高速道路で「15kmの渋滞」にはまったとき、「こんなにとろとろ進んでいたら、注意力が散漫になりそうだ」と言ったら、「だったらふだんは6万?」と言われました。我が子ながらこんな突っ込みをしてくれるとは、嬉しいような悔しいような。
【ただいま読書中】『生活に溶けこむ北欧デザイン』萩原健太郎 著、 誠文堂新光社、2008年、1800円(税別)
まずは「北欧を代表する10人のデザイナー」がまとめて紹介され、それからデンマーク・スウェーデン・フィンランド・ノルウェー各国のデザイナーと企業が次々紹介されます。「これが“北欧デザイン"の典型」というものがあるのかどうかは知りませんが、なかなか魅力的なフォルムの作品が次々登場して、目を飽きさせません。
本書で特に私が興味を持ったのは「椅子」です。ソファにしてもチェアにしても、まあこれだけいろんなデザインができるものか、と感心します。感心するだけではなくて、実際に座ってみたくなります。現代美術館とか工芸技術館だったらこういった椅子が並んでいそうですが、いっそ「近代的な椅子専門の博物館」なんてものがあっても面白そうですね。