石山寺は滋賀の都・大津の南端に位置し、瀬田川の畔、伽藍山の麓にある名刹。境内にある硅灰石からなる石灰石岩ホルンフェルスは、石光山石山寺の名前の由来となった奇岩。石灰石が高温のマグマにより形成されたもので国の天然記念物に指定されています。石山寺のような平地に褶曲した層状石灰岩ホルンフェルスが露頭するのは珍しいそうです。また、寺の周囲には石切場跡があり今だ岩肌にはノミの痕が残っています。
紫式部が『源氏物語』の構想を練ったことから、ゆかりの地としても広く知られる湖国の古刹「石山寺」。このお寺が有名な理由の一つが平安時代を代表する作家・紫式部にあります。紫式部が石山詣で石山寺を訪れた時、作品の着想を得たことから、紫式部ゆかりの寺として知られるようになりました。
春の桜、秋の紅葉と並んで美しいのが、初夏に輝く青もみじ。青もみじの緑のグラデュエーション・春もみじとのコラボレーション・・・新緑が眩しい季節ですね。