今日は新聞の社会面で大きく取り上げられている記事についてレポートします。
まず、大阪市浪速区の個室ビデオ店火災ですが、逮捕された容疑者は「生きていくのが嫌になり、自分のキャリーバックの中にあった新聞紙に火を付けた」といっているそうです。
15人が死亡し、10人が重軽傷を負った事件の動機がこういう理由ではあまりにも身勝手で開いた口が塞がりません。
しかも「死にたい」と火を付けた人間が逃げ出したのですから呆れるばかりです。
自分が死ぬのは勝手かも知れませんが、火を付ければ他人が犠牲になるという考えが浮かんでこないのでしょうか?
犯行の動機は、多額の借金があり、生きていくのがいやになったということのようですが、こういう事件があると、必ず出てくるのが「戦後教育の弊害」という言葉です。
しかし、小生は「この容疑者が例外なんだ!」と思いたいのです。
福岡県の母親による幼児殺害でも自分が難病を抱え「将来を悲観して」自分の子供を殺害してしまいました。
身勝手という同じような動機ですが、こういう事件が多発しますと「日本人は、義理と人情に厚く、暖かい民族である」という思いが揺らいでしまいます。
もう一つの事件は、東大の実習農場で発覚した水銀系農薬の使用事件です。
その内容は、皆さん、ご存じの通りですが、「東大が作った米」と安心して食べた近隣の住民の方々は、自分の身体がどうなっているのか、さぞかし不安でしょうね。
問題は、農業に詳しいはずの技術系職員がこの事件を起こしていることです。
この職員の専門が何なのか解りませんが、小生のような素人でも足尾銅山や水俣病の原因になった水銀の怖さを知っています。
言葉が適切ではないかも知れませんが、専門家として「素人にわかるものか!」とか「この水銀は人体に影響がない」というような思い上がりや知識、技術に対する過信があったのではないでしょうか?
小生の職場にも多くの技術系職員がいますが、こういう発想をする職員はいないと思います。
しかし、この事件を戒めとして、事務系も含めて自身の知識や技術を過信することがないよう心がけたいものです。
次は、埼玉県に本社がある○×さんの「糖尿病に効く」水?の話といきたいところですが、疲れてきましたので本日はこの辺で失礼いたいと思います。