mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

プラハの春4

2008年06月22日 | 旅行記

 昨日、気になっていた大腸検査の予約に行って来ました。

 自分の身体のことなのに危機感が足りない!と反省しています。

 先日、NHKの「試して合点」という番組を見ていましが、改めてガン細胞の恐ろしさを見せつけられました。

 また、カミさんが先日、乳ガン検診を受けにいったのですが、これらのことが小生を病院へ足を向ける要因になったのかもしれません。

 ところで、今朝のテレビを見ていましたら、8チャンネルでは、元官僚が官僚の悪事を暴くような番組をやっていました。

 小生は、日曜日のこの時間は、いつも関口博さんの「サンデーモーニング」を見ていますので、チャンネルを廻してしまいました。

 その中で、気になったことは、石油と食料の大幅な値上げが地球規模で市民生活に大きく影響しているというニュースでした。

 コメンテーターは、金子さんという大学の教授、日本総研の寺島さん、写真家の浅利さん?などなどですが、いくつか気になる発言がありました。

 その一つは石油や食料の高騰の原因が投機資金にある、というものでその点は、小生も前にこのブログで紹介したことがありますので、目新しいことではありません。

 しかし、世界を暴れ回っている投機資金のうち、その4分の1くらいが日本の個人資産だという指摘です。これでは、日本は、自分で自分の首を絞めていることになってしまいます。

 世界の食糧輸出国が輸出を規制するようになっており、食糧自給率が39%の日本にとって国民の食料が不足すという事態にならないでしょうか?

 食料ばかりではなく、石油を含めた鉱物資源を大量に輸入して、工業製品を輸出して外貨を稼ぐ、という日本のスタイルが破綻しないとも限らないと感じてしまいます。

 そして、テレビ放映でのもう一つの気になったところは、世界の動きが大きく変動して「資本主義の限界が見えてきた」という趣旨の発言です。

 社会主義の計画経済が崩壊して何年経つのでしょうか?

 アメリカなどの過度の市場主義が貧富の差を拡大して、富裕層にたまった資金が世界の経済を混乱に陥れているとしたら、なんと、皮肉なことなのでしょう。

 アメリカなどでは、投機資金の規制が検討されているようですが、税金を逃れるためにケイマン島などに逃げている資金をうまく規制できるのでしょうか?

 こんな話をしていましたら、肝心な「プラハの春」が書けなくなってしまいそうです。

 前回は、行動綱領の話でしたので、これが採択された68年の4月の動きについてお話しします。

 行動綱領とともに、党や新内閣が再編され、そのメンバーには、終身刑になった人や経済改革派の学者などが入ったそうです。

 そして、行動綱領にあるように自由化を認めたものですから、共産党以外の政党や労働組合の動きが活発になったのですが、そうすると、これに反対する人々、つまり、ソ連支持派もソ連との接触を図るなど急進改革派に反対する人々も動き出したのです。

 5月の党中央委員会総会では、同盟諸国に配慮して、「右派修正主義の危険性」を強調しましたが、改革に反対、あるいは危惧を抱く中央委員や党員を再任しないことを意味する党大会を前倒しで9月に実施することを決定してしまったのです。

 こうして、チェコスロバキアは、改革に突き進んでいったのですが、こうした動きが自国でも起こらないかと、ハラハラしながら見ていたのがポーランドなどの近隣諸国でした。

 さて、今日は、午後から雨が降ってきそうで、早めに外出した方がよさそうです。

 ということで、今日は、この辺で失礼します。


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