塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

不完全という名の原動力

2021-08-10 21:40:59 | 日記
 先ほど放送を終えた「踊るさんま御殿」

 今回は「結婚と離婚、独身者」に分かれて、結婚に向かないと思った場面が話題になりました。

 僕の両親を見ても思いますが、人間が完全にウマが合い続ける、意見が常に合致することはなく、不完全なことが結婚、夫婦、そして親になることの意義なのでしょう。

 不完全はサッカーを見ていればわかります。

 最終ラインの守備は基本、ゾーンかマンマークになります。
 
 この形を基準点にこれまでリベロにスイーパー、ゾーン・マーキング、フラット、オフサイド・トラップなど、相手攻撃陣をいかに食い止められるかを議題にしてきました。

 現在ならばドンナルンマやテア・シュティーゲン
 過去ならばレフ・ヤシンやディノ・ゾフ、そしてピーター・シルトン

 どんな質の高いGKがいても、失点0は続くことはありません。

 だからこそ、サッカーにおける守備戦術は不完全であり、攻撃陣との調和が必要になります。

 バック3,バック4,バック5(1-4-3-2のように4枚の背後にスイーパーを置く形を含む)ボックス・エリアに人を割いても、相手守備陣を脅かさなければ、勝利は得られませんしね。

 その攻撃陣も3トップのウイングやボックスエリア重視の2トップ、近年は4-2-3-1の1トップが背後の「ホール」と連動する、というように様々な形が試されています。

 これも完璧な攻撃の形がないからこそ、不完全が発展の背景になってきたといえます。

 僕は妻も子もいませんが、結婚したら書庫にあるサッカー本について何か言われるのでしょうか。

 適度に本や服飾品は間引いて処分しているのですが、妻は夫の趣味を理解しないようですからね。
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メッシ、新天地はパリの地か

2021-08-10 21:11:47 | 日記
 見慣れない背番号30を着け、レオ・メッシはパルク・ディ・プランスに舞い降りるようです。

 彼が退団するバルセロナは、新しい契約条項を元手に再アプローチを始めようとしていたようですが、結果レオ・メッシはパリ・サンジェルマンに移籍することが、ほぼ確定と言われています。

 まさかネイマールも、パリの地でメッシと再会し再度3トップを形成するとは思わなかったでしょう。

 逆に言いますと

 「僕は世界最高の選手になりたいんだ」
 「そのためには、いつまでもレオの陰に隠れていてはだめだ」

 と決意し、バルセロナを去った4年前から、バルトメウの強化方針が実らなかったように思います。

 少なくとも、ネイマール不在の左翼にウスマーヌ・デンベレ、フェリペ・コウチーニョ、そしてアントワン・グリエーズマンと、毎年のように新顔選手がやってきたことを思えば。

 ファンからすれば

 「もう、既に選手がいるよ」
 「他のポジションを強化すべき」

 と思う形になりました。

 フランキー・デヨングのような理にかなった移籍もあれば、多少素行面で問題があったのでしょうが、20代半ばのアルトウールと、ユヴェントスから30代のピャニッチを交換する。

 という移籍劇もありました。

 こうした「ちぐはく」さは、バルベルデからキケ・セティエン・セティエンからクーマンへという指揮官招聘にも見られるわけですが、すでにメッシ退団と現在の財政難は、2017年には垣間見えていたと僕は思います。

 パリはメッシの加入でキリアン・エムバッペを売却できる下地ができたのではないでしょうか。

 仮にこのフランス代表がレアルに移籍すれば、バルセロナはエムバッペという新しい脅威を、レアルにお膳立てした格好になります。
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各欧州クラブの思惑を考えてみました

2021-08-10 11:30:11 | 日記
 インテルは契約解除金150億円と交換で、ベルギー代表のロメル・ルカクをチェルシーに譲渡する模様です。

 チェルシーはドルトムントに在籍するノルウエー代表のアーリン・ハーランドに250億円ちかい軍資金を費やす、という指摘がありましたが、ルカクの移籍でこの話は無し、になるのでしょうか。

 インテルはモロッコ代表のハキミを70億円でパリ・サンジェルマンに譲渡しており、ルカクとの金額を足せば金庫は多少潤う形になります。

 新監督のシモーネ・インザーギが希望する選手が「ピネティーナ」にどの程度、やってくるのかわかりませんが、少なくともチャンピオンズ・リーグでできるだけ勝ち上がり、勝利ボーナスを得る。

 こともスクデット防衛と共に、彼に与えられた責任になるのでしょう。

 そのチェルシーもティモ・ヴェルナーにカイ・ハベルツ、ハキミ・ジェイフにティミー・エイブラハムと、攻撃陣は相当数駒がそろっており、仮にルカクとハーランドが一緒に移籍する。

 はたまたスタンフォード・ブリッジでもう一度、という希望を漏らすエディン・アザルの復帰など、移籍が実現すればするほど、指揮官トーマス・トッヘルの悩みが深まる。

 と感じます。

 ただハーランドとエディン・アザルの移籍と復帰はないように感じますし、8月31日までは選手を移籍させて資金を得る、スカッド。リストを安定させる作業は、インテルとチェルシーだけでなく、全てのクラブが行いますしね。

 ただペドリは大した休暇もないまま、バルセロナに合流するらしく、低調した際指揮官クーマンは果たして彼をかばってやれるのか、大きな疑問が生じます。

 インテルと異なり、バルサの選手売却はさほど進んでおらず、開幕前から混沌とした空気にあふれているのではないでしょうか。
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移籍にも段階があるのではないでしょうか

2021-08-10 11:18:29 | 日記
 五輪前だったと思いますが、杉山茂樹が欧州リーグに在籍する選手が多数を占める中で、小粒という見解を示したと記憶しています。

 杉山さんは日本でいち早くチャンピオンズ・リーグについて言及した第一人者ですから、大きな場数を踏んでいる選手が現れるべきだという意図だったと、その時は感じました。

 僕は段階があると思います。

 1・段階1 まずはベルギーやスコットランド、ドイツ2部などで欧州サッカーを学び、体感する
 2・段階2 そこでの成長が認知され、中規模クラブへ移籍する
 3・段階3 中規模クラブで主軸となり、ヨーロッパ・リーグへの進出が妥当となる
 4・段階4 ビッグクラブに移籍し、チャンピオンズ・リーグへの足掛かりをつかむ

 というものです。

 段階1でいえば、林大地と古橋享梧が相当するでしょうし、段階3では鎌田大地、段階4には南野拓美がそうですね。

 2000年代初頭からすれば、現在の話はある意味夢物語ですし、さすがにフランスに敵地とはいえ0-5,という惨敗にはならないと思うのですがどうでしょうか。

 吉崎エイジーニョがウエブ版のコラムで

 「韓国の選手たちはプレミア・リーグを目指す」
 「ソン・フンミンのように国内リーグを経験しない選手もいる」

 と指摘しています。

 日本代表の選手たちは基本、Jリーグを経て移籍していますから、日本と海外の力量の差を推し量ることができます。

 また、川辺駿のようにスイスという選択肢を求めたように、専門誌で4大リーグと呼ばれるリーグ以外でも、貪欲に吸収したいという態度であふれている点も大きいように思います。

 これからも契約解除金の安さからJ1市場は欧州各国から注視されるでしょうが、まだ商売には至っていない気がしますし、お金の設定と契約年数は慎重になるべき時代ですね。
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