中国向けの政府開発援助(ODA)見直しに関する政府の内部指針が12日、判明した。
実施中の援助計画の大半を占める環境、衛生関連プロジェクトについて「今後も継続する」と明記。
2012年度の対中国ODA予算は、46億円だった11年度比で実質3億5千万円(7・6%)減にとどめ、42億5千万円となる。
中国の急速な発展を理由に、前原誠司前外相が在任中に指示した大幅削減は見送られた。
外務省は「大幅削減に踏み込めば、改善の兆しが見えてきた日中関係を再び悪化させかねない」(幹部)と判断した。政治主導で打ち出した削減方針が尻すぼみに終わることも予想される。
対中国ODAは、即刻中止すべきと考える。
その理由、経済大国としての中国を正視すべき時期である。
オリンピック・万博・開催 新幹線開通 等、国際的な進展がみられる。
我国は、東日本大震災に見舞われ経済的にも、苦境にいたっている。
日本外務官僚は、「金で対中国問題を解決させようと」努力している姿が情けない。
対中国には、戦中処理「迷惑料」として支払う金であれば、戦後派としてそれは認める。しかし、前原元外務大臣が「大幅削減」策を講じたのに、官僚が勝手な行動に出るとは甚だ遺憾な事である。 この様な外務官僚を排除する事が先決である。
ニュースの「言葉」
ODA(2004年3月9日)政府開発援助の英語の頭文字。政府によって供与される援助で、発展途上国の経済自立や福祉の向上に役立てるのが主な目的。援助形態には、資金を供与する無償資金協力や低利、長期返済という緩やかな条件で資金を貸し付ける有償資金協力などがあり、有償は円で貸し付けるので通称「円借款」と呼ばれている。終戦後、援助を受ける側だった日本は1958年に初めてインドに対し円借款を供与、援助国の仲間入りした。
政府開発援助(2006年1月16日)途上国や紛争・災害で疲弊した国家に対し、インフラ整備や人道支援を目的に行う援助。/(1)/地下鉄建設などに長期の低金利融資を行う円借款/(2)/校舎や人道物資の贈与などの無償資金協力/(3)/国際協力機構(JICA)の実施する人材派遣など技術協力―がある。日本の2004年実績は9627億円で世界2位。
サハリンマン