サハリンも秋刀魚の季節

ロシアの人々は秋刀魚を焼く・煮る・干す等の食文化は余りありません。
魚は全て缶詰にして消費に回されます。

今年は秋刀魚の漁獲量も多く例年に無く缶詰工場はフル生産です。
工場の生産機材は主にドイツ製を使用しています。
この工場は、年間通して「イクラ・カラフトマス・タラバ蟹」の製造を行っています。
国内の販売先は大都市モスクワなどですが、輸出用には韓国、日本「数は少ない」、
アメリカ、カナダ、ドイツなどです。

世界の珍味に挙げられるロシアの逸品「キャビァ」の生産も視野に入れている様です。でも、ロシア政府の輸出制限品目である「キャビァ」は当分の間、製造は見送る方針との事です。
秋刀魚の「一缶２４５ｇ」価格は１８０円程で販売されています。
あくまでも「缶詰」は冬季保存食としての役割でしかありません。
しかし、サハリン市民の一部には、日本の寿司文化が浸透していて「活きの良い秋刀魚」の寿司も食べています。

この工場では、秋から年末に掛けて秋刀魚の他「カラフトマス・タラバカニ」の生産が本格的に行われます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サハリンマン