塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーを嫌いにならないという気持ち

2017-05-09 01:27:28 | 日記
 漫画「テルマエ・ロマエ」の作者として知られるヤマザキ・マリさん。

 先日読んだ猫雑誌の中で

 「私は人間に嫌われても良いけれども、猫にだけは嫌われたくない」
 
 とおっしゃっていたのが、今でも印象に残っています。

 僕も猫が好きだからか共感できたのだと思う傍ら、サッカー好きにも同じことが言えるのではないかと感じましたね。

 「サッカーだけには嫌われたくない」

 どんな選手、ファンでもそう考えていると思います。

 サッカーは不思議な物で、他のスポーツでは全く見られないほどの情熱が見られるかと思えば、悪質なファンの暴力行為や人種差別の横断幕、選手が起こした交通事故や犯罪など、マイナスのニュースも多くあります。

 でも、どんなに悪辣だと指摘される選手でも

 「俺は何を言われても構わないさ」
 「でも、サッカーという競技だけは嫌いにならないでほしい」

 そう思うはずです。

 長野パルセイロのように3部リーグでも暮らしが長く、毎年昇格できず肩を落とす選手、ファンがいるわけです。

 それでもシーズンが始まる前には

 「有給休暇の取得と貯金の確認」
 「シーズン・チケットや応援歌の準備」

 というように、スタジアムにいち早く駆けつけたいと誰もが思います。

 この純粋な気持ち、声をからして応援したいという強い願いこそが、サッカーを根底から支えているのは間違いありません。

 大切なのはこの情熱を、逆噴射しないことなのです。
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競合相手がいないという利益

2017-05-09 01:02:56 | 日記
 車好きでなくとも、スズキの車と言えばワゴンRとスイフトの2車種は連想できると思います。

 車好きならば、人気のハスラー、そして四輪駆動のジムニーなどが思い浮かぶと思います。

 しかし、車好きでもセルボやスプラッシュあたりはなかなか思い浮かばないのではないでしょうか?

 ワゴンRやアルトが生まれた背景には、日本人が望む車を開発したいという気持ちが念頭にあり、前者が使いやすさ、後者が価格、そしてマニュアル車の用意という形で今人気を博しています。

 スプラッシュやセルボは聞くところによると

 スズキが考える欧州仕様の車
 工場もハンガリーを軸に欧州生産

 ということで、日本人が求める感覚ではないのでしょう。

 言い換えればこれらに乗る方は、それだけで差別化につながり、ディーラーに大幅値引きを迫れる、競合相手がいないにも等しいという形になります。

 この競合相手がいないという点はすごく大事で、サッカーも同様です。
 
 2000年代のペルージャが中田の獲得を軸に

 1・イタリア国籍ではあるが、黒人選手であるリベラーニを獲得する
 2・韓国代表のアン・ジョンファンの獲得で、日本だけでなく韓国にもファンを増やそうとした
 3・エクアドル代表のカビエデスを獲得

 というように、地方クラブならではの補強策を展開し、指揮官コスミの存在も野球帽と共に有名になりました。

 競合相手がいないことは、独自路線と揶揄されそうが、手段を真似されないというメリットがあります。

 今は様々な方法論が出尽くしたサッカーですが、今後もGMは様々は案を生み出してゆくのでしょう。
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