日本では消費が不振だ。金を使わずに貯める人が増えている。それは、金は使うことによって目減りするからだ。1万円札は使うまでは1万円の価値を持つ。しかしそれで服を買えば目減りする。その服は5千円でも売れないからだ。金を物に換えれば資産は減る。これは市場経済ではやむを得ないことだ。売価にはマージンが含まれており一般に商品原価は5割以下だ。薬や化粧品に至っては1割以下とさえ言われている。購入という活動は資産価値を減らすことに繋がる。従って人は必要に迫られるまで購入を遅らせようとする。腹が減るまで食べないし家電は壊れるまで使う。
どうしてこうなったのだろうか。デフレのせいだ。インフレの時代には早く買ったほうが得だった。今1,000円で買える品が翌日には1,100円に値上がりするかも知れなかった。1,000円の商品の原価が500円であろうとも1,100円で買わされるよりはマシだった。買うことを躊躇していれば損をするから人は急いで購入した。
ハイパーインフレは困るが緩やかなインフレなら好ましいということだろう。物価が上がれば売上が増え給料も上がる。物価を抑制しようとし過ぎれば景気は停滞する。同じ程度ならデフレよりもインフレのほうが好ましい。もっと早くインフレ目標を定めるべきだったと思う。
どうしてこうなったのだろうか。デフレのせいだ。インフレの時代には早く買ったほうが得だった。今1,000円で買える品が翌日には1,100円に値上がりするかも知れなかった。1,000円の商品の原価が500円であろうとも1,100円で買わされるよりはマシだった。買うことを躊躇していれば損をするから人は急いで購入した。
ハイパーインフレは困るが緩やかなインフレなら好ましいということだろう。物価が上がれば売上が増え給料も上がる。物価を抑制しようとし過ぎれば景気は停滞する。同じ程度ならデフレよりもインフレのほうが好ましい。もっと早くインフレ目標を定めるべきだったと思う。