塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

来季、カッパをまといヴェネツィアがセリエAで戦います

2021-08-01 21:37:14 | 日記
 今専門サイト「ユニ11」を閲覧し、新シーズンのセリエAにヴェネツィアが参戦することを知りました。

 20年前のヴェネツィアは、ジュビロ磐田から名波浩が移籍し

 1・ペルージャの中田英寿との対戦が大きな話題となる
 2・ペルージャはその後、韓国代表のアン・ジョンファンを獲得

 というように、アジア人選手が本場で勝負する、まさに黎明期と言えました。

 当時のヴェネツィアは「クロノス」がスポンサー(新シーズンはカッパ、2019ー20シーズンはナイキと契約)でしたが、クロノスというのはギリシャ神話の

 「時をつかさどる神」

 の名前を指します。

 当時、クロノスは影響力がほぼ無い状態で、90年代前半にブルガリア代表のストイチコフ、アルゼンチン代表のバティと個別契約していた時期は過ぎ去っていました。

 皮肉にもブランド名である「時の司る」が、前面にでてしまったような印象でした。

 当然セリエでもクロノスと契約しているのがヴェネツィアのみで、実はこの時期ナイキもインテルだけが契約クラブでした。

 前者が衰退し、後者が一気に市場を独占する姿をみると、ビジネスの奥深さを痛感しますが。

 実はこの時のヴェネツィアは、まだ駆け出しのルシアーノ・スパレッティが率いていました。

 ローマでコパ・イタリア優勝
 インテルでチャンピオンズ・リーグ出場権を得る
 ゼニトでロシア・リーグ優勝

 を経験しているスパレッティ。

 しかしヴェネツィアでは解雇、再就任といきあたりばったりのフロントに翻弄される、苦い経験を積みます。

 どの試合でしたか、名波浩も放ったシュートがバーに当たるという不運でしたが、もし決まっていれば彼のイタリア滞在は1年で終了しなかったように感じます。
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今思う五輪代表の戦い方

2021-08-01 21:12:31 | 日記
 森保監督は第2GKの大迫と第3GKの鈴木以外の選手は、全員五輪の舞台に立たせたはずです。

 少なくともスペイン戦と初めて大舞台に立ち、自分を見失う、動揺に見舞われるフィールド・プレイヤーはいないはずです。

 逆に言いますと、GKの谷にアクシデントが発生した場合には、リスク・マネージメントが求められますが。

 ただ、左翼で途中出場している三笘薫を、森保監督は使いきれていません。

 日本五輪代表は4-2-3-1
 川崎フロンターレは4-3-3

 という陣形も違いもあるでしょうし、三笘自身コンディショングが整わず、出場機会を得られる場面が少なかったとも言えます。

 ただ逆に言えば

 スペインは彼のプレイスタイルをよく把握していない
 途中出場が多いということは、疲弊していない

 事にもつながります。

 中盤センターの遠藤と田中、そして主将の吉田に前線の久保と、過去4試合出ずっぱりの選手たちを、森保さんが控えに回すとは思えませんし、特に最終ラインの顔ぶれは、グループリーグと同様でしょう。

 もしニュージーランドに敗れていたら、赤紙のために出場できなかった酒井には、辛辣な意見が飛んだかもしれません。

 ただPKにもつれ込んだとはいえ、勝利したことで酒井には1試合分休暇が与えられたと好意的にとらえることもできます。

 もしスペイン五輪代表が日程と気候の問題で後半、足が止まってくるとすれば、ニュージーランド戦では出番のなかった、前田の俊足を活用するアイディアも浮かびます。

 仮に決勝に進むとすれば、ここで初めて日程が中3日と幾分緩くなります。

 五輪金メダルはワールドカップ優勝ではありませんが、ここまでくれば取るしかありませんよね!
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ユニクロが本格的にスポーツを支援するならば

2021-08-01 20:58:26 | 日記
 マクロンやエレアなど中規模ブランドからすると、スウエーデン女子五輪代表がユニクロ製のジャージをまとい、日本女子五輪代表に勝利したことは、脅威に感じたかもしれません。

 今は異なるようですが、ユニクロはテニスの錦織圭と契約し、活躍をサポートしていました。

 テニスではヴィヨン・ボルグがフィラと契約していた事を皮切りに、フィラの製品が一気に注目を集めた事例があります。

 スポーツ、特に五輪やワールドカップ特需には驚くべきことがあり

 1・2002年韓日ワールドカップ アディダスの日本代表ジャージ
 2・2014年ブラジル・ワールドカップ ロットのコスタリカ代表ジャージ
 3・1992年バルセロナ五輪 チャンピオンの米国男子バスケットボールジャージ

 が驚異的な売り上げを記録しました。

 これらはそれぞれ

 「歴史的に大きな足跡を持つブランド」
 「オーセンティック・ブランドとしての認知」

 が一般的でした。

 フィラはどちらかといいますと、機能性よりも見た目、デザインを重視していると指摘されてきましたが。多くのアスリートを支援してきた点は考慮すべきでしょう。

 冒頭に挙げたエレアやマクロン、そしてレゲアあたりからすれば、オーセンティック・ブランドよりも、ユニクロのような

 カジュアル衣料で名を馳せているブランド
 彼らがスポーツ衣料の世界に本格的に進出

 した方が驚異なのではなかろうか、と思うのです。

 ミズノがサッカー・スパイクや野球用品だけでなく、レスリングジャージや柔道着までを手掛ける事も凄いと思いますが、ユニクロが低価格でスポーツジャージを販売すれば、まず価格では勝てません。

 スウエーデンは公式衣料もユニクロであり、その影響力は今後も増大するのでしょうか。
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