民主党の小沢一郎氏は3日に「今の政治状況で総選挙が実施されればどの党も過半数を取れずに大混乱になる」と言った。小沢氏の見識を疑う。彼は数による支配しか考えていないようだ。
どの党も過半数を取れないことは望ましいことだ。どこかの党が過半数を取るから4年間に亘って数に頼った暴挙が続く。過半数に満たない政党による連立政権こそ国民のための政権となり得る。
一党が過半数を占めればその党の党首による独裁が始まる。国民目線を持たない首相の存在こそこの国を大混乱に陥らせるということはここ数年の政治が証明している。
連立政権ならば政党同士で政策協定を結ぶ必要が生じる。このことによって政策はガラス張りとなり、一方がその協定に背いた場合は連立内閣は解消される。ここに一党支配とは違った緊張が生まれる。1度選挙に勝てば4年間安泰になるのではなく常に世論および他党の批判に直面することになる。
ヨーロッパでは殆んどの国が連立政権だ。そのために例えばドイツの「緑の党」のような弱小政党がキャスティングボートを握るということも起こる。
付和雷同の大連立は一党独裁と同じようなものであり国民の利益を損なうが、複数の政党による連立政権は国民の期待を叶えるために最も適した権力構造となり得る。
どの党も過半数を取れないことは望ましいことだ。どこかの党が過半数を取るから4年間に亘って数に頼った暴挙が続く。過半数に満たない政党による連立政権こそ国民のための政権となり得る。
一党が過半数を占めればその党の党首による独裁が始まる。国民目線を持たない首相の存在こそこの国を大混乱に陥らせるということはここ数年の政治が証明している。
連立政権ならば政党同士で政策協定を結ぶ必要が生じる。このことによって政策はガラス張りとなり、一方がその協定に背いた場合は連立内閣は解消される。ここに一党支配とは違った緊張が生まれる。1度選挙に勝てば4年間安泰になるのではなく常に世論および他党の批判に直面することになる。
ヨーロッパでは殆んどの国が連立政権だ。そのために例えばドイツの「緑の党」のような弱小政党がキャスティングボートを握るということも起こる。
付和雷同の大連立は一党独裁と同じようなものであり国民の利益を損なうが、複数の政党による連立政権は国民の期待を叶えるために最も適した権力構造となり得る。