塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕はもっと現代を強調してもよいと感じますが

2022-08-17 18:12:36 | 日記
 日本の高校で用いられる日本史と世界史の教科書は、他国と比較した際相当つまらないといいます。

 確かに「縄文時代」や「インダス文明にメソポタミア文明」を学ぶことに一理あると思いますが、一方でここに時間を使い過ぎているからこそ、太平洋戦争以後の近代史と現代史まで手が回らないのだ、という指摘もあります。

 この形、日本のファッションもそうですよね。

 例えばコンバース。

 多くの特集記事が組まれる人気ブランドですが、その多くは

 1・1917年に名品キャンバス・オールスターを発表
 2・1960年代のNBAでは着用率が9割を超える
 3・1987年にウエポンを発表

 というどこかで読んだ記事を再録しているだけですよね。

 僕個人としては

 1・2001年米国コンバースが破産
 2・2003年、ナイキがコンバースを買収
 3・日本の版権は伊藤忠が所有
 4・以後、米国流通と日本流通という形に枝分かれ

 という現代の記事が読みたいんですよ。

 記者ならば米国流通品と日本流通品、前者はエアロジャムやCT70,後者はタイムラインやアディクト、アヴァン・コンバース(現在のクップ)など、もっと手掛ける商品、あるでしょうよと思うわけですが、それは伊藤忠の存在を慮りすぎではないでしょうか。

 サッカースパイクもそうで、歴史と契約選手の顔ぶれは大切ですよ。

 ただ、それ以上に

 プーマはヴィーガン・レザーを採用し始めている
 アディダスがF50に代表される復刻品を開発している
 アシックスが日本代表選手たちに選ばれる理由
 アドラーやヤスダの現在

 などを解説する方がよいと思いませんか。

 過去を大切にすることも大切ですが、大切にしすぎますと単なる「ノスタルジー」だけが目立つ、という弊害あると思うんですがね。
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天野純、kリーグで大活躍

2022-08-17 17:52:52 | 日記
 22試合に出場し8得点1アシスト。

 この数字は今年1月、横浜Fマリノスから蔚山現代に移籍した天野純が残している成績です。

 蔚山現代の指揮官は柏レイソル、ベルマーレ平塚に在籍したホン・ミョンボであり、監督からの信頼が彼の好調を支えている側面もあるとみられます。

 むしろ天野純という主力を移籍させても、優勝クラブ川崎フロンターレを抑え、J1首位を走る横浜Fマリノスのすごさがわかりますし、アンジェ・ポステコグルーからケヴィン・マスケットへと続く政権移行も無理なく行われたという印象が強いですね。

 どんな選手でも異国の地で生活を送り、リーグに順応することは決してたやすいことではありません。

 天野純はそれができていますし、彼のようにファンが望む好成績を残している選手は、やはり日本代表に召集、もしくは復帰すべきでしょうと感じるわけです。

 韓国という国は日本と異なり、そもそもプロになれる選手の割合が非常に低く、裾野も狭いことはよく知られています。

 ですからKリーグでプレイしている選手はそれだけで地力があるわけですし、その厳しい中で冒頭でお伝えした好成績を得ていることは、もっと評価されるべき数字ではないでしょうか。

 Kリーグでは蔚山現代のほかに水原三青、全北現代などがAFCチャンピオンズ・リーグでJクラブの前に立ちはだかります。

 サッカーでも野球でも

 「今日の日本人対決はどうか」
 「今日の一戦は彼に軍配が上がりました」

 という形で、同国対決を盛り上げます。

 日本代表クラスが今後もKリーグでプレイし、AFCチャンピオンズ・リーグで優勝を目指すクラブの補強策として随時Jクラブの前に立ちはだかるのであれば。

 ここでもメディアが好む「日本人対決」が如実になりますよ。
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ガンバ大阪も監督交代を決断する

2022-08-17 17:35:57 | 日記
 ジュビロ磐田に続き、ガンバ大阪も政権交代に踏み切りました。

 降格を回避するために、両クラブだけでなく清水エスパルスとヴィッセル神戸は既に監督交代を決断していますが、監督交代は必ずしも良い効果が得られるわけではありません。

 例えばAC長野パルセイロファンだけでなく、多くのJ3クラブが

 「いやあ、FC岐阜お金を使ったね」
 「柏木陽介はともかく田中純也と宇賀神友弥だろ、すごい面子をそろえたもんだよ」

 と思いましたよね。

 しかしFC岐阜は既に三浦俊也体制から横山雄次体制へと監督交代を行いましたが、現状来季のJ2復帰は難しいと思います。

 そう、監督解任の理由は成績を挽回するためにですが

 有名選手の加入が戦力向上になるわけではない
 一方でレンタルで選手をかき集めたとしても、良い結果はそう得られない
 けが人の多さは何が問題なのか
 指揮官だけの交代でフロントが残留することは不公平ではないか

 など、多くの議論が生まれますと、やはり勝てば官軍という形がよくわかります。

 一方で鹿島アントラーズのように

 現状よりも良い順位で来季を迎えたい
 そのためにはAFCチャンピオンズ・リーグの出場権は絶対に死守だ
 
 という、上位進出のために交代を決断するクラブもあります。

 過去、日本代表がパウロ・ロベルト・ファルカンを招聘するも、彼の戦術を選手が遂行できずに8カ月で退陣となったように、選手と指揮官の相違は現場ですぐに露呈します。

 首脳陣はその点の見極めを行っているはずですが、交代するクラブが出てくることはサッカーの定めと言えそうです。
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