水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

くじけないで

2013-11-21 | 日記
今年、宝塚音楽学校百周年のイベントがスカステニュースで流れた時だったと思います。
八千草さんが出られてるのを見て、高齢ながら気品のあるたたずまいに感心し
「(花帆)杏奈ちゃんが、おばあちゃんになったら、きっと八千草さんみたいになると思う」
(娘は杏奈ちゃんの大ファン)などと娘と話していました。
すると昔のスターさんの写真が何枚か映り、その中に絶世の美女が
「すご~いメチャメチャ美人誰~?」
それが八千草さんの現役の頃の写真だったのです
いやー、びっくり私が知ってる頃にはすでに上品で美しい“おばさま”、って感じだったので。



以下、長いです。若干ネタバレしてるかも

「くじけないで」

泣かされる、ってわかってる映画は、滅多に見に行かないんですが
モデルになった、柴田トヨさんに少し関心があったのと、
そのトヨさんの役が八千草薫さんだというので、行ってみました
ただそれだけで
素敵な映画でしたねあざとく泣かせる感とかはなくて

出来損ないだけど優しいところもある、息子のすすめで詩を書き始めたトヨさん。
それにつれて記憶がどんどん遡って、トヨさんの人生の様々な場面が描かれます。
八千草さんは中年以降を演じられてました。かなりの年齢幅があったと思います

戦争中から戦後にかけての、若い頃のトヨさんを演じたのは壇れいさんでした
なるほど~、って思いましたよ。ナイスなキャスティング

この作品の戦争の描き方が、今までのステレオタイプな感じとは
ちょっと違う印象で良かったと思います。
出戻りで、ろくでなしの父親と母親を抱えて苦労しているトヨさんを、
偶然出会った大工の若者が見て、結婚を申し込むシーンが好き。

親兄弟も親戚も無く天涯孤独で、仕事で直しても直しても空襲で焼かれて
生きる意味も見いだせなくなって苦しむ若者。
防空壕のの中で震えながら肩寄せ合い、4人で手を握りあい、
家が焼けちゃったと嘆くトヨさんに、「4人いれば、きっと立ち直れる」
と励まし、若者を家族に迎え入れる母親の真っ当な強さに感動

子ども時代の奉公の場面も出てきますが、その時代時代がきちっと描かれてるのが地味にすごいです。

子どもの頃から苦労を重ねてきたトヨさんの人生はまるで日本版「女の一生」
「おしん」ほどの波瀾万丈さはないけれど(あれは沢山の人の体験をもとにしてますからね)
多くの日本女性がたどった道そのものでもあり、日本の社会の移り変わりが
ものすごくリアルに感じられて、ずっしりと重い物を感じました。

とはいえ暗い話ではなく、あちこちで笑えるエピソードもちりばめられていて
あったかくなる話でした。

息子役の武田鉄矢さんの、ダメっぷりがすごかった
(実際の息子さんとは違うかもしれませんが)
あれに比べれば、ウチのダンナはまだマシな方
おかげでちょっと元気になれました

派手さはないですが、とてもいい作品に出会えたなと思います






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情けない!最低の“野党”

2013-11-21 | 世の中
こんなに簡単に自民になびいて、秘密保護法を通しちゃうんだ
“野党”を名乗るのもおこがましいわね
そんなにヘラヘラと腰が定まらないから、有権者が離れるんじゃん
十年二十年たっても、政権取れるようには金輪際ならないって請け合うわ
存在する価値なんて無いんだから、解散しろ「みんな」も「維新」も
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