塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ナイキ、エアージョーダン7をあのクラブ色で発売

2021-08-17 21:21:40 | 日記
 エアー・ジョーダンの7作目、エアー・ジョーダン7は1992年に発売されました。

 ご存じのバルセロナ五輪モデルはこのエアージョーダン7に星条旗色を施したもので、他にもオールスターゲームで使用されたグレイや、純白モデルなどもあります。

 僕が当時読んだ雑誌、ブーンやファインボーイズを思い出すと、むしろ前作のジョーダン6から大きく印象が変わらず、当初はナイキが思うほどの需要がなかったようです。

 しかし、五輪モデルが登場すると一気に枯渇し、改めてジョーダンとエアー・ジョーダンの威力を知らしめる形になります。

 子のジョーダン7には「ハラチ」と呼ばれるインナー素材が採用されており、当時ナイキ最高峰のフィット感が得られました。

 ただ1993年発売のエアー・ジョーダン8は、ハラチでだだでさえフィットを高めているにも関わらず、クロスベルト搭載という大仰な形でジョーダン自身も履く、脱ぐの動作がしずらかったようです。

 さて、そのジョーダン7ですが、五輪モデルを超える新しい代物が登場しました。

 市場から一瞬にして消えた「パリ・サンジェルマン」とのコラボレーションモデルのジョーダン7です。

 今季、ナイキは意図的にパリ・サンジェルマンだけスウッシュではなく、「ジャンプマン」を採用し、インテルやチェルシー、スパーズなど他クラブとの差別化を図っています。

 パリ・サンジェルマンとジョーダン・ブランドの懇意は今に始まったわけではありませんが、販売数はアパレル、靴のいずれも相当絞っているでしょうから、今後も桁外れの価格で取引されると思います。

 米国では過去、フィラのグラント・ヒル、ナイキのエアー・ジョーダン5で殺傷事件が起きていますし、日本でも1995年に「エアマックス狩」という物騒な言葉が生まれました。

 このジョーダンとパリ・サンジェルマンの関係性が、暴力や殺傷につながるような形にならなければよいのですが。
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日本には縦パスが足りないのでは

2021-08-17 20:55:26 | 日記
 僕の住む長野県も、日を追うごとに新型コロナウイルスに羅漢する方が増加しています。

 このウイルスが仮に、僕が大学時代を過ごした1996年から2000年に発生していたら、僕は大学のある甲府市にとどまり、働き口を探していたかもしれません。

 当時の僕は爆発的に普及し始めた折り畳み式携帯も所有しておらず、両親への連絡は通常の固定電話という牧歌的な時代でした。

 以前にもお話ししましたが、僕は下宿先で「テレビデオ」を使用し、あのジョホールバルの一戦を録画して記念にしようと思っていました。

 ただ、延長に入ることを予期しておらず、ビデオテープが終了してしまい「勝手に」巻き戻しが始まり、試合を観ながら大慌てしたことを、今でもよく覚えています。

 さて、その新型コロナウイルスにおける緊急事態宣言は、既に多くの方が感じているように効果はないと思いますね。

 サッカーでいえば政府の基本方針は

 1・最終ラインでパスを回し、様子を窺っているだけの代物
 2・攻撃の要となる縦パスがまるで見られない

 という塩梅ではないでしょうか。

 後手に回っているというよりも、今後このような形になることが予想されるから、いまこうしましょう、という形が全く見られない事、
この点を皆危惧しているのではないでしょうか。

 JリーグはJ1からJ2への降格を4クラブにすると既に決定していますが、コロナに加えて西日本で起きた桁外れの豪雨(長野県でも土石流が発生したのですが)という形を思うと、クラブの財政は更に厳しくなります。

 ただ、村井チェアマン以下リーグ関係者は方針を覆さないでしょうし、クラブ収入を考慮すれば無観客というわけにもいきません。

 今季は現状維持という形で、来季さらに新しい観戦方法を見出す必要が出てくる気配が残念ながら濃厚と言えます。
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不倶戴天に送る拍手

2021-08-17 20:41:37 | 日記
 1998年シカゴブルズで2度目のNBA3連覇を果たすマイケル・ジョーダン。

 彼は敵地ニューヨーク・ニッカボッカーズ戦において、その年支給されたエアー・ジョーダン13ではなく、ジョーダン曰
 
 「クローゼットを整理していて見つけたんだよ」
 「だから今日履いたのさ」

 という、エアー・ジョーダン1の白・赤・黒の配色で戦います。

 指揮官フィル・ジャクソンが試合終了まで確か55秒となった時点でジョーダンをベンチに下げるのですが、今までニックスの勝利を妨害し、煮え湯を飲まされてきたニックスのファンは、スタンディング・オベーションで彼の功績を讃えます。

 ジョーダンがジョーダン1を履き、翌日足裏に豆ができたと語る、つまり技術面で劣る靴を履いたのも

 地元ニックスを常に心から支えてきたニックスファン
 手厳しい批判はバスケットへの造詣が深いため

 というニックスのファンへ向けた、ジョーダンなりの敬意であり、愛情だったんですね。

 生前LAレイカーズのコービ・ブライアントが、偉大なるマジック・ジョンソンを慕い、コンバース「ウエポン」を履いたことがあります。

 コンバースはブライアントが契約するナイキの子会社ですから、契約違反にはならないのでしょうし、むしろブライアントの気持ちが伝わるかたちになりましたよね。

 もしレオ・メッシがバルセロナで現役を続け、引退発表会見を行ったとします。

 最後のクラシコ、それもベルナベウで行われる一戦、恐らくレアルのファンはこの不倶戴天の存在に、ニックスファンがジョーダンにしたと同様、敬意のこもった拍手を送ったに違いない。

 と想像してみました。

 バルサからすればジダンはまさに天敵でしたが、むしろ彼の創造性をエル・クラシコで瞼に焼き付けた、というメリットもあったのではないでしょうか。

 サッカーは暴力や侮蔑的行為が残念ながら多い競技ですが、人間そこまで醜くないと思いたいですね。
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