塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ナイキ、ブラジル代表のワールドカップモデルを公表する

2022-08-08 21:39:15 | 日記
 ナイキが手掛けた2022年ワールドカップ、セレソン・ブラジレイラモデル。

 このジャージ、現状非常に評判が悪いですね。

 それはナイキの思惑、ジャガーを題材にした動物柄を採用することで斬新さ、新鮮さをもたらしたいという代物が、ファンには歓迎されない、むしろ余計な意図だとおもわれているのではないでしょうか。

 勝てば官軍、の言葉通りこのジャージで6度目となるワールドカップ優勝ができたならば、ファンは一気に手のひらを返して

 「さすがナイキ、素晴らしいデザインだ」
 「2002年以来の優勝、縁起の良いジャージだ」

 とあっさり賞賛するようになるはずです。

 ただ、現状はそのデザインと淡いカナリアカラーに不評の理由があると思います。

 よくオールドファンは「トッパー」のジャージを今でも懐かしく思いますが、それはトッパーのブランドロゴが入る以外が非常に明快なデザインであり、色も非常に濃い黄色だったことがあるためではないでしょうか。

 東京ヴェルディもナイキやプーマがスポンサーだった崔は深緑でしたが、Jリーグ開幕時のミズノ、エネーレやアスレタになると深緑ではなく黄緑色に変化しましたし、昔馴染みはその点に違和感があるのではないでしょうか。

 ナイキとしてはブラジル代表は、数多く抱える顧客の中でも、世界王者フランス代表、母国イングランド代表以上に力を入れる存在のはずです。

 前回のワールドカップでは、ナイキデザインのナイジェリア代表ジャージが、けた違いの売れ行き(全世界で300万枚とききました)を見せたわけですから、案外このブラジル代表ジャージも、開幕のころには大きく印象が異なっている。

 その可能性は高いのではないでしょうか。
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ピッチを真上から見れたならば

2022-08-08 21:16:08 | 日記
 前回題材にした「剣客商売」では、秋山大治郎の実父である小兵衛が大きな存在感を持ちます。

 読者の方はご存じですが、佐々木美冬は当初息子の大治郎ではなく小兵衛に親しみを覚え、大治郎はおまけのような扱いだったんです。

 秋山小兵衛は美冬と大治郎を凌駕する剣士であり、弟子も多くその中で岡っ引きを務める「弥七」も劇中で大活躍をします。

 弥七は師匠に

 「女を抱いているときでも剣術の稽古と思え」
 「とおっしゃいましたのは、どこのどなた様でしたっけね」

 と笑いかけます。

 つまり無我夢中の時、何かに没頭しているときこそ俯瞰して冷静に物事を見ないといけないよ、という考えを小兵衛の口を通じて、作者である池波正太郎が述べているわけですね。

 サッカーでも俯瞰、つまりピッチを真上から見ることができる選手が重宝されます。

 中田英寿はこの俯瞰して物事を考えることができた、日本代表ン第一人者であり、昨日の「鉄腕ダッシュ」で鮮やかな技術を見せた、遠藤保仁も同様なのでしょう。

 ピッチを真上から確認できるならば

 オープンスペースを見つけやすい
 フリーランニングやスマルカメントなど、味方を助けやすい
 相手の最終ライン、攻撃陣の位置取りがわかる

 というように、自軍にとって大きくプラスになることが多いわけです。

 僕個人は当然ですがそんな芸当は持っていませんが、漫画「ブルーロック」で現在、この俯瞰した物事を推し量る納涼が描かれている、それだけマイボールを大切にし、攻撃の速度を緩めないことが必要ということになります。

 遠藤は鉄腕ダッシュの中で見事に結果を残しましたが、むしろアンブロの担当者のほうが一番の喜びを感じたのではないでしょうか。
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昔も今もギャップが大事のようです

2022-08-08 21:04:28 | 日記
 池波正太郎の代表作「剣客商売」

 人気の秘訣として主人公、秋山大治郎と夫婦になる佐々木美冬の存在があると思います。

 美冬は当時でも珍しかったであろう、女性でありながら剣術に没頭し、大飯喰らいである上に「米は水を入れて炊き上げないと飯にならない」ということさえ知りませんでした。

 ただ大治郎と夫婦になると、剣士としての腕前はそのままで女性らしい髪型と服装で息子、小太郎の母として大治郎の良き相談相手として日々仲睦まじく暮らしてゆく、その光景が読者をひきつける要因だと思うのです。

 今でいう「ギャップ」というわけですね。

 WEリーグや日本女子代表選手たちも同じではないでしょうか。

 日焼けや汗など関係なしに必死にボールを追いかける
 勝ち点3を獲得するために、失ったボールはすぐのマイボールにする
 時には相手のジャージを引っ張ることもいとわない

 など、選手としては男性も女性もないという考えだと思うんですね。

 その一方でクラブでも代表でも彼女たちはプライベートで訪問した店、メイクや服装を随時インスタグラムやブログで報告し、ファンに挨拶します。

 その愛らしさやかわいらしさが、やはりファンを引き付ける、それは女性特有の丸みを帯びた体や、手入れの行き届いた長髪など、僕たちが考える女性の身体を、彼女たちが知らしめていつ点も大きいと思います。

 広報は基本クラブが行うことが基本だとは思いますが、今は選手たちが独自で意見を発信することが当然となりました。

 ソーシャル・メディアは有効活用できるか否かで、大きな心理的負担をもたらしますが、WEリーグの選手たちは自分たちの服装や店舗紹介を、すごき楽しんでいるようで、その点は一安心といえそうです。
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