モレ・サン・ドニに存在する、いかにも対称的な二つのグラン・クリュがあります。
それは『クロ・ド・タール』と『クロ・デ・ランブレー』!
この2002年物が先日の「ZOOの会」に並びました。
どこが対称的なのか?
まずはドメーヌの成り立ちが違います。
歴史的にも、いわゆる『テット・ド・キュベ(特級)』として1855年のコート・ドールの格付けに選ばれた「クロ・ド・タール」!
同時に選ばれたのが、ジュブレイ村のシャンベルタン、シャンボール村のミュジニー、フラジェ村のグラン・エシェゾー、ヴォーヌ村のロマネ・コンティ、ラ・ターシェ、リッシュブール、ラ・ロマネなんだから驚きです!
なんとモレ村の代表はクロ・ド・ラ・ロッシュではなかったわけです!
この評価を見るに付け、土地のポテンシャルの卓越ぶりが想像できるわけであります。
一方1981年に昇格された二番目に新しいグラン・クリュが『クロ・デ・ランブレー』!どうもこちらは過去の評価、世評があまりかんばしくありません!
もちろん『クロ・ド・タール』もシルヴァン・ピティオが指揮を取る以前は、品質に難ありの評価でありました。
さてこの2本のグラン・クリュ、素性や今の味わいは違っても、
02’両者ともに美味しく頂きました。
まずは『クロ・ド・タール』!
濃密なヴァイオレットの色合いで、
あまやかなトップにはバラの香気が見え隠れします!
ブラッキーでジャミーなアロマには、
たっぷりのミネラルとドライトマトのニュアンスが・・・
緻密で流麗な味わいは正しくグラン・クリュの実力です!
良質なブルピノには、絶対あって欲しいフィネスと品格が存在します。
強いコンセントレーションと甘苦のフィニッシュが五年待ちを示唆しているでしょう!
一方今飲むのなら、『クロ・デ・ランブレイ』でしょう!
色合いが僅かに薄く、グラスの外観はまるでオーガニックでしょうか?
ミネラリーなトップに、甘いプラムのジャムの香気!
微かなプロヴァンスのハーブと涼やかなミントが心地よし!
アジアンでエキゾティックなニュアンスが不思議な複雑味を演出しています。
味わいは、ある意味乱暴でゴージャス!
直情的に訴える果実のリオのカーニバルってところでしょうか?
80年代の物とは随分違います!
こんな風に2本を飲めるのも、おそらくZOOとあの会だけ?
でしょう・・・
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『クロ・ド・タール』は02’でこれですから↓
それは『クロ・ド・タール』と『クロ・デ・ランブレー』!
この2002年物が先日の「ZOOの会」に並びました。
どこが対称的なのか?
まずはドメーヌの成り立ちが違います。
歴史的にも、いわゆる『テット・ド・キュベ(特級)』として1855年のコート・ドールの格付けに選ばれた「クロ・ド・タール」!
同時に選ばれたのが、ジュブレイ村のシャンベルタン、シャンボール村のミュジニー、フラジェ村のグラン・エシェゾー、ヴォーヌ村のロマネ・コンティ、ラ・ターシェ、リッシュブール、ラ・ロマネなんだから驚きです!
なんとモレ村の代表はクロ・ド・ラ・ロッシュではなかったわけです!
この評価を見るに付け、土地のポテンシャルの卓越ぶりが想像できるわけであります。
一方1981年に昇格された二番目に新しいグラン・クリュが『クロ・デ・ランブレー』!どうもこちらは過去の評価、世評があまりかんばしくありません!
もちろん『クロ・ド・タール』もシルヴァン・ピティオが指揮を取る以前は、品質に難ありの評価でありました。
さてこの2本のグラン・クリュ、素性や今の味わいは違っても、
02’両者ともに美味しく頂きました。
まずは『クロ・ド・タール』!
濃密なヴァイオレットの色合いで、
あまやかなトップにはバラの香気が見え隠れします!
ブラッキーでジャミーなアロマには、
たっぷりのミネラルとドライトマトのニュアンスが・・・
緻密で流麗な味わいは正しくグラン・クリュの実力です!
良質なブルピノには、絶対あって欲しいフィネスと品格が存在します。
強いコンセントレーションと甘苦のフィニッシュが五年待ちを示唆しているでしょう!
一方今飲むのなら、『クロ・デ・ランブレイ』でしょう!
色合いが僅かに薄く、グラスの外観はまるでオーガニックでしょうか?
ミネラリーなトップに、甘いプラムのジャムの香気!
微かなプロヴァンスのハーブと涼やかなミントが心地よし!
アジアンでエキゾティックなニュアンスが不思議な複雑味を演出しています。
味わいは、ある意味乱暴でゴージャス!
直情的に訴える果実のリオのカーニバルってところでしょうか?
80年代の物とは随分違います!
こんな風に2本を飲めるのも、おそらくZOOとあの会だけ?
でしょう・・・
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『クロ・ド・タール』は02’でこれですから↓