会社の先輩にN氏という兼業農家の人がいた。彼は定年退職して専業農家になった。
現役時代からN氏は田植えや稲刈りの時期には有給休暇を取得していた。就業規則では兼業は禁止されているがなぜか農業に関してはお咎めが無い。他の企業や公務員も同様だろう。
私の年金が確定したのでこれをベースにしてN氏の生計を推定してみよう。
企業年金は60歳から64歳まで年間180万円ある。厚生年金は60歳以降年間130万円で、基礎年金は65歳以降年間70万円だ。つまり年金総額は60歳から64歳までは310万円、65歳から69歳までは380万円、70歳以降は200万円となる。N氏は私より年上なので基礎年金の支給開始がもっと早く、多分63歳から満額の380万円を受給していたと思われる。
N氏の場合はこれに農家の戸別所得補償と転作奨励金が加わる。何と恵まれた老後だろうか。これなら米を売る必要は全く無い。減反政策に協力して耕作を放棄すれば不労所得は更に膨らむ。勿論、米を作って売るという選択肢もあるが、年金を削られないためには極力売らずに親戚と物々交換をしたほうが得だろう。
専業農家は高齢者が多いがそのうちの少なくない人がN氏のような優雅なリタイヤ組だろう。定年後のレジャーや暇潰しとして農業を営んでいるリッチな農家に対する過剰な補助金は税金の無駄遣いだ。
現役時代からN氏は田植えや稲刈りの時期には有給休暇を取得していた。就業規則では兼業は禁止されているがなぜか農業に関してはお咎めが無い。他の企業や公務員も同様だろう。
私の年金が確定したのでこれをベースにしてN氏の生計を推定してみよう。
企業年金は60歳から64歳まで年間180万円ある。厚生年金は60歳以降年間130万円で、基礎年金は65歳以降年間70万円だ。つまり年金総額は60歳から64歳までは310万円、65歳から69歳までは380万円、70歳以降は200万円となる。N氏は私より年上なので基礎年金の支給開始がもっと早く、多分63歳から満額の380万円を受給していたと思われる。
N氏の場合はこれに農家の戸別所得補償と転作奨励金が加わる。何と恵まれた老後だろうか。これなら米を売る必要は全く無い。減反政策に協力して耕作を放棄すれば不労所得は更に膨らむ。勿論、米を作って売るという選択肢もあるが、年金を削られないためには極力売らずに親戚と物々交換をしたほうが得だろう。
専業農家は高齢者が多いがそのうちの少なくない人がN氏のような優雅なリタイヤ組だろう。定年後のレジャーや暇潰しとして農業を営んでいるリッチな農家に対する過剰な補助金は税金の無駄遣いだ。