塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

翼と小次郎、メッシとロナウド

2018-07-01 22:03:44 | 日記
 僕はメッシとロナウドをキャプテン翼に置き換えるなら、前者が翼、後者は小次郎に当たると思っています。

 全国中学生サッカー大会の前、南葛中学の3連覇、小次郎からみれば大空翼の3連覇を阻止するために取った行動が恩師である吉良監督の下で、タイガーショットを完成させるために過酷な練習でした。

 結局タイガーショットは南葛中との決勝戦まで温存の形になりますが、大空翼という天才は肩と足首を負傷しながらも、ドライブシュートいうう必殺シュートを身に着けていました。

 小次郎からすれば

 翼が持つ生まれながらの才能の前に、必死に汗を流しボールを追いかけてきた
 翼が石崎や滝などサポーティングに恵まれているのと同様に、小次郎も若島津やタケシという頼りになる仲間がいた
 それでも体調が最悪である翼の前に、どうして勝てないんだと自問自答する

 片桐が

 「タイガーショットがゴールが一瞬でも見えればうてる、しかしドライブ・シュートが見えなくとも打てるんだ」
 「これで日向は翼に追いついた」

 と試合中にこぼします。

 ロナウドがあれだけの筋力と跳躍力を維持するために苦行僧のような練習をするのは、彼が心のどこかで

 「メッシという自然に才能が備わった選手に勝つためには、自分を追い込むしかない」

 と感じているためではないでしょうか。

 バスケットの世界でいえば翼がア-ヴィン・マジック・ジョンソンで、小次郎がラリー・バードではなかろうか、とも思います。

 バードもマジックも当初はお互いをけん制していましたが、コンバースの愛用者ということで最終的にはお互いを認める間柄になります。

 マジックは1992年、エイズ・ウイルスに感染したことを明かしますが、会見前に告白した選手はマイケル・ジョーダンとバードの二人だけだったんですよ。

 小次郎と翼も以後、日の丸のために戦います。

 メッシとロナウドが共同企画でチャリティを行えば、物凄い反響があるでしょうし収益も高いと思います。

 ジャージはその際、プーマやマクロンなど中立でなければいけないでしょうが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンバッペ。彼はネイマールのカギを握る男

2018-07-01 21:46:04 | 日記
 パリ・サンジェマンを出る、出ないで今夏揉めそうなのがネイマールです。

 ハヴィエル・パストーレは既にローマ移籍を果たしましたが、やはり戦力が「ありすぎる」ことは、当然余剰人員がでるわけですが、僕はパリ・サンジェルマンの不安要素はエンバッペではなかろうか。

 と見ています。

 ネイマールがバルセロナを去る理由の一つに、どんなに優れた活躍を見せても、スアレスやメッシの方が重要視されている、と言う彼とと父親の見解がありました。

 もしこの感情を「嫉妬」と考えるならば、パリには既にイブラヒモビッチはいませんでした。

 中盤ならば自分を支えてくれるチアゴ・モッタ
 イブラヒモビッチの陰に隠れても感情を抑え続けたエディソン・カバニ

 それがディ・マリアや移籍したルキャスなども含めて、パリでは例えマルセイユやモナコなど、一部の有力クラブ以外との対戦では退屈間を味わったとしても、自分が主役を張れる環境がある。

 とネイマールは捉えていたように見えます。

 しかしワールドカップ、対アルゼンチン戦でも明らかになりましたが、エンバッペの力量は10代のペレと比較されるほどで、ネイマールからすれば

 チャンピオンズ・リーグ優勝を勝ち取るための大切な同僚
 自分を脇に追いやる不遜な存在

 のどちらかに捉えるかで、移籍か残留かが気分は変化すると感じます。

 TBSの中継で確認できたエンバッペの溌剌とした動きは、当然ロリスやカンテ、ポグバという年長者の存在も大きいわけですが、メッシのそれとは真逆の表情でしたよね。

 案外、王者交代はチャンピオンズ・リーグではなく、この一戦で見えたようなきがします。

 その王者の扱いも、ブラジル、フランス、そしてポルトガルが優勝するかで変化することも確かなのですが。

 エンバッペの存在がネイマールを押しやるのか、同時に輝くのか注目が集まると思いますが、当然パリのファンはエンバッペを応援するでしょうけれども。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本代表ジャージ、爆発的な売れ行きの再現はなるか

2018-07-01 01:55:24 | 日記
 ワールドカップのニュースを伝える際、キャスターが日本代表ジャージを着用している姿を見て、きっとアディダス・ジャパン首脳陣は安堵していることでしょう。

 と言いますのも、監督交代や親善試合の不出来のため、多くのファンがロシア大会での日本代表が健闘する姿を連想できませんでした。

 ですから、毎晩のようにキャスターが青のジャージを着用しているということは

 「日本代表が勝ち残っていること」
 「代表への注目が高い事」

 を意味するためです。

 僕は今回は良い成績になると「勝手に想像」していました。

 それは試合の内容や選手選考ではなく、単純に

 2002年万歳、2006年落胆、2010年万歳、2014年落胆と来たからには、今回は「万歳」の番でありカタール大会は「落胆」するであろう、という意味のない楽観論を持っていたためです。

 韓日ワールドカップの際、アディダス・ジャパンはレプリカの売上が60万着を超えたと発表しました。

 では、今回仮にベルギーを下して8強に進出すれば、60万着と言う過去最高のセールスを更新するでしょうか。

 僕はしないと思いますが、ファンの脳裏には永遠に焼き付くという点では非常に価値があると思います。

 インテルがナイキと契約20周年を迎え、過去最高の人気のあった2011シーズンの「大蛇」を再度デザイン・ソースとして用いた点、これが話題になっています。

 日本代表も「ヤタガラス」をデザイン・コンセプトに置く日があるでしょうか。

 ちなみにナイキがデザインに一番力を注いでいるのは、ブラジルでもポルトガルでもなくフランスだと思うのでしょうがどうでしょうか。

 それはフランスがファッションの国だからかもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランスの勝因、それはベンチに腰掛けるあの男

2018-07-01 01:33:29 | 日記
 TBSが中継したフランス対アルゼンチンを見ていますと、フランスの勝利は

 「デシャンに下駄を預けたこと」

 にあると考えられます。

 2010年のワールドカップでは、指揮官レイモン・ドメネク、選手ではパトリス・エブラ、ティエリ・アンリ、そしてニコラス・アネルカなど中心選手の不和が傍若無人な態度となって最悪の時代を招きます。

 以後、ヨアン・グルキュフが代表から遠ざかるのも、彼が僕と同じようにどこか他人の視線をうかがうような性格なのでしょうが、やはり険悪な中で過ごさねばならなかったこと。

 これも強く影響していると想像します。

 ドメネクの後に就任したロラン・ブランも、デシャンと同様に聡明であり、何より

 1998年ワールドカップの優勝
 指揮官としてもボルドーでリーグ1の優勝

 ということで、教え子であるグルキュフも、ブランと行動すれば調子が戻ると指摘されたものです。

 ブランは2012年欧州選手権8強で敗れた責任を取る形で辞任し、遂にデシャン政権が発足します。

 それから足掛け6年、カンテやグリエーズマン、ポグバなど自身が中心軸であった90年代、2000年代初期にも匹敵する、特筆すべき選手たちが揃ったことは、デシャンにとって朗報と言えます。

 しかし、デシャンは混迷が続くマルセイユを2010年、リーグ1の優勝に導いたように

 選手の良いところと悪いところを適格に見極める
 目先の結果だけでなく、2016年フランス開催の欧州選手権を含めて、中期と長期の視線で選手を編成してきた

 この点に好感がもてます。

 日本も同様ですが、アルゼンチンの監督交代は誰が見ても「行き当たりばったり」の形であり、この完成度の違いからもフランスの勝利は自然の成り行きではないかと思えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする