淡い赤色の花を咲かせるケシ科の一年草、土壌を選ばず発芽・成長していきます。ケシ坊主が細長いのが特徴で、そこから「長実雛芥子(ナガミヒナゲシ)」と名付けられました。大きな円筒形の雌しべの中心には、たくさんの小さな雄しべが放射線状に伸びています。「雛」には「小さくてかわいらしい」意味から「かわいらしいポピー」といった印象ですね。
石山寺の学僧、朗澄律師が自分の死後は鬼となって仏法を守護すると誓ったことにちなむ法要が、毎年5月第3日曜に開催されます。門前に組立てられた杉の葉の大きな青鬼像の前で、法要が営まれ、青鬼おどり、青鬼太鼓の演奏、降魔招福祈願の大うちわによる「薫風の授与」が行われます。