに移籍することで、良い意味で仲田をがむしゃらにさせているように思えました。

 恐らく彼女は本来、がむしゃらで集中力を持つ選手なのでしょうが、周囲がその長所よりも美貌を注目した、この点が仲田にとって思わしくなかったが、今はその点を受け入れてサッカーをする。

 こんなゆとりが生まれたように思えた試合でした。
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