思いつくままに自説を書き綴る、文字通り独り言なので個人的見解であったり感想であったりという雑記帳のようなものである。(以前、時々「腑に落ちないこと」というタイトルで書いていたが、腑に落ちること?も含めての独白である)。今回は各種コンクールが一段落したようなので、コンクールについて独白してみる。
*日本人はコンクールが好き?という説を見聞きしたことがある。はたしてそうなのか?私は外国の状況について詳しくは知らないので、個人的には断定できない。ただ自分が歌い手として、指揮者として、審査員としてコンクールに参加していたことを振り返ると、全般的には心地よい思い出は無いような気がする。もちろん、高校生と共に何度か参加した全国大会の思い出などは忘れることはない。しかし、課題曲、自由曲を飽きるほど歌いこむあの経験は私の性分には適していなかったと今でも思っている(合唱団の力量アップには価値があることは当然であるが)。一方、定期演奏会は楽しかった。やはり、音楽は楽しむことが一番である。
審査員も長く経験してきたが、審査をしていてもっとも辟易したのは何十団体が出場していても1位から最下位まで順位をつけ、同点が許されないという方式であった。ごく最近やらせてもらった審査員では同点ありということで、一位を複数つけてしまい、もしかしてヒンシュクを買ったかもしれない(笑)