相変わらず花組「ポーの一族」に行けてないんですが
ポスターやら、初日映像やらを見ると、これはしょうがないよなぁ、と思ってしまいます。
イケコ氏が40年も待った、みりおちゃん(明日海りお)のエドガー。
妥協できなかったんですよね。そして、エドガーが妥協できなかったんだから、アランを妥協できるわけがない
かれーくん(柚香光)自身はどちらかというと、エドガー寄りのタイプだとは思ってますが、
みりおちゃんとの並びは、サイズ的にも、キキちゃんより遙かにイイ。
そしてキキちゃんは陽性過ぎて、いわゆる“耽美”が似合うタイプじゃないですから。
宝塚って温かい。けれど、シビアで残酷。
そんな世界で頑張ってる生徒さんたちを、いつもハラハラしながら見てる私たち
「ポーの一族」のNOW ONを見ていて、そんなことを考えてしまいました。
初めのころの役付きは、ある程度入団時の成績が左右するのかもしれませんが、
まぁ他にもいろいろありますねスポンサーとかもあるし…。
そして、実力があろうが無かろうが、人気があろうが無かろうが、劇団が上げると決めたら上げるんですよね~
そのあたりの裏事情は詳しくないですけど
成績もですが、序列がハッキリ出るのが、パレードの降り順や、本公演の「NOW ON STAGE」の座り位置。
「ポー」のNOW ONでは、みりおちゃんの隣は、娘1の、ゆきちゃん(仙名彩世)で、反対隣が、かれーくん。
つまり、2番手の位置です。
そして順に、あきらくん(瀬戸かずや)、ちなつちゃん(鳳月杏)、マイティー(水美舞斗)の並び。
あきらくん、ちなつちゃん好きな私としては、ちょっと複雑というか、葛藤がありますね
二人とも下級生の別箱で、2番手をやったりしてるので、あきらかに劇団が“別格”に位置づけてる、とはわかってるんですけど
あきらくんを差し置いて、キキちゃん(芹香斗亜)をいきなり花組の2番手にした時も、正直???でした
(その時点であきらくんは、バウの主演をしてなかったので、仕方ない面があったにしろ、
いきなり2番手羽根を背負わせたのには、かなりムッとしました)
男役として中途半端でしたし、“大きい”という以外の取り柄がわからなかった
歌・ダンス・お芝居、大きな穴も無いけれど、どれ一つとして、抜きんでたものも無い。
以前月組の、からんちゃん(千海華蘭)が谷先生に「お前は何でも平均に出来るけど、それは何も出来ないのと一緒や!」
と言われたという、まさにそのまんま要するに個性が無く、何の面白味も無い存在で、
その人事は劇団の勇み足にしか見えませんでした
なのでキキちゃんに対して、かなり辛辣な記事を書いたこともあります。
力量不足は歴然で、みりおちゃん(明日海りお)との体格差もあって、なんだかとってもバランスの悪い1、2コンビでした。
中日ベルばらのオスカルは、タカスペのパロディーみたいで、見るに耐えないものでしたし
これはキキちゃんだけのせいではなく、そもそもキャストのバランスが悪すぎで、このメンバーでベルばらをやった劇団が悪いんですが
今思うと当時、かなり叩かれたんじゃないでしょうかね
さすがに劇団もガラに合わない役をひかえたのか、この役が2番手?な役や、役替わりが続くことに。
東上公演も、なかなかやらせてもらえなくて、キキちゃんファンは、さぞやきもきしたでしょう。
そんなカリスタから3年近く。3年もあれば、驚くほど成長するのが下級生で
今は見違えるような、キキちゃんがいます
普通に歌えるレベルだった歌は、源氏の頃から急激に上手くなりました。
おおらかなスター性が、逆に役を薄っぺらいものにし、佇むだけで陰影や葛藤を醸し出すには引き出しが少なすぎましたが
今は役の複雑な性格を滲ませることが、出来るようになってきたと思います。
表面上は変わることなく、おおらかなキキちゃんに見えましたが、乗り越えてきたものがいくつもあるんでしょうね。
立派な2番手に成長して、このまま花組でトップになるんだろうな、と思ってた矢先の組替え。
キキちゃんのファンには、納得できない人もいるでしょうね。
でも、私にはチャンスに見えますね試練でもありますが
この3年で、実力は付いたと思います。でも、まだまだ人気が伴ってない。
というか、早すぎた2番手抜擢のせいで、花組時代にこれといって代表的な役が無い。
「邪馬台国の風」のクコチヒコはビジュアルは素晴らしかったんですが、なにしろ作品がねですし。
そこへこの組替えです。ゆりかちゃん(真風涼帆)との相性は、間違いなく良さそうです
花組で2番手になった頃に比べれば、実力も付きましたし、新米トップの、まかまど(真風、星風まどか)コンビをしっかり支えられるでしょう。
トップと対等に向かい合える、2番手として
ここ重要ですよね。その後の演目や、役を考える上で。
WSSのベルナルドは、すっごくイイ役です(主役のトニーを喰えるくらい)
前にも書いたことがありますが、キキちゃん自身はトニーキャラだと思います。
でも、今のキキちゃんなら、ベルナルドも出来ると思います。
そして次の大劇場お披露目の「天は赤い河のほとり」。
原作は読んだことないんですが話題作ですし、キキちゃんの役もカッコよさげです
この二役を、どう演じきるか、によって、大ブレイクも考えられますし、キキちゃんのターニングポイントになるんじゃないでしょうか。
ポスターやら、初日映像やらを見ると、これはしょうがないよなぁ、と思ってしまいます。
イケコ氏が40年も待った、みりおちゃん(明日海りお)のエドガー。
妥協できなかったんですよね。そして、エドガーが妥協できなかったんだから、アランを妥協できるわけがない
かれーくん(柚香光)自身はどちらかというと、エドガー寄りのタイプだとは思ってますが、
みりおちゃんとの並びは、サイズ的にも、キキちゃんより遙かにイイ。
そしてキキちゃんは陽性過ぎて、いわゆる“耽美”が似合うタイプじゃないですから。
宝塚って温かい。けれど、シビアで残酷。
そんな世界で頑張ってる生徒さんたちを、いつもハラハラしながら見てる私たち
「ポーの一族」のNOW ONを見ていて、そんなことを考えてしまいました。
初めのころの役付きは、ある程度入団時の成績が左右するのかもしれませんが、
まぁ他にもいろいろありますねスポンサーとかもあるし…。
そして、実力があろうが無かろうが、人気があろうが無かろうが、劇団が上げると決めたら上げるんですよね~
そのあたりの裏事情は詳しくないですけど
成績もですが、序列がハッキリ出るのが、パレードの降り順や、本公演の「NOW ON STAGE」の座り位置。
「ポー」のNOW ONでは、みりおちゃんの隣は、娘1の、ゆきちゃん(仙名彩世)で、反対隣が、かれーくん。
つまり、2番手の位置です。
そして順に、あきらくん(瀬戸かずや)、ちなつちゃん(鳳月杏)、マイティー(水美舞斗)の並び。
あきらくん、ちなつちゃん好きな私としては、ちょっと複雑というか、葛藤がありますね
二人とも下級生の別箱で、2番手をやったりしてるので、あきらかに劇団が“別格”に位置づけてる、とはわかってるんですけど
あきらくんを差し置いて、キキちゃん(芹香斗亜)をいきなり花組の2番手にした時も、正直???でした
(その時点であきらくんは、バウの主演をしてなかったので、仕方ない面があったにしろ、
いきなり2番手羽根を背負わせたのには、かなりムッとしました)
男役として中途半端でしたし、“大きい”という以外の取り柄がわからなかった
歌・ダンス・お芝居、大きな穴も無いけれど、どれ一つとして、抜きんでたものも無い。
以前月組の、からんちゃん(千海華蘭)が谷先生に「お前は何でも平均に出来るけど、それは何も出来ないのと一緒や!」
と言われたという、まさにそのまんま要するに個性が無く、何の面白味も無い存在で、
その人事は劇団の勇み足にしか見えませんでした
なのでキキちゃんに対して、かなり辛辣な記事を書いたこともあります。
力量不足は歴然で、みりおちゃん(明日海りお)との体格差もあって、なんだかとってもバランスの悪い1、2コンビでした。
中日ベルばらのオスカルは、タカスペのパロディーみたいで、見るに耐えないものでしたし
これはキキちゃんだけのせいではなく、そもそもキャストのバランスが悪すぎで、このメンバーでベルばらをやった劇団が悪いんですが
今思うと当時、かなり叩かれたんじゃないでしょうかね
さすがに劇団もガラに合わない役をひかえたのか、この役が2番手?な役や、役替わりが続くことに。
東上公演も、なかなかやらせてもらえなくて、キキちゃんファンは、さぞやきもきしたでしょう。
そんなカリスタから3年近く。3年もあれば、驚くほど成長するのが下級生で
今は見違えるような、キキちゃんがいます
普通に歌えるレベルだった歌は、源氏の頃から急激に上手くなりました。
おおらかなスター性が、逆に役を薄っぺらいものにし、佇むだけで陰影や葛藤を醸し出すには引き出しが少なすぎましたが
今は役の複雑な性格を滲ませることが、出来るようになってきたと思います。
表面上は変わることなく、おおらかなキキちゃんに見えましたが、乗り越えてきたものがいくつもあるんでしょうね。
立派な2番手に成長して、このまま花組でトップになるんだろうな、と思ってた矢先の組替え。
キキちゃんのファンには、納得できない人もいるでしょうね。
でも、私にはチャンスに見えますね試練でもありますが
この3年で、実力は付いたと思います。でも、まだまだ人気が伴ってない。
というか、早すぎた2番手抜擢のせいで、花組時代にこれといって代表的な役が無い。
「邪馬台国の風」のクコチヒコはビジュアルは素晴らしかったんですが、なにしろ作品がねですし。
そこへこの組替えです。ゆりかちゃん(真風涼帆)との相性は、間違いなく良さそうです
花組で2番手になった頃に比べれば、実力も付きましたし、新米トップの、まかまど(真風、星風まどか)コンビをしっかり支えられるでしょう。
トップと対等に向かい合える、2番手として
ここ重要ですよね。その後の演目や、役を考える上で。
WSSのベルナルドは、すっごくイイ役です(主役のトニーを喰えるくらい)
前にも書いたことがありますが、キキちゃん自身はトニーキャラだと思います。
でも、今のキキちゃんなら、ベルナルドも出来ると思います。
そして次の大劇場お披露目の「天は赤い河のほとり」。
原作は読んだことないんですが話題作ですし、キキちゃんの役もカッコよさげです
この二役を、どう演じきるか、によって、大ブレイクも考えられますし、キキちゃんのターニングポイントになるんじゃないでしょうか。