前回、エジプトに旅行したいと申し上げました。
エジプトのどこが見たいのか?といえば、ピラミッドや、スフィンクス、ツタンカーメンなどで、死ぬまでにお目にかかりたい人類の至宝ではないでしょうか?
週間地球旅行(講談社)No13では、ギザにあるピラミッドとスフィンクスのことを書いていますが、その言葉が何とも魅力的で、旅心を誘います。
「人類の謎 ピラミッドとスフィンクス」とあり、「カイロからギザへ 5000年の時を旅する」「最後の女王クレオパトラの愛と野望」と続いています。
そして、ページをめくると「テオフィル・ゴーティエ」の言葉を添えてギザの3大ピラミッドの幻想的な写真が掲載されています。
皆さんは「テオフィル・ゴーティエ」なる人物をご存じですか?
小生はもちろん知りませんでしたが、1811年生まれのフランスの詩人・小説家、劇作家で、文芸評論、絵画評論、旅行記も残したそうです。
地球旅行に添えられている文章は、権力者と時の流れをピラミッドが眺め続けている、というようなものです。
ピラミッドは、
その広い高みから時と王朝とが
砂の波のように過ぎてゆくのを見ていた。
となっています。
さて、次のページをめくりますと、またまた刺激的な言葉が目に飛び込んできました。
まず、赤い文字で「永遠の謎ピラミッドとスフィンクス」という文字が踊っています。
そして、「そっと触れたピラミッドの石肌から4500年の時がこぼれ落ちる」となっています。
「岩肌から4500年の時がこぼれ落ちる」、なんて言われたら「いかざるをえないな!」という気持になってしまいます。
いったいピラミッドをどんな思いで建設したのでしょうか?
紀元前5世紀にこの地を旅した古代ギリシャの「ヘロドトス」は、碑文などから、建設に要した人数や年数、さらに何を食べていたかさえも克明に記録して、「彼らは魂の不滅を信じた最初の民族である」と書いているそうです。
確かにピラミッドを「人類の魂を天空へ誘う巨大な装置」とする説もあるというのですが、わからない(古代のな七不思議)”謎”ということのようです。
今日はエジプトのピラミッドについてお伝えしました。
巻頭写真は、ちょっと古いもの?イタリアのアグリジェント、神殿の谷です。
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