塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

令和初の天皇杯決勝が迫る

2019-12-22 00:25:14 | 日記
 天皇杯の決勝はアントラーズ対ヴィッセルとなりました。

 既に大岩剛監督の退任が表明しているアントラーズ。

 無冠で終えるわけにはいかない、アントラーズならではの意地と矜持があると思います。

 特に内田篤人のように、小笠原満男の背中と行動を見て学んできた選手ならば、尚の事でしょうね。

 一方でヴィッセルが優勝すれば、1995年の発足後初の栄冠となります。

 神戸が優勝すれば

 1・引退するビジャに対して恰好のはなむけとなる
 2・ここ数年の大型補強が実り、ひとつの完結を迎える
 3・多くの外国籍選手と日本人選手の調和を、以後どう結びつけてゆくか、というサンプル事例

 という3点があると思うのです。

 ジュビロが元アルゼンチン代表DFを獲得したように、現在のJリーグはブラジル、韓国、オーストラリア勢が周流だった数年前とは、その補強の趣が異なります。

 つまり、アントラーズの強化方針

 一部の事例以外では、外国籍は常にブラジルから招く
 高校生でも良ければ一軍ですぐ使う

 という形と、ヴィッセルの強化方針は凄く対照的ですよね。

 その対照的なクラブが戦う天皇杯決勝は、非常に興味深いと言えます。

 僕は判官びいきではないものの、ヴィッセルが優勝してほしいと思いますが、仮に敗戦で終えるとアントラーズは来季、物凄くお金を使って有力選手を入団させる気がします。

 その感情が「憤怒」なのか「意地」なのかはわかりませんが、その胸中は

 「今に見てろよ」
 
 という代物でしょう。

 その意地を恐ろしさは、2007-08シーズンにバイエルンがリベリとルカ・トニ獲得を表明した際の、他クラブの驚愕の表情からも学べます。
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スポーツ記者にも現れるハイブリッドな存在

2019-12-22 00:12:28 | 日記
 金子達仁氏の出世作と言えば「28年目のハーフタイム」になるのでしょうか。

 氏が以後、様々なノンフィクションを執筆することで、サッカーを読む楽しみとして捉えるようになったファンは、僕だけではないでしょう。

 そして彼や近藤篤氏など、サッカーの世界で執筆、撮影を行ってきた関係者が、ラグビー・ワールドカップの編集にも携わっています。

 その記事はナンバーで確認できますが、ナンバーはクレジットをしっかり記載しますから、執筆者の素性が簡単にわかります。

 実は以前

 「ア式とラ式、どちらにも精通している記者はほぼいない」

 という意見を聞いたことがありまして、僕の中では藤島大氏しか確かに思い浮かびませんでした。

 つまり、サッカーの世界で影響を与えてきた写真家や執筆者がラグビーも捉えることで、トヨタのプリウスのように

 「スポーツ記者の世界でもハイブリッドがより重宝される」
 「自分の贔屓競技を、冷静に分析するためには他の競技を見ることが大切」

 という意味合いが出てきたように思います。

 金子氏はテニスの取材で伊達公子氏にインタビューをしていますから、その観点が著作に中にも活用されているのかもしれません。

 ですから今後は大友信彦氏のように、ラグビーに精通している方が

 「サッカー・ワールドカップを取材」
 「アルゼンチンやフランスをラグビーの視点から、サッカーの強化方針に迫る」

 ということも生じるのではないでしょうか。

 実はサッカー、ラグビー、アメフトは3兄弟と呼ばれ、関連性が高い競技と言われています。

 ですからラグビー人気がアメフト人気に飛び火するかもしれませんし、サッカー好きが今後はトップリーグの情報を欲しがる後継が見られる、そんな気がします。
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