塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ノルウエー代表ウーデゴール、アーセナルへ完全移籍

2021-08-20 22:33:37 | 日記
 ノルウエー代表のマルティン・ウーデゴールがアーセナルに完全移籍の運びとなります。

 レアル・マドリードに移籍して以降、多くのクラブをたらい回し(と僕には見えますが、ウーデゴールはきっと場数が踏めてよかったとおもうのでしょうか)にされながら、アーセナル入団となります。

 いつか久保建英もレアルから他クラブへの貸し出しが、結局は他のリーグへ旅立ち、そこのクラブと本契約に至るのかもしれません。

 ただ、ウーデゴールの自力がここから更に問われるように思います。

 昨日付けで僕が以前の部署でお世話になった方が定年を迎えました。

 そこで「お世話になりました」と一言、ご挨拶に伺ったのですがアーセナルも同様ですよね。

 以前の部署、この場合は既に解体されたハイバリーですが、ファンには多くの良い思い出がつまっています。

 アルセーヌ・ヴェンゲルという尊い存在
 彼が獲得した数多くの名手たち
 その最大に結果が2004年に無敗優勝

 しかし、エミレーツという新しい環境(僕は現在の環境と部署を好みませんが)では、FAカップ戴冠はあっても肝心のプレミアリーグ制覇は夢のまた夢という具合です。

 エミレーツがお披露目されたころは、建設資金返済を最優先しており、ファンの借金を抱えながらの補強と結果は難しいという点を理解していました。

 しかし、現在はその理屈は通りませんし、何よりウオルバー・ハンプトンやレスター・シティなど、地方クラブが独自の強化策を用いてどんどんと成績を向上させています。

 特に2016年のレスター・シティ優勝の衝撃はすさまじく、2020-21シーズンはFAカップ優勝と、アーセナルを追い抜く勢いです。

 ウーデゴールのような才能があり、若くてこれからキャリアの最盛期を迎えると「勝手に」周囲が判断する選手にとっては、レアルとは別の難しさでしょうね。
 
 ただ、彼はその点にやりがいを求めるのかもしれませんが。
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日本代表の来る最終予選に関して

2021-08-20 22:19:42 | 日記
 よほどグラスゴーの水が合うのでしょう、古橋享梧は6試合に出場して6得点。

 ファンの大歓声は止むことなく、マスメディアも大絶賛、そして指揮官ポステコグルーも大満足の補強となりました。

 ここで興味深いのは古橋が日本代表に戻った時の起用方法です。

 セルティック・グラスゴーで古橋はセンター・フォワードを任されているようですが、森保監督は4-2-3-1を敷く際に

 1トップは神戸に移籍した大迫勇也
 その背後に鎌田大地を置き、センターハーフの片方は遠藤航を基本軸

 という形を採用します。

 しかし、大迫はヴェルダー・ブレーメンから神戸に移籍し、現在クラブの練習と戦術を体感している最中で、これからコンディションを上昇させてゆく、準備段階に相当します。

 仮に大迫の体調や精神面が充実してきたとしても、古橋を1トップで起用する案を片隅に置いておかないと

 どうして彼はクラブとは異なるポジションなの
 セルティックではセンターフォードで大絶賛でしょうに

 と、当然の「声」が挙がります。

 その際、大迫が積み上げてきた経緯を払うべき実績を尊重すべきか、それとも古橋という「旬」を選択するのか。

 僕は代表監督だからといって、不必要なあおりや重圧を与える必要はないと思いますが、この点に関しては指揮官は重圧から逃げるわけにはいなないと思いますね。

 ちなみにセンターハーフをブラジル式に、一人はより攻撃的にふるまい、一人は最終ライン、GKと連携しながら相手の長所を消す、という形であれば、シャルルロワに在籍する森岡亮太。

 彼の存在が面白く思えます。

 これはインターネット・サイト「ザ・ワールド」で知ったのですが、彼は在籍するシャルルロワで攻撃重視のセンターハーフとして活躍し、ベルギーでも知られた存在と言われています。

 アンデルレヒトで10番を背負う時期もあった彼ならば、何か試合時のアクシデントがあった際に交代枠を消費せず4-2-3-1の「1」を任せられます。

 ポリバレントは器用貧乏と背反することはだと思うので、正直僕は好まないのですが、森岡が代表復帰しても不思議ではないように感じます。
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アジア最終予選のテレビ中継について

2021-08-20 00:25:13 | 日記
 今秋から行われるワールドカップアジア最終予選。

 ホームゲームはテレビ朝日が中継を担いますが、一方で敵地での試合はダ・ゾーンでの配信のみとなります。

 従って僕のように、ダ・ゾーンと未契約の場合は、新聞やインターネット、もしくはサッカーダイジェストなど、誌面媒体で結果を考察する形となります。

 恐らく敵地での中継がないワールドカップアジア最終予選は、日本がプロ化した1993年以降なかったですよね。

 この変則的な形は、放映権料が上昇の一途をたどっており、従ってホームゲームだけの権利を手にいれることで精いっぱいという、ここでもお金の問題があるようです。

 放映権料がアジアサッカーのレベルと地位向上で値上がりしたのならば、それは嬉しい面でもありますが、単純に金儲けのために値上がりをしたとすれば、正直がっかりとしか言えませんが。

 このテレビ放映権料やダ・ゾーンとの契約料を、アジアサッカー連盟は今後、どう活用していく予定でしょうか。

 例えばアフガニスタン女子代表として活動していた方は、タリバンが政治を担うことがせっかくの女子サッカーの芽をつぶしかねないと危惧しています。

 現状はどうかわかりませんが、アフガニスタン代表は男女ともにヒュンメルから支援を受け、特に女子代表はジャージに髪を覆うスカーフ一遺体型ジャージとして発売され、大きな反響を得た事をよく覚えています。

 こうした貧しい地域、パキスタンのようにクリケットの方が人気のある国、インドのようにプロリーグが生まれたばかりの国を資金援助する形になれば良いとは思いますが。

 ただ、それらの国と最終予選に進出した国の中でも、イラン代表や日本代表のように飛びぬけた力を持つ国と、実力差はばらけており、この観点も今後AFCが考慮すべき事柄ではないでしょうか。
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サッカーにおける愛情と愛憎

2021-08-20 00:09:47 | 日記
 「より多く愛した者がより多く苦しむ」という言葉は真実だ。

 この一文は文春文庫「名画の謎 旧約・新約聖書」の92ページから引用しています。

 著者である中野京子は、ピーテル・パウル・ルーベンスが描く「サムソンとデリラ」を解説する中でこの言葉を僕たちに示しますが、サッカーも同様かもしれません。

 カルロ・アンチェロッティがレアルに引き抜かれ、新監督を選ぶこととなったエバートン。

 首脳陣が指名した人物は、お隣のリバプールを指揮した過去を持つラファエル・ベニテスであり、全てのファンではありませんが、このスぺイン人が青のジャージを指揮することを嫌悪し、反対しました。

 リバプールは過去30年、リーグ優勝はありませんが、その間2度のチャンピオンズ・リーグを制覇し、FAカップなど国内カップ戦でも優勝しています。

 そして2020年にはユルゲン・クロップの下で、ようやくリーグ優勝を達成しますが、一方のエバートンはリーグ戦で「ある程度」の成績を残しはしますが、優勝には縁がありません。

 ロス・バークリーをチェルシーへ売却
 レスター・シティのFAカップ優勝

 というように、むしろエバートンよりも他クラブの成績が注目されるようになりましたし(ウエストハムや資金を注入するヴィラがそうですね)、選手を売却して新しいサイクルに取り組む時期もありました。

 エバートンもブラジル代表のリシャリルソン獲得というヒットがありますし、何よりリーグを引っ張ってきた誇りがあります。

 エバートンの熱心なファンは「トフィーズ」と呼ばれますが、だからこそ赤のジャージで優勝をつかみ、時に蔑んだ発言をしたベニテスの就任が、気に食わないのは当然と言えます。

 それだけトフィーズがクラブに捧げる愛は、お金と時間に換算できないわけです。

 ベニテスも反発は予想していたでしょうし、好成績を得れば批判は収まると考えているのかもしれませんが、その決断はどう出るでしょうか。
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