The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2002 ポマール 1er Cru ソーシア ジャン・マルク・ボワイヨ

2014-01-26 21:56:18 | ワイン
漏れ聞く話では、この造り手は『エティエンヌ・ソゼ』の孫とのことですが、
『ピュリニー・モンラッシェ ルフェール』などの地所を持っている事を聞くにおよび、
なるほど白ワイン中心のドメーヌなわけだ!と思っていた。

もちろん、ここの白ワインは秀逸で、まさしく評判が良いのも確か!

で、ほぼ発作的に、ブルゴーニュを開けることになって、
このドメーヌを選んだわけですが、その昔ここのヴォルネイを飲んだことを思い出して、
問題は熟成期間だなー、と考えていた。

それはナゼかと言いますと、若すぎるここのワインに当たったときは、
まず料理とのマリアージュが必須となりまして、それだけで飲む羽目になれば、
酸味が勝って、蛸のような御口で飲まにゃあならんわけ(笑)

でこのワインは『2002年』で、ビッグなヴィンテージではあるけれど、
およそ12年目の熟成期間を要していて、飲める状態になっているだろうと、
期待に胸は膨らむばかり・・・



はたして、飲んでみますと、確かに酸味バランスではあるけれど、
それと調和する底味とエキスが拮抗する。

そこへもってきて、熟成したブルピノだけが持ちうる、妖艶で、優美なブケがすばらしい!

麝香、土の風味に鉄分を感じ、
そこへ東洋風の香辛料、セミドライのプラムにカラントも楽しめる。

この香りだけで、元を取った気分なんですね・・・

その日は『ポトフ』などに合わせましたが、実に美味しくいただきました!

ワインとしてはタイプではないけれど、今日のブケには驚かされて、
今一度挑戦してみようと思っておりまする。

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