塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

キリアン・ムバッペ、今夏のレアル移籍は無しか

2021-08-31 21:18:33 | 日記
 キリアン・ムバッペは結果、パリ・サンジェルマンに残留するのでしょうか。

 契約解除金をパリ・サンジェルマンは250億円程度に設定しているようですが、空恐ろしいのはこの金額が発生するのは「今夏のみ」で、来夏このフランス代表が移籍するならば、メッシ同様に

 「フリー移籍」

 になるというのです。

 メッシの場合はサラリー・キャップという特殊事情が背景にあり、少なくとも彼と会長であるジョアン・ラポルタの間柄は良好だったと聞きます。

 しかし、アル・ケライフィとムバッペの折り合いはお世辞にも良好ではないらしく、同時に彼のレアル・マドリード移籍を知りながら、レアルが提示する金額を確認しようともしない。

 これはパリ・サンジェルマンにはカタールという国家がついている、つまり資金には余裕があり、借金にあえぐクラブと一緒にしないでほしいという意味合いかもしれません。

 ちなみにアーリン・ハーランドもボルシア・ドルトムントに残留するようですが、既にジェイドン・サンチョをユナイテッドに売却したこで、財政面で実りのあるドルトムントですから、戦力低下を避ける意味合いが強いと言えます。

 結果、今夏で大きな移籍の話題は現在最高の名手である

 レオ・メッシ バルセロナからパリ・サンジェルマンへ
 ロナウド ユヴェントスからマンチェスター・ユナイテッドへ

 となりました。

 そのパリ・サンジェルマンにもセルヒオ・ラモスとジャンルイジ・ドンナルンマが加入するわけですが、やはりまだまだロナウドとメッシの影響力は、陰りが見られないという意味あいになります。

 実はロナウドが最終的にシティではなくユナイテッドを選択したのは、敬愛するサー・アレックスの存在が決めてのようです。

 シティがメンデスに対して「出し抜かれた」と激怒するのも当然の、電光石火の移籍と言えますね。
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日本代表DF、新天地はエミレーツか

2021-08-31 20:57:16 | 日記
 2000年代初頭のセリエAでは、7姉妹と呼ばれるクラブがスクデットを争います。

 北部の伝統クラブであるユヴェントスとミラン、そしてインテル
 オーナーシップによって力を蓄えたローマとラツイオ、パルマ、そしてフィオレンティーナ

 2000年にはラツイオ、2001年にはローマがスクデットを獲得し、パルマはスクデットを得る事はありませんでしたが、コパ・イタリアやUEFAカップ優勝と大きな足跡を残したものです。

 しかし、北部3クラブ以外のクラブは必要以上に資金を使いすぎ、財政面で不利となり、2000年代中期はインテル、2010年代はユヴェントスが君臨する形となりました。

 そして現在のプレミアリーグ。

 ユナイテッド、シティ、リバプール、チェルシー、アーセナルとスパーズの6クラブはいつの頃からか

 「プレミア・ビッグ6」

 と呼ばれ、優勝戦線を騒がしてきました。

 シティのように財力だけでなく、アカデミーの充実やグアルディオラを招くために計画的な準備をしたことで大きく成長したクラブもあれば、ユルゲン・クロップという、クラブと合致した指揮官とようやく巡り合えたリバプール。

 など、その横顔は様々です。

 チェルシーのようにある意味では「成金」と呼べるクラブも、既にチャンピオンズ・リーグで2度優勝していますし、スパーズも新スタジアムの開設と理にかなった補強で注目を集めています。

 そしてアーセナルが6強から既に転げ落ち、レスターシティやウオルバーハンプトン。アストンヴィラなどの方が勢いがある、これも事実でしょうね。

 ミケル・アルテタはどうやら、開幕3連敗のクラブを最終ラインから修繕する模様で、日本代表の富安が既にボローニャから加入することは、決定的のようです。

 指摘されていたスパーズとの宿敵関係は、今も続くプレミアの名物であり、彼にはアーセナルの成績向上だけでなく、スパーズ戦での勝利も同時に求められます。
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最終予選を圧倒的に勝利しても

2021-08-31 20:36:28 | 日記
 明日のオマーン戦を皮切りに始まるアジア最終予選。

 長友佑都は予選を圧倒的な強さで勝利したいと語ったようですが、これは各国代表を見下しているわけではありません。

 ワールドカップ本戦に出場し、8強進出を果たすためには予選で手こずっているわけにはいかない、という彼の意思表示であり、信念がこもった言葉と言えます。

 ただ難しいのは、予選で素晴らしい活躍を見せても、本戦ではその強さが影を潜めグループリーグで敗退する、という例がある点でしょうか。

 韓日ワールドカップのアルゼンチン代表がその代表例で、マルセロ・ビエルサの描く3-4-3は南米予選から満足のいく結果をもたらし、識者とファンはこぞって

 「アルゼンチン代表は優勝の最右翼だ」
 「決勝はアルゼンチン対フランスになるだろう」

 と漏らしました。

 ビエルサは3-4-3における1トップ、つまりエルナン・クレスポとガブリエル・バティスツゥータ、二人の優れたFWが並び立たない事を理解した上で布陣を崩さないため、両選手の同時起用を訴えるメディアからは不満が漏れます。

 またグループリーグ敗退の大きな批判として

 1・2001年ワールドユースMVPのハビエル・サビオラの未招集
 2・4の頂点、ファン・ベロンの不調

 など、ビエルサには多くの批判が殺到します。

 ビエルサは2004年アテネ五輪で金メダルを獲得し、幾分名誉の回復に成功しましたが、以後はマルセイユやリーズなど、クラブの指揮に集中しています。

 韓日ワールドカップにおけるフランスの出来栄えも最悪で、ジダンの負傷が大きかったわけですが、優勝した1998年と比べても退社が少なかったことが大きく作用しました。

 ジブリル・シセ リーグ1
 ダヴィド・トレゼゲ セリエA
 ティエリ・アンリ プレミアリーグ

 と3リーグで得点王になった選手を招集しながらも、ジダンだけでなく代役のピレスを欠き、ジョルカエフの低調ぶりを考慮すれば、パスの出し手がいなかったことは明白です。

 そう、予選の結果と本戦での出来栄えはイコールではないことを忘れるわけにはいきません。
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