明日は四月一日、そして次の日が私の91歳の誕生日なのです。 よくもまあ!! こんなに長生きできるとは・・・
先生の子供として生を受け、先生になりなさいといわれて、どさくさ紛れみたいな流れで先生となり、先生として胸を張ることもならぬ先生として38年苦しみ、
停年後は詩吟の先生として、楽しい後半生を送ってきた。
教え子に叱られると思うけれど、先生としての前半は、詩吟の先生になるための修練時代だったといえそうだ。
吟歴46年、教員歴より長くなっている。その締めくくりみたいに札幌市市民表彰で、社会教育功労者として表彰を受けた。
丁度表彰を受けて、詩吟の会を立ち上げたときから継続していた交歓吟詠会も、私の表彰記念の会と銘が打たれ、交歓吟詠会もピリオドを打ったのでした。
更に続けて新型コロナの蔓延で、大きな大会は総て休止となってしまった。多くの教室も稽古ができなくなっています。でも私の教室は三か月休んだだけで、平常の稽古に戻って
詩吟を楽しんでいます。詩吟の先生としての、本来の吟力はなくなりましたが、お弟子さんたちは、年老いた私を盛り上げるように頑張ってくれています。
後どれだけ生きていられるのかわからないけれど、残す悔いはありません。