塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本、8強進出を願うのは虫がよすぎるだろうか

2018-07-03 01:34:43 | 日記
 日本代表がベルギー代表を下して8強でブラジルと戦う。

 僕たちが描く展開は、やはり理想を追い求めすぎている面は否めません。

 ブラジルに敗れたメキシコ代表は、何と今回の敗戦で7大会連続で16強どまりというから驚きです。

 逆に言えば、それだけメキシコには予選を突破する力がある、という意味もあるわけですが。

 メキシコと言えば

 1・ホルヘ・カンポス、ウーゴ・サンチェス、ラファエル・マルケスにドス・サントスと国を代表する選手が存在した
 2・中米の猛者として、過去2回の自国開催を開くほど、サッカーが国民に浸透している
 3・2012年のロンドン五輪では金メダル

 というように、育成やファンの熱狂度だけをみれば、ブラジルにもひけはとらない、「はず」なんですけどえ。

 ブラジルも幾度となく手痛い敗戦は経験していますし、何より

 「欧州よりになるのか、ブラジルらしさで戦い続けるのか」

 で悩んできました。

 1990年のワールドカップは3-5-2
 1994年のワールドカップは優勝するも守備偏重
 1998年のワールドカップはロナウドと他の10選手
 2002年のワールドカップは優勝するも、対戦国に恵まれただけとやっかみの声あり
 
 など、ブラジルは優勝してさえ、万雷の拍手が贈られるわけではないわけですよ。

 日本が過去に4強進出を果たしたベルギーに勝つことは、虫が良すぎるよとメキシコは警鐘をならしている気がします。

 一方で勝てば、アジア全土で傑出した体験を得られることも事実です。

 もし8強に進出すれば、もう日本中が狂乱に陥ることはないでしょうし、それを見たいと思う気持ちは充分にあります。
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日本代表、ロシアでの冒険はまだ続くだろうか

2018-07-03 01:11:14 | 日記
 日本代表、もし冒険が続くのであれば8強の対戦相手はブラジルです。

 クロアチア対デンマークのように通好みの対戦も興味深いですし、アルゼンチン対フランスのように16強という早い段階での実現は、皆勿体ないと感じます。

 でもそれ以上に「対ブラジル」というわかりやすい構造は、取材する側と観戦する側の興味を一番そそるのではないでしょうか。

 ブラジルのワールドカップ優勝5度は、当然世界最多記録になります。

 ウルグアイ代表の名手パブロ・フォルランは過去、息子のディエゴ・フォルランに

 「息子よ、ワールドカップほど楽な戦いはないぞ」
 「ただ7回連続で勝てばよいだけの話だからな」

 と諭したことがあります。

 ただ、7回連続で勝利する、これがブラジルでも実に難しいわけです。

 今はトーナメントを見越して主力を休ませる、ドローでの御の字など無理に勝ち点3(往時は勝ち点2)を追い求めません。

 勝利を手繰り寄せることも試合内容だけでなく

 選手たちの体力、精神力、監督の戦力分析
 対戦相手との相性やスカウティング、累積警告などの副産物

 が大きくものを言います。

 当然ベルギー戦に集中しなくてはいけませんが、もし8強でブラジルと戦うのであれば、2006年のファースト・ラウンドで戦った時のような、相手が流す内容にはならない勝負を期待します。

 週刊ポストが

 「日本代表、ごめんなさい」

 と見出しを打ちましたが、ロシアに滞在する選手たちは日本の現状をどう見ているかも気になりますが。
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