伊藤光湖ヴァイオリン・リサイタルを聞いた。普段はパリを拠点に活躍しているのだが、毎年夏には故郷北海道へ帰って来て演奏活動を行っている。
札幌の「ちえりあホール」でのリサイタルも恒例になっている。8703は昨年のリサイタルはl聞くことが出来なかったのだが、2年ぶりに聞く彼女の演奏にはある種の風格が漂い、円熟期を迎えつつあることを実感した。
優れた演奏とともに、味わいのある語り口も我々を楽しくさせてくれる。彼女特有のさっぱり、爽やかな人柄が伝わり着実に光湖フアンが増えて来ている。
これからもその活躍は大いに期待されるのだが、そろそろ活動の拠点を日本に置いて欲しい音楽家の一人である、と8703は思っている。