人類はこれまで何を食べていただろうか。3期に分けて考える必要がある。①火を知らない時代②火を使いこなす時代③農耕時代。
①火を知らない時代・・・現代人な何を生のままで食べているだろうか。果実、魚、生野菜、母乳、これぐらいしか思い当たらない。これでは不充分だ。原始人類は現代人が生では食べない物も食べていただろう。イヌイット(エスキモー)のように生肉も食べていただろうし、多分昆虫も食べていただろう。イヌイットは内臓も生で食べるが、これは極北の寒冷地だから可能な食事であり、温暖な土地で生の内臓を食べれば細菌に感染する可能性が高い。肉食動物とは違って人類は細菌に弱いから生の内臓は食べられなかっただろう。人類にほぼ共通する内臓に対する嫌悪感はこの時代に培われたのではないだろうか。つまり内臓を食べたがった人は感染症に罹って淘汰されたと考えられる。
②火を使いこなす時代・・・人類は加熱して食べる唯一の動物だ。加熱によって一部の栄養素が損なわれるがそれでも加熱を選ばざるを得ないほど細菌に弱いということだ。加熱によって細菌を殺せば食生活は豊かになる。感染症が減り栄養摂取量が増えれば脳の進化が可能になる。現代人の脳の重量は2%に過ぎないがエネルギーの20%を消費するとてつもなく高燃費な臓器だ。大きくなった脳を守る頭蓋骨も重くて負担になる。エネルギーの補給が不充分であればこれらはお荷物にしかならないところだ。脳を持て余さなくなった人類は更に高い文明のレベルに達する。
③農耕時代・・・農耕を始めることによって人類の栄養状態は更に改善された。しかし農耕の中心となった米や麦の栄養価は決して高くない。炭水化物に偏っているからだ。これらは栄養価が優れているからではなく再生産される量が多く保存性が高いから広く全世界に伝播したのだろう。
人類はずっと雑食動物だ。雑食動物でありながら細菌に弱い。肉食動物のように生の内臓を食べれば細菌による感染症に罹る。人類は免疫力が弱いから加熱殺菌を始めその結果更に免疫力が弱くなったと考えられる。
多分、人類は元々は多くの猿と同じように果実を主食とする動物だったのだろう。加熱せずに食べられる果実こそ人類のソウルフードだ。動物に付着する細菌に弱かった人類が加熱という安全策を選び、このことが淘汰圧を弱めて一層細菌に弱くなった。細菌に弱いということは動物としての大きな弱点だが今後人類が細菌に対して強くなるとは考えられない。抗生物質が効かない多剤耐性菌の増加は人類にとって最大の危機だろう。
①火を知らない時代・・・現代人な何を生のままで食べているだろうか。果実、魚、生野菜、母乳、これぐらいしか思い当たらない。これでは不充分だ。原始人類は現代人が生では食べない物も食べていただろう。イヌイット(エスキモー)のように生肉も食べていただろうし、多分昆虫も食べていただろう。イヌイットは内臓も生で食べるが、これは極北の寒冷地だから可能な食事であり、温暖な土地で生の内臓を食べれば細菌に感染する可能性が高い。肉食動物とは違って人類は細菌に弱いから生の内臓は食べられなかっただろう。人類にほぼ共通する内臓に対する嫌悪感はこの時代に培われたのではないだろうか。つまり内臓を食べたがった人は感染症に罹って淘汰されたと考えられる。
②火を使いこなす時代・・・人類は加熱して食べる唯一の動物だ。加熱によって一部の栄養素が損なわれるがそれでも加熱を選ばざるを得ないほど細菌に弱いということだ。加熱によって細菌を殺せば食生活は豊かになる。感染症が減り栄養摂取量が増えれば脳の進化が可能になる。現代人の脳の重量は2%に過ぎないがエネルギーの20%を消費するとてつもなく高燃費な臓器だ。大きくなった脳を守る頭蓋骨も重くて負担になる。エネルギーの補給が不充分であればこれらはお荷物にしかならないところだ。脳を持て余さなくなった人類は更に高い文明のレベルに達する。
③農耕時代・・・農耕を始めることによって人類の栄養状態は更に改善された。しかし農耕の中心となった米や麦の栄養価は決して高くない。炭水化物に偏っているからだ。これらは栄養価が優れているからではなく再生産される量が多く保存性が高いから広く全世界に伝播したのだろう。
人類はずっと雑食動物だ。雑食動物でありながら細菌に弱い。肉食動物のように生の内臓を食べれば細菌による感染症に罹る。人類は免疫力が弱いから加熱殺菌を始めその結果更に免疫力が弱くなったと考えられる。
多分、人類は元々は多くの猿と同じように果実を主食とする動物だったのだろう。加熱せずに食べられる果実こそ人類のソウルフードだ。動物に付着する細菌に弱かった人類が加熱という安全策を選び、このことが淘汰圧を弱めて一層細菌に弱くなった。細菌に弱いということは動物としての大きな弱点だが今後人類が細菌に対して強くなるとは考えられない。抗生物質が効かない多剤耐性菌の増加は人類にとって最大の危機だろう。
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