The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

シャンボール・ミュジニーの本当のテロワとは?

2008-08-11 22:06:46 | ワイン
なるほど、シャンボール・ミュジニーはジュブレイ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネより、果実の堅固さやスケール感では見劣りするわけですが、だからと言ってそれが軽さや凡庸さと取り違えてはいけません!

大概のシャンボール・ミュジニーは常に底力を秘めていて、
シャンボール経験の少ないワインヒートの皆さんは、その意外さに驚かされることもあるでしょう。

今回の村名格の99’ジャン・タルディの物も肉厚な果実と、
カシスやチェリー系のアロマたっぷりで、そのジュブレイっぽさに意外と思った人はワタクシだけではないでしょう!

本当の繊細さや品格はシッカリとした味わいが先ずあり、
その上で惚れ惚れするような調和がある・・・ということですが、
それはシャンボール・ミュジニーでもほんの一握りなんですね!

すなわち、秀逸な造り手による『ル・ミュジニー』やそこへ近接する『レザムルーズ』ということになります。

ですから、フックラした村名クラスやモレ風の青系果実の風味の強いプルミエ・センティエなどと出くわす事もあるわけです。

いずれ、最後のヴォギュエの99’プルミエ・クリュが色々教えてくれたような気がいたします。

いかがでしょうか?

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さて、99’ジャン・タルディのシャンボール・レザテはここで↓