塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う、選手使用モデル

2019-12-14 16:31:21 | 日記
 1990年代のNBAは、米国企業、日本企業(アシックス)を巻き込んで、契約選手を得ることに多くの時間と契約金をつぎ込みました。

 それはエアー・ジョーダンの成功例が引き金となったわけですが、ハキーム・オラジュワンのように選手側から

 「希望小売価格が高すぎて、子供が気軽にはけない」

 という観点で、スポルディングと契約する事例を生みました。

 これはプロ入り後はナイキと契約したものの、フィラとの契約を表明した(のちにダダを愛用)クリス・ウエバーも同様で、今のクリスマス・シーズン、靴屋を眺める子供と親の姿。

 これも彼らの胸を痛めさせたのでしょうか。

 エアー・ジョーダンも日本円で多くのシリーズが2万円を超えていました。

 ちなみにコンバースがラリー・ジョンソンのために支給した「エアロ・グライド」は23000円という強気の設定で、これでは気軽に買えるわけにはいきませんね。

 サッカーも、スパイクはその多くがテイクダウンと呼ばれる、価格を抑えた品がラインアップされています。

 しかし、バスケット、サッカーのいずれでも、子供たちは選手モデルは常に憧れの的です。

 それは子供たちが選手の靴を履いて

 「選手の情熱をしりたい」
 「選手モデルを履けば、練習に力が入る」
 「選手モデルが僕に勇気を与えてくれる」

 と考えているためでしょうね。

 つまり靴をはくことで、選手が歓喜に浸る瞬間、勝利の瞬間、苦痛で顔がゆがむ瞬間、それらを子供たちは疑似体験し、選手の背中を見ることと同じくらい大切と感じてるに違いありません。

 ナイキがエムバッペの使用モデルを発売しましたし、サッカー・ジャンキーもユニークな発売方法を考えました。

 いつの時代でも、スパイクとバッシュは高嶺の花であり、身近な代物と言えそうです。
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違和感をぬぐい、自信を得ること

2019-12-14 16:15:27 | 日記
 現在の日本代表選手たちは、堂安律に代表される五輪代表との兼任が多くなりましたね。

 例えばベルギーのロイヤル・アントワープに今夏移籍した、三好康児もその代表格です。

 同時期に同じくベルギーに移籍した天野純も同様ですが、アンジェ・ポステコグルー監督の下でF・マリノスが優勝したことは、当然喜ばしい出来事と思っているはずです。

 しかし一方で

 「残っていれば優勝を経験できたな」
 「チャンピオンズ・リーグでアジア遠征できた」

 とは思わないでしょうね。

 多くの選手がJ1ではなくて、小規模でも無名でも欧州クラブに在籍したいのは

 「俺はここまでやりきった」

 という充足感を得たうえで大舞台に挑みたいため、ではないでしょうか。

 五輪、ワールドカップの本番を「ぶっつけ本番」で戦えるはずがありません。

 アトランタ五輪の際、ナイジェリア戦で代表に亀裂が走ったのは

 1・中田英寿は過去、既にナイジェリア代表と戦っており、免疫があった
 2・少なくとも彼からすれば、ナイジェリア代表に大きな進歩は感じられる、勝利を掴めると考えた
 3・しかし、それ以外の選手は対戦相手の脅威に疲れ切っていた

 と言う齟齬があったためと指摘されています。

 つまり、1対10という形で認識が異なったため、前者の勝ち点3を目指す振る舞いは異端とされたわけです。

 今の若い世代は、欧州で様々な練習方法、多国籍の集団、ミーティングから食生活まで、とにかく違和感をぬぐい

 「俺はやれる、自信がある」
 
 という気持ちを得たい、言い換えれば自信を入手したいのでしょうね。

 逆に言えばタイ代表がアジアで戦う自身を得るために、日本のプレイを希望するということで、やはりプロの戦いに身を置くことの大切さを感じます。
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サッカージャンキー、斬新な形でスパイクを発売

2019-12-14 01:27:15 | 日記
 来季J1で戦うことが決定している横浜FC。

 かつてヒュンメルと契約していましたが、現在はサッカージャンキーになっていますね。

 さて、横浜FCにはキング、中村俊輔、そして松井大輔と日本代表経験者が在籍していますが、中村はアディダス、松井とキングはプーマという印象が強いと思います。

 しかし、これだからサッカー・スパイクは面白いなあと思う話が登場しました。

 松井大輔、実はサッカー・ジャンキーが手掛けるスパイクを着用しており、何と限定3足に限り市販されるというのです。
 
 この情報はサッカー・スパイク専門サイト

 0014のブログ
 コーヘイズ・ブログ

 どちらでも詳らかに紹介されています。

 このスパイク、何と一足20万円という、ジョンロブのような老舗英国靴に匹敵する価格で発売になり、ネーミングも

 「シンデレラン」

 という、実にセンスあふれる形となっています。

 (20万円は税抜き価格なので、実際は22万円という形なのでしょうが、もう買い手はついているでしょうか)

 詳細をコーヘイズ・ブログから引用させていただきますと

 1・受付は今月13日から15日
 2・サイズは26・5センチのみ
 3・公式オンラインとサッカージャンキーの実店舗2店で敬3足の発売

 となっています。

 ここからは僕個人の勝手な推測ですが、サッカージャンキーがスパイク製造についてノウハウを持っているようには思えないので、国内メーカーに製造を委託し、完成に至った。

 と勝手に思います。

 写真からでも革は重厚さが見て取れますし、何よりその試みが面白いと思った次第です。

 ただ、購入者が実際着用してボールを蹴飛ばすことは、無いとは思いますがね。
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クロップがリバプールと契約延長した背後で

2019-12-14 01:06:29 | 日記
 ヨヒアム・レーブドイツ代表監督が、仮に2020年をもって退任すると仮定します。

 ドイツサッカー協会は、第一候補としてユルゲン・クロップに白羽の矢を立てたいと考えるでしょう。

 しかし、彼は所属するリバプールと2024年まで契約を延長しましたので、クロップの線は消えてしまいました。

 僕が考えるドイツ人の指揮官と言えば

 2013年 バイエルンを3冠に導いたユップ・ハインケス
 ホッヘンハイムで名を挙げたナーゲルスマン
 現在パリ・サンジェルマンで指揮を執るトマス・トッヘル
 シャルケ、ライプチヒで陣頭指揮を執ったラングニック

 の4人になります。

 しかしハインケスは引退していますし、ワールドカップの優勝4度を誇り、ベッケンバウアーやザマーという欧州最優秀選手を輩出したドイツサッカーが、外国籍の指揮官は求めないでしょう。

 また、クラブとの契約がある人物に就任は難しいでしょうね。
 
 従って2004年のクリンスマン政権発足時のような、斬新な提案が求められるように見えます。

 我が国では、安倍総理の手腕を讃える声もあれば

 「総理は丁寧な説明を果たしていない」
 「在籍任期は確かに長いが、得た成果は果たして素晴らしいものか」

 と訝しがる声もあります。

 その点を考慮しますと、レーブは2018年ワールドカップ以外のコンペティションでは、必ず最低でも4強進出を果たしており、後任者はより高い成績を求められます。

 一方で1990年代のドイツは、ブンデスリーガ1部全てが

 「3-5-2のリベロ・スタイル」
 「従って選手たち戦術の幅が無い」

 という、行き詰りがありました。

 その点を突いて4-4-2を提唱したのがラングニックでした。

 かつて代表候補筆頭であったクリストフ・ダウムが麻薬問題で一気に評判を下げましたが、案外ラングニックの就任が実現すれば、興味深い気がします。
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