【ただいま読書中】

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

読んで字の如し〈木ー7〉「村」

2011-03-08 18:42:36 | Weblog

「一村一品」……一つしか品を産しません
「テント村」……テントでできた村
「オリンピック村」……オリンピックでできた村
「山村」……山でできた村
「寒村」……寒さでできた村
「松下村塾」……松下さんが村に作った塾
「村立小学校」……村が立てた小学校
「市町村合併」……合併して村ができることがない不思議な現象
「村相撲」……市相撲と町相撲は、どこ?
「村会議員」……村の会議のメンバー
「村長」……村の長さ

【ただいま読書中】『灰色の監視者 ──ノーチラス号の冒険(8)』ヴォルフガンク・ホールバイン 著、 平井吉夫 訳、 創元社、2008年、1000円(税別)

 自分が撃った魚雷に当たってしまいノーチラス号はボロボロです。マイクは、連日の修理に疲れ切ると同時に、セレナの関心を独り占めにしている父親のアルゴスに対する嫉妬から心身共にボロボロです。
 不思議なことが連続します。サメが集団でマイクを襲い、ノーチラス号の修理を誰かがやってくれています。黒猫のアスタロスも様子が変です。さらに、ノーチラス号が盗まれてしまいます。マイクたちは必死に追いかけて乗り移りますが大穴が開いた状態で潜行。さらにサメの大群がノーチラス号につきまといます。さらに、精神的な呪縛が乗組員全員を包み込みます。
 深海から石化した死体を引き上げたあと、サメにびっしり周りを取り囲まれた状態でノーチラス号はよろよろと進み続けます。そして無人島でアトランティス人とサメ人間が出会うことになります。
 手がかりはたっぷり散りばめられているのに、誰も本当のことを話さない、あるいは都合の良い真実だけを話すものですから、ことの真相はなかなかわかりません。マイクたちをだましていた(自由に操っていた)アルゴス自身も、まるで誰かの操り人形のようです。一体ノーチラス号とこの物語はどちらに向かって進んでいくのか、次巻が楽しみです。