「原発事故を、逃げなくて報道したから偉い」とある報道機関のトップは話したと聞きました。
報道は逃げなかったことを賞賛される商売柄ですから、ご説ごもっともともいえます。
しかし、もっと大切な視座を、この人物は完全に欠いています。
報道機関というのは、より的確に国民に迫る危険を伝えねばならないと言うものです。
それが、本当にできていたのかどうかがポイントであって、その余のことはどっちでもいい話です。
そこができているのなら、なにを言っていてもよいですが、そこができていなければ、何一つ意味がありません。
というか存在価値がありません。
僕が考えてみても、日本の報道機関で、このポイントをクリアした大手報道機関は皆無と思います。
多分、全部駄目です。全部駄目という認識から出発できない人は、現実の人々の意識を何も理解していないと私は思います。
というのも、いろんな形での身体症状の報告が、いくばくかでも原発事故の影響だったとすると、その報道対応を誤ったことで、被害を拡大した可能性は否定できませんから。
最近、気になっていることは、首都圏で、重病に近い報告が複数きていて、もちろん、それが全て関係があるかどうかは、わかりません。わかりませんが、気になることは、気になるのです。
まず、第一に東葛地域を中心に二十代から四十代の心臓死の報告が、この夏の事象として、何例もきています。もちろん、それまで病歴のない方ばかりです。当然ながら、若年の心臓死も世の中にはありますから、偶然の事象が、僕のところに何例も寄せられている可能性もあります。ただし、偏在的にこの地域からの報告が多いです。報道された流山の女性の話もありましたね。また、他のエリアでも、同一の会社内の複数事例など、いくつか気になるケースがあります。心筋や心臓に放射性物質が与える影響は大きいと僕はみています。こうした事が、割合に短いスパンでおきることなのかどうなのかは、僕にはデータはありません。しかし、チェルノブイリの症例が、あの国家体制の中で、情報統制がしかれ、それでも数年で事態があかるみになったことを考えますと、いろいろ問題があっても情報が行きかう日本のような国では、早く出てくる気がします。胸が痛いということが突然おきはじめている感覚の報告です。
第二に、世田谷区内で、紫斑病などにかかる子どもが増えている現象の報告があります。これは、情報を精査していますが、その類の病気が周辺で頻度を増していれば、注意は必要と思います。重症化したケースも聞きます。
第三に、肺の疾患が思わぬ形で起きているという報告です。これは東葛地域でよく聞きますし、都内全域で話があります。これも世田谷で子どもで重症例の報告も聞いています。肺の疾患は、ダメージがあれば心臓と同じく、反応が出やすい臓器と思います。
第四に生殖関連の異常。女性の生理周期の異常にとどまらず、具体的な臓器の異常などの報告もあります。これは、かなり多いと思います。そして、出産にまつわる事の報告もきています。
第五に筋肉が痛むような現象の報告です。なにもしていないのに、体の筋肉のある部分が痛くなると言う話です。心筋とも共通性があるのかもしれません。
第六に親指の付け根が突然痛くなるという話もきています。これは詳細はまだわかりません。
いずれにしても、これまで特におかしくなかった方々が、一定水準を超えておかしな事象がおき始めた場合に、何かのシグナルかもしれませんので、是非教えていただきたいです。複数症例の場合、可能性はさらに大きくなります。
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三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。
講演依頼など、様々な問い合わせは、まずメールでお願いします。また、具体的なご相談も、コメント欄でなく、直接メールしてください。僕と話したい方は、直接メールが早いです。スカイプや電話でも対応しますから。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
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9/23(金・祝)と9/24(土)に広島県の福山市と尾道市で講演会に伺います。
木下黄太講演会 IN 福山・尾道
「放射能ほんとうに大丈夫?」
東日本大震災が西日本に与えた影響、未曾有の大震災と原子力発電所の事故から半年あまり。お米や牛肉の汚染や、震災廃棄物の広域処理など「心配ありません」と言われているけど本当に大丈夫なの?
震災以降独自の取材を続けておられる、木下さんをお迎えして、実際の現場から見えてきたものをおうかがいします。
9月23日(金・祝)
午後5時30分~8時(開場5時)
広島県民センターふくやま文化交流室
住所:福山市東桜町1番21号(福山駅より徒歩5分、市役所北側)
TEL:084-921-9200
参加費:500円(資料代含む)
定員:120名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 福山、申し込みは極力メールでおねがいします。
080-5609-1651
メール:hukuyama9@gmail.com(にった)
9月24日(土)
午前10時30分~午後0時30分 (開場10時15分)
尾道商業会議所記念館2F議場
住所:尾道市土堂1-8-8(JR尾道駅より商店街を徒歩5分)
TEL:0848-20-0400
参加費:500円(資料代含む)
定員:75名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 尾道、申し込みは極力メールでおねがいします。
090-9148-2155
メール:hamadendenden@mail.goo.ne.jp(浜本)
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ツイッターでも情報は流していますが、ブログとは性格の違うツールとして使っています。必要な方はフォローしてください。https://twitter.com/#!/KinositaKouta
『放射能防御プロジェクトによる全国土壌調査:追加募集!!』
西日本土壌調査の追加調査を行います。
今回の対象は、九州、沖縄、そして西日本でないですが、北海道です。
募集件数は60箇所程度です。
奈良と和歌山の山間部、敦賀湾エリア。高知県室戸エリア。
先に行われた「首都圏土壌調査」「西日本土壌調査(先行)」に倣って、
指定日に参加者がそれぞれの場所で土壌の採取を行い、
分析機関に送って測定してもらう方法で行います。
先行して、希望者のマップを作成します。
1.検査料は自費でお願いします。
(検査料15,750円+送料・振込手数料)
2.採取場所はなるべく私有地でお願いします。
(公園・学校等は許可が必要になるので、許可が取れた場合のみ可能です。)
3.公表については○○市○○町○○丁目までとし、個人名は出しません。
上記条件で希望される方は、
下記5点を明記してメールでご連絡ください。
1.氏名
2.住所
3.電話番号
4.メールアドレス
5.土壌調査したい場所
《連絡先》w_chousa@yahoo.co.jp
「追記」
加工食品の原材料がどこのもので、さらにいつごろのものなのかで、内部被曝する可能性の有無を確認できる可能性があります。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b8c8f85c5ce80be6f2fafabcf0c8f66eこの記事のコメント欄で、それに特化した形でコメントをしてください。ネットからの二次情報でなく、ご自身が直接調べた情報をコメントしてください。この際、注意していただきたいのは、個別企業の批判的なコメントは一切書かずに、客観的に事実情報をまとめる形で作りたいです。下記のスタイルで書き込みを。
①企業名
②商品名
③製造場所(この記号はどこの工場までわかれば)
④主要な原材料
⑤原材料の産地
⑥賞味期限などから製造年月日がいつで、原材料の調達がいつか。
⑦放射能対応の有無、具体的な対応
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