塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ベストセラーという存在

2019-12-26 19:16:50 | 日記
 トヨタ自動車が「マーク2」「マークX」の製造を終えます。

 一方で日産自動車も「ジューク」「キューブ」の製造を終えますが、トヨタと比較した際、日産は新車の発表やてこ入れの頻度が低いと指摘され、そのしわ寄せがディーラーに及んでいる。

 との指摘もあります。

 つまり、一時代を築く、発売当時は素晴らしいと高い評価を得ても、時代が流れると急に色あせて見えてします。

 ここに商品の難しさがあります。

 お菓子やインスタント・ラーメンも同様で、明治のスナック「カール」、サンヨー食品の「頂」「麺のちから」のように

 主力商品として稼ぎ頭であった商品
 ライバルに勝利するために、技術を結晶して誕生した商品だが、市場の評価は芳しくなかった

 という事例もあります。

 ですから売れ行きが苦戦していると言われても、日清のチキン・ラーメンのように、常に店頭にある商品は本当にすごいことだと、改めて実感します。

 コンバースのチャックテイラー
 リーバイスの501

 が店頭から消えないのは、商品の代名詞であり常に買うお客がいるためですが、むしろ

 「適切なタイミングで、改良を行う」

 点が大きいのではないでしょうか。

 ミズノがリコールとなりましたが、モレリアネオ2ベータを発売した際、ファンの間では

 「ベータを境にモレリアネオ3が誕生するのでないか」
 「更に10グラム軽くすル事は凄いね」

 という声が挙がったようです。

 こうしてみますと、ベストセラーは企業の技術力だけでなく、消費者の視線がいかに大切かが改めて感じられます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長谷部誠、日経新聞でおおいに語る

2019-12-26 18:59:56 | 日記
 22日付の日本経済新聞で、長谷場誠が取り組んでいるチャリティや、ドイツでの生活について告白しています。

 興味深いのはウオルクスブルク時代、プレミアリーグ移籍を志したにもかかわらず、移籍は頓挫。

 指揮官フェリックス・マガトがこの行動を嫌悪し、GPS装着の上、ただただ森の中を走り続ける毎日を送らせながらも、指揮官は長谷部の復帰をどうすべきか、注意していたというのです。

 更に興味深いのは、彼自身がマガトに対しての嫌悪感を抱いていない点です。

 通常、日本代表主将があれだけの仕打ちを受ければ、当然ドイツでも日本でも、マガトの態度に不信感と嫌悪感を皆がもちますよね。

 しかし長谷部は

 「彼は浦和レッズから僕を引き抜いてくれた人物」
 「指揮官ならば、選手が移籍を模索すれば、どこかで嫌な気持ちになるだろう」

 と率直な気持ちを語っています。

 言い換えれば、マガトは長谷部にとって恩人なのです。

 ドイツと言いますと

 南部最大の年であるミュンヘン
 北部の主要都市であるブレーメン
 熱狂的なファンがいることで有名なケルン

 が有名でしょうが、彼が在籍するフランクフルトは、実に交通の便が良く、妻と子供3人で出かけることに適した都市、ということです。

 日本の関係者からすれば

 「仮に欧州で指揮官になるならば、長谷部ほど適任者はいない」

 と考えているようです。

 ただ、彼自身は監督が抱えるストレスの大きさを見て、自分に見合った職業なのかとは思っているのですが、当然日本代表監督、という意見も将来は出てくると思います。

 藤田俊哉がリーズ、VVVで研鑽を積み、西野朗がタイ代表指揮官として奮戦する。

 日本人の経営者、指揮官の幅は将来に向けてより拡大してゆくでしょう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しゃかりきに働いて見える光景は何だろうか

2019-12-26 01:50:09 | 日記
 コンビニ経営者の多くが、求人募集を出しても人員確保に至らないことに対し、過度の労働に瀕していると訴えています。

 利便性を僕たちが追及すればするほど、明らかに「割り」を食う方々がいるのであれば、やはり僕らが意識と気持ちを変える必要がありますね。

 僕は山梨学院在籍時、移動手段は徒歩か自転車か電車かという塩梅でした。

 僕が卒業した2000年に閉店してしまいましたが、山梨県を代表するスーパー「オギノ」が大学近くにあり、いつも重宝していたんですね。

 しかし、面白いことにお米を買わなくてはならないときに限って「定休日」に当たってしまい

 「米、昨日買っておけばよかったな」
 「どこまで買い出しに行こう」

 と心の中で叫んだものです。

 つまり、米を自転車のかごに入れますと、それだけで一杯になってしまうので、他の食材を買えないわけです。

 米と他の食材を一緒に買おうとすれば、2度手間になってしまうので残念だと思いましたが、今はその定休日という言葉自体が消えかかっています。

 欧州サッカーも同様ですよね。

 イングランドのようにクリスマスから年始にかけて、びっしりと試合で埋まっている
 ドイツやイタリアのように、ウインターブレイクを挟むリーグ

 特に北欧のクラブはこの時期を利用して、温暖なポルトガルやスペインで調整しますし、スペイン勢は中東でキャンプを張る事もあります。

 つまり、コンビニのオーナーのように「がむしゃら」に働くのがプレミア・リーグで、ブンデスリーガのように年始で一息つけるのは、一般企業や自営業ではないでしょうか。

 独身で恋人のいない僕は

 クリスマスをどうしようか、とは既に考えることすらしない
 親戚の子にお年玉をねだられることもない

 というある種の平和を感受しているのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アドラー、その筋の通った姿勢

2019-12-26 01:29:25 | 日記
 今、「アドラー」の公式ホームページを閲覧しました。

 以前は公式ホームページすら無かったような気がしていましたから、興味深く拝見いたしました。

 世の中服好きは多いと思いますが、面白いことに自分に似合うデザイン、色彩、スタイルが見えてきますと

 「流行はもはや関係ない」
 「僕は自分が着用して心地良い物を購入するだけ」

 と達観の境地になります。

 私見で恐縮ですが、男の普段着で最適なのはブルックス・ブラザースに代表されるアメリカン・クロージングであるように思います。

 ポロ・ボタンダウンシャツに丸首のセーター
 ベージュのコットン・パンツや濃紺のブレザー

 などは、素材の見直しや改良はありますが、生産が途絶えることはないでしょうからね。

 アドラーもこの「流行は気にならない」という点は、実にあっぱれだと思います。

 つまり、時代の潮流を意識するならば

 ニット素材、合皮など、最先端の素材でスパイクを制作する
 契約選手を数多く抱え、彼らの意見を反映させてゆく

 ことは怠ってはいけないと考えます。

 しかし、アドラーが考えている事は

 「国内製造」「本革」「職人の勘を大切にする」という昔ながらの製法で、ハイテクを好む人間からすれば、それは単に

 「旧態依然」

 にしか見えないと思います。

 つまりアドラーの経営陣と職人は、流行を意識しないのではなく

 「商売を拡大しないこと」
 「わかる選手にだけ購入してもらえたらよい」

 という考えの下で、限られた店舗に納品していると思うのです。

 こんな一本筋の通った企業が、今の日本にあることはむしろ凄く好ましいと思いますし、実物に触れてみたくなりました。

 長野県内の店舗では取扱店がないようで、公式ホームページには記載がありませんでしたから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア製という心地の外で

2019-12-26 01:11:46 | 日記
 服飾の世界において「イタリア製」という響きは、大変心地の良いものです。

 ただ、このイタリア製にはからくりがあるんですね。

 以下は一例ですが

 生地はイタリア製、縫製はアジア製
 素材も縫製も、すべてがイタリア製
 イタリア製ではあるが、手縫いか量産か

 など、その形は様々です。

 ブルネロ・クチネリのように、本当に素材を吟味し、従業員は自社のセーターを原価価格で買えるような、人間らしさを追求したブランドがある一方で、こんな事例もあるのです。

 塩野七生さんが著書(恐らく文春新書・日本人へのいずれかに記載されていたと記憶しています)の中で指摘いるのですが

 1・まず縫製や組み立ての7割程度を、アジア生産で行う
 2・そして残りの3割をイタリア国内で仕上げ、イタリア製として販売する

 ですから、ディアドラやロットが「自社」でスパイクの復刻を企画し、生産したことはそれだけ意義があると感じます。

 イタリアのアスレチックブランドと言いますと、他には

 フィラ、ヴァスルポルトとエネーレ、カッパが思い浮かびますが、彼らがイタリア国内に生産拠点を設けてはいないはずです。

 ですから、アジア各国で生産を模索しながら、原点回帰という点で再度イタリア国内で製造を手掛けるならば、それは素晴らしいと思います。

 ロットのスタジオ
 ディアドラのマッチ・ウイナー、ブラジル

 という復刻スパイクが、さすがにナイキ、プーマなどのニット素材と同等に語られるわけではないでしょう。

 しかし、靴というのは愛でる、飾る、収集するという楽しみがありまして、実際古いナイキのコレクターが沢山いますよね。

 プーマのユーゴスラビア製
 アディダスのフランス製

 スパイクはコレクターも多いですから、イタリア製スパイクを愛でるファンもいるのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする