塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

名手でも必ず勝つとは限りません

2023-06-21 20:31:40 | 日記
 2020年の大リーグは短縮シーズンの代わりに、ポストシーズンに進めるクラブを16に拡大するという思い切った形にしました。


 優勝したのはロスアンゼルス・ドジャースであり、老舗でも1988年以来ワールドシリーズ優勝から遠ざかっていたこともあり、ファンは安堵したでしょうね。


 大リーグ最高の左腕、クレイトン・カーショーも遂にワールドシリーズを制覇したわけですが


 名門に在籍しているからこそ、いつでも優勝の可能性は高い
 弱小チームはプリエオフからほど遠い


 と言う概念が覆った瞬間ではないでしょうか。


 ニューヨーク・ヤンキースは2009年以来、ワールドしリース優勝から遠ざかり、むしろタンパベイ・レイズの方がワールドシリーズに近い印象を受けます。


 NFLも同様で、名QBのダン・マリーノはマイアミ・ドルフィンズでスーパーボウルの出場わずかに1度で、しかも敗れています。


 ペイトン・マニングはインディアナポリス・コルツとデンバー・ブロンコスで2度、スーパーボウル獲得を果たしていますが、彼の実力はあのトム・ブレイディに拮抗しており、もっと優勝してもよかったと思います。


 つまりどんな名手でも


 優勝できるときに優勝しなければ、次はない
 だからこそ最後の最後まで調子を維持する


 と言う必要があります。


 2006年FCバルセロナに敗れたアーセナルですが、少なくともこの時、彼らにとってこの年がUEFAチャンピオンズ・リーグ決勝進出最後の都市になるとは考えませんでした。


 確かにGKのイエンス・レーマンが退場となり、数的不利になった影響もあるわけですが


 ティエリ・アンリは全盛期を迎える
 セスク・ファブレガスという中盤の要


 が今後、より高い試合展開を保証すると思っていたわけですが、実際は異なりました。


 以後アーセナルやチャンピオンズ・リーグもリーグ優勝も果たしていません。


 従って今季を「2位」で終えたことが、のちに様々な悲観論の基礎にならなければよいのですが。

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