少年少女合唱を育てよう！

北海道少年少女合唱連盟の存在はかねてより承知していた。そして、毎年一月に合同演奏会が開催されていることも知っていた。しかし、これまで一度も会場に足を運んだことは無かった。ところが最近、第２７回合同演奏会（２０１２年１月８日於かでる２・７ホール）のDVDが届いた。

そこで知ったのは、同連盟が重大な岐路を迎えていることであった。連盟の設立から、合同演奏会の開催等々を支えて来た某放送局が突然全てのことから撤退したとのこと。同局所属の少年少女合唱団までが連盟を脱退したそうである。奮起した関係者が結束して第７回合同演奏会を手づくりで成功させた。その様子をDVDを通して垣間見ることが出来た。

全道各地からやって来た９組の少年少女合唱団が、それぞれ単独で、または合同で力いっぱいの演奏をしている姿に感動した。そして、指導する人たちへの尊敬の念を抱いた。かねてより、小学校における合唱指導の実態に大きな関心を持っていた８７０３であったが、少年少女合唱団のことについては存在を知るのみで、ほとんど無知であった。

合唱連盟としても、今まで以上に少年少女合唱団の育成に力を注ぐ必要を感じている。全道的（全国的）に、色々な事情から小学校における合唱指導には限界があるようで、なかなか輪は広がらないというのが実情である。しかし、合唱界の将来にとって少年少女の存在は貴重であり、少年少女合唱団の育成は重要課題であると言えよう。８７０３もこれまで以上に熱い視線を送るつもりである。