私は一人で電車に乗っている時、窓の外の線路を眺めながら、この線路を作り電車を作った人々の事を思うことがある。
昔、この線路を一生懸命作ってくれて、電車を作ってくれた人がいるから、私達は今どこにでも行けるのだ。
なんでありがたいんだろう、と思う。
トンネル工事だってとても大変だったろう。
そんな昔の人々の努力のおかげで、今の便利な生活ができるのだ。
田んぼだって、大昔はただの荒地で土地の起伏もあったろうに、こんなにも平らにして広々とした田んぼを作ってくれたのだ。
そのおかげで、今の私たちは食べるのに困らなくて済んでいるのだ。
道路だって、誰かが作ってくれたおかげで、快適に車を走らせることができるのだ。
それを思うと、昔の人々に感謝しかない。
そして今、私達は自分たちのためでもあり未来の人々のために、道路を作り、橋をかけ、トンネルを掘り、新幹線を走らせる。
インフラだけではない。
ありとあらゆる生活に必要な電化製品やその他の製品が、今の私達を便利にし、未来の人々に受け継がれていく。
余計な物もある。
ゴミ問題は深刻だ。
昔の日本は貧しくて、飢饉で米が取れないと、農家は娘を売ったりしていたのだ。
今は、そんなことは夢物語となってしまったが、豊かで便利な生活が当たり前になりすぎて、昔の人々の苦労を思い出すこともなくなってしまったように感じる。