The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ピション・ラランド1953年!

2007-07-11 06:25:02 | ワイン
わたくし、あと3日後には54歳をむかえることになります。
先日のオテル・ド・ヤマダに誕生年のラランドを出しました!!

1953年!ブロードベントに言わせれば、
「素晴らしい当たり年、最も魅力的で、最高にエレガントなクラレットの理想の姿」
とのこと・・・

この53’ピション・ラランドはボルドーは『Gランクリュ・Mグナム』社から、
平行で手に入れたものでした。
もう10年以上も前の事になります。
その当時で2本の購入でした。

確かに以前開けた一本は、本格的なポーイヤックの表情も見せて、
清々しい西洋杉や、熟し切ったプラム、
妖しげなアジアンの香料もたっぷりと楽しめた代物!
フルーツはしなやかで流麗、スタイリッシュにまとまったラングザン夫人のスタイルでありました。

ただし、R.P.氏も一定の評価をしていますが、
53年を88年に飲み、「輝かしくも退廃的、50年代の成功例、しかし程なくグラスの中で崩れ去ってしまう」

大事にしまっていた一本でしたが、
もはやそうゆう時期にさしかかっている、という事でしょうか?

参加の皆さんはやはり名だたる『ワイン・ヒート』!
そのような状態も、むしろグランクリュの古酒のそれもありえる事を理解し、
楽しんでくださった様です。
とくにもTチャンマンのワインを扱う物としての経験談は、
なるほど!と参考になりました。

熟成し切ったガーネットの液体を眺めながら、
54年の歳月に思いを馳せ、
『俺は何をして来たんだろう?』考えるこの頃です!

これって男の更年期かな・・・??